つじあやの
恋恋風歌 1. 桜の木の下で 2. ありきたりなロマンス 3. 明日によろしく 4. 月が泣いている 5. 雨音 6. 帰り道 7. ぎゅっと抱きしめて 8. 春の陽ざし 9. 風になる 10. 星に願いを 11. さよならを教えて |
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発売日 | 2003/5/21 | |
品番 | VICL-61129 | |
メーカー | Speedstar/VICTOR | |
価格 | \3,045(税込) |
ウクレレ・ポップの女王とあえて呼ばせてもらう。
つじあやのの4thフル・アルバムはスタジオジブリ作品『猫の恩返し』主題歌の「風になる」を含む全11曲38分。
癒し系の音楽と言うと、クラシックやその類のものを思い浮かべるが、ウクレレの暖かい音色と明らかにポップスといった感じのサウンドも癒し系ではなかろうか。
前3曲をカーディガンズやボニ―・ピンク、原田知世などでおなじみのトーレ・ヨハンソンが、後半8曲をDr.Strange
Loveのベーシストであり、奥田民生のサポートやCocco、GRAPEVINEを手掛けた根岸旨孝がプロデュースしている。
トーレ・ヨハンソンはいいとして、あの根岸がこんなにポップな作品に仕上げるのは意外だった。
つじ本人の人柄を曲に反映させるのが上手いプロデューサーなんだなと、つくづく根岸の凄さを思う。
シングル曲は1,2,5,9。
東洋の神秘的な象徴、桜を題材としたオーガニックな「桜の木の下で」、カルピスのCMのタイアップのせいか、カルピスのイメージしかない「ありきたりなロマンス」、雨漏りがオイル缶に落ちるようなウクレレが響き渡る「雨音」、猫の恩返しのイメージしかないポップな「風になる」と、これだけでもバラエティに富んでいます。
ただ、それ以外の曲はどれも似通っているのでコメントがけっこうしづらいです。
でも全体的なバランスはすごくいいですよ!
長距離をドライブするときにはBGMに使える、今の季節に良く合う作品です。
2003/7/3筆