椎名林檎
勝訴ストリップ 1.虚言症 2.浴室 3.弁解ドビュッシー 4.ギブス 5.闇に降る雨 6.アイデンティティ 7.罪と罰 8.ストイシズム 9.月に負け犬 10.サカナ 11.病床パブリック 12.本能 13.依存症 |
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発売日 | 2000/3/31 | |
品番 | TOCT-24321 | |
メーカー | Virgin/東芝EMI | |
価格 | \3,059(税込) |
1998年5月にデビューして以来、強烈な個性を発揮している御存知椎名林檎姫でございます。
本作は2000年3月に発売された2ndアルバムであり、オリコンでも文句無しの1位・年間では3位を獲得したロック色濃厚の代物であります。
このアルバムのすごいところが、「罪と罰」をヘソに「アイデンティティ」「ストイシズム」、「闇に降る雨」「月に負け犬」、「ギブス」「サカナ」、「弁解ドビュッシー」「病床パブリック」、「浴室」「本能」、「虚言症」「依存症」とタイトルが対象形になっている上に、収録分数が”55分55秒”となっているのがミソです。
アルバムの流れにはうるさい僕は1stの『無罪モラトリアム』はあんまり興味なかったんですけど、『勝訴〜』はドツボにはまりまくりました。
1はベースのイントロが印象的です。2は打ち込みをベースにしたアップテンポな曲。
3はボーカルにエフェクトかけていて、なに言っているか分かりません(笑)。
4はピアノの音が涙を誘うシングル曲。つなげてストリングスと林檎の声がマッチした5。
マンソンを意識したような6。ブランキー・ジェット・シティーの浅井健一が参加しているシングル曲の7。
中休み的な変な曲の8(爆)。林檎節爆発の9。ベースラインが強烈な10。
サビ以外は何言っているか分からない11。大ヒットシングルの12。
そしてさっぱりとした(物悲しいような)13で幕を閉じます。何という濃厚な”55分55秒”なんでしょう!
椎名林檎を聴かず嫌いしているアナタ、大変もったいないです。これだけは聴いておきましょう!
2001/6/20著
加爾基 演t 栗ノ花 1. 宗教 2. ドッペルゲンガー 3. 迷彩 4. おだいじに 5. やつつけ仕事 6. 茎 7. とりこし苦労 8. おこのみで 9. 意識 10. ポルターガイスト 11. 葬列 |
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発売日 | 2003/2/23 | |
品番 | TOCT-24942(CCCD) | |
メーカー | Virgin/東芝EMI | |
価格 | \3,059(税込) |
オリジナルとしては3年ぶりにリリースされた3rdアルバム。
上の『勝訴ストリップ』のレビューを書いて丸2年経っていますが、今読み返すと何だかなぁという気になりました。
何が「大変もったいないです」だ、馬鹿馬鹿しいとさえ思ってしまいます。
今回は、本当に音楽が好きな人間しか聴けない内容になっています。
でも、個人的には『勝訴〜』を余裕で越す作品だと思います。
初めて聴いたときは違和感というか、「あぁ、エレガントやねぇ。貴婦人になるとこういう音楽を目指したくなるのか」なんて思いました。
でも、何回か聴くと「宗教」のイントロが気になって気になってドンドンハマっていきました。
タイトルは前回と同様、「茎」(これは男性の性器という意味も兼ねているらしい)を中心に「宗教」「葬列」、「ドッペルゲンガー」「ポルターガイスト」、「迷彩」「意識」、「おだいじに」「おこのみで」、「やつつけ仕事」「とりこし苦労」と対になっている上トータルタイムが44分44秒(笑)
「またかよ」と突っ込みたくなりますが、アルバムの作り方としては一番手の込んだアーティストですよね、彼女は。
サウンド面に関しては打ち込みやサンプリングと生楽器を多用し、ライブでは忠実に再現することは不可能なスタジオアルバムになっています。
参加アーティストに関しても「宗教」「葬列」には百々和宏(MO'SOME TONEBENDER)、「迷彩」には渡辺等といった豪華な顔ぶれが。
個人的に好きな曲は「おだいじに」ですね。
シンプルなんだけど、メロディーラインがすごくキレイ。
あとは「意識」のイントロとかもドキドキ感があっていいかな。
「葬列」の後半もメチャクチャ好きなんだけど、中途半端に切れます(笑)
不完全燃焼になること間違いなしなので、リピートして「宗教」に戻すことが大切です。
実際、林檎の中でのアルバムのイメージは「虚無感から脱して、また虚無感に引き戻される」ということらしいので。
やっぱり僕はクセの強い音楽が好きです。
2003/6/9筆
加爾基 演t 栗ノ花(アナログ盤) SIDE A 1. 宗教 2. ドッペルゲンガー 3. 迷彩 SIDE B 4. おだいじに 5. やつつけ仕事 6. 茎(STEM) SIDE C 7. とりこし苦労 8. おこのみで 9. 意識 SIDE D 10. ポルターガイスト 11. 葬列 12. 映日紅の花(伍周年大感謝メモリヤル単曲) |
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発売日 | 2003/5/27 | |
品番 | TOJT-25152-53 (Analog 30cm) |
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メーカー | Virgin/東芝EMI | |
価格 | \3,939(税込) |
椎名林檎デビュー伍周年を記念して、DVDと同時発売された初回生産限定のアナログ盤。
何が凄いかっていうと、「茎」が英語とか(大名遊ビ編のバージョンではなくアルバムのサウンド)、新曲「映日紅(いちじく)の花」が収録されていることとか、わざわざ金額をゴロ合わせにして値段が高くなっているとか(爆)。
高いプレーヤーだと低音がちゃんと出るんだろうけど、今僕が使用しているのは安いやつだからCDに比べると質がちょっと落ちるんですよね・・・。
でも、CCCDにコンポを壊されずにすむという利点はありますね。
新曲「映日紅の花」は、アコースティックギターが主体の爽やかな楽曲。
AメロBメロはメジャーコードなのに、サビで落とす技は昭和歌謡的♪
部屋のインテリアとしてもどうぞ。
2003/6/9筆