RADIOHEAD


KID A

1. EVERYTHING IN ITS RIGHT PLACE
2. KID A
3. THE NATIONAL ANTHEM
4. HOW TO DISAPPEAR COMPLETELY
5. TREEFINGERS
6. OPTIMISTIC
7. IN LIMBO
8. IDIOTEQUE
9. MORNING BELL
10. MOTION PICTURE SOUNDTRACK
発売日 2000/9/27
品番 TOCP-65777
メーカー Parlophone/東芝EMI
価格 \2,548(税込)

椎名林檎や桑田佳佑等、日本のアーティストにも彼らのファンがいるというレディオヘッド。
このアルバムと同じセッションから生まれた2001年5月発売の「AMNESIAC」とセットで聴くと彼らの世界にどっぷりつかる事ができます。
しかし、夏場のクソ暑い炎天下の中このアルバムを聴くとぶっ倒れそうなくらいホットなのでご注意を(マジ)。

1はコンピュータバリバリのサウンド。
2は草原の中を走っているようなイメージ。
3はホーンを大胆に使ったロックサウンド全開。4はベースとアコギが耳に残ります。
5はプラネタリウムを見ているような感じのインスト曲。
6は掻き鳴らされるギターとドラムがメイン。つながって7は暖かい…というより暑苦しいアレンジがいい感じ。
8は突き刺さるドラム音にボーカルのトム・ヨークが絡む。メドレーでスネア(小太鼓)の裁き具合がかっこいい9。
10はオルガンの伴奏が余韻を残します。

日本でオリコン初登場3位を記録したこの作品。聴く価値は十二分にあります。

2001/7/2筆


AMNESIAC

1. PACKT LIKE SARDINES IN A CRUSHD TIN BOX
2. PYRAMID SONG
3. PULK/PULL REVOLVING DOORS
4. YOU AND WHOSE ARMY?
5. I MIGHT BE WRONG
6. KNIVES OUT
7. MORNING BELL/AMNESIAC
8. DOLLARS AND CENTS
9. HUNTING BEARS
10. LIKE SPANNING PLATES
11. LIFE IN A GLASSHOUSE
発売日 2001/5/30
品番 TOCP-65800
メーカー Parlophone/東芝EMI
価格 \2,548(税込)

前作『キッドA』と同じレコーディング・セッションから誕生した今作『アムニージアック(=記憶喪失者)』。
打ち込みを最大限に活用していた前作に対し、今作ではバンドらしさを感じられる作品に仕上がっています。
『キッドA』と『アムニージアック』は合わせてひとつの作品である。が、何故2枚組にしなかったのか。
トム・ヨーク(ボーカル)曰く「そんなことしたら曲をブチ壊すことになったと思うよ。1枚のアルバムにまとめようとしたけどダメだったんだから。で、それぞれの曲が勝手な方向に向かっていく形にもっていったんだ。」との事。
実際に聞いてみれば一目瞭然です。

今回打ち込みをベースにしているのは1と3。しかしそれほどいじくっていないらしいです。
先行シングルとなった独特のピアノ&バンドサウンドの2。
シングルカットされた6のプロモーションビデオはかなり意味深な内容でした。
タイトル曲?の7はその通りベルが鳴ってる朝のイメージがあります。
これらの曲を軸に身体の内面から浸透していくアムニージアックの世界が展開されていると思います。
ジャズ風のラスト曲11なんて最高のディープさに浸れますし。

しかし、よほど風通しの良い部屋で聞かないと熱中症になりそうな勢いもあります。
『キッドA』の方がまだ涼しい気もします。まあ、その辺は個人の感覚の差というわけですね。

2001/9/23筆


Hail to the Thief

1. 2+2=5
2. Sit down. Stand up.
3. Sail to the Moon.
4. Backdrifts.
5. Go to Sleep.
6. Where I End and You Begin.
7. We suck Young Blood.
8. The Gloaming.
9. There there.
10. I will.
11. A Punchup at a Wedding
12. Myxomatosis
13. Scatterbrain.
14. A Wolf at the Door.
発売日 2003/6/2
品番 TOCP-66185(CCCD)
メーカー Parlophone/東芝EMI
価格 \2,548(税込)

6thアルバム。
前作『AMNESIAC』からちょうど2年、また梅雨時期にダウナーなレディオヘッドの新譜が聴けるとは。

前半はしっとり、後半は激しい1を皮切りに、シーケンサーを多数に使用した楽曲(2,4,8)やピアノやアコギなどをフューチャーした楽曲(3,5,7)、バンドサウンドを前面に出した楽曲(6,9,13,14)、呪術的な楽曲(10)全部が混ざった楽曲(11,12)といった感じ。
今回はサウンド面ではバラエティ豊かに、しかしオルタナティブ路線を突っ走る姿勢は相変わらず崩れてません。
歌詞は絶望だらけで、トム・ヨークの精神状態は大丈夫なのか?と聴いているほうが心配になってきます。
でも、『OKコンピューター』より聴きやすくて好きかも。
僕のおすすめは1,2,14です。

今回、副題が全曲に、さらにアルバムタイトルにも付いているのですが、ここでは割愛させていただきます。

2003/6/1筆