BUMP OF CHICKEN



FLAME VEIN

1. ガラスのブルース
2. くだらない唄
3. アルエ
4. リトルブレイバー
5. ノーヒットノーラン
6. とっておきの唄
7. ナイフ
発売日 1999/3/18
品番 HLR-4
メーカー LONGFELLOW/HILINE RECORDS
価格 \1,890(税込)

1stアルバム。
今のバンプと比べると「あ、若い」って思います。
しかし楽曲のクオリティーは高く、ボーカル藤原の囁くような歌声につい聞き入ってしまう作品です。
晴れた春の休日のような浮遊感が漂ってますね。

1曲目の「ガラスのブルース」を巻き戻していくと、何とシークレット・トラックが現れます。
ただ、出来ない機種もあるので注意が必要ですよ。

自分がこの中で特に気に入ってる曲は「ノーヒットノーラン」です。
野球の事は良く分からないけれど、つい「頑張れよ」と言いたくなってしまうのです。
あと、勇気をもらうのは「リトルブレイバー」。
守るべきものがあれば小さな勇気になるなんて、思いもしなかったっすから。
「アルエ」や「とっておきの唄」に見られるような正直なラブソングにも心打たれます。
今までこういう歌詞から逃げてきた自分。彼等の楽曲で、向かい合おうという気持ちになりました。

2002/5/1著


THE LIVING DEAD

1. Opening
2. グングニル
3. ベストピクチャー
4. 続・くだらない唄
5. ランプ
6. K
7. リリィ
8. Ever Lasting Lie
9. グロリアスレボリューション
10. Ending
発売日 2000/3/25
品番 HLR-11
メーカー LONGFELLOW/HILINE RECORDS
価格 \2,520(税込)

2nd。
最高傑作です。『jupiter』も勿論最高なんだけど、コンセプト・アルバムとしてはこれが最高!!

完成してあった8曲に、藤原が後から付け足した「Opening」「Ending」の計10曲42分の物語。
“生”と“死”を真っ正面から突き刺してくる詞、限界まで情景を写し出すバンドサウンド。
本物のバンドメンにしか出せない神業である。

「グングニル」は、宝の地図を手にした男の旅立ちをパンキッシュなサウンドでガツンと聴かせる。
柔らかい音に、僕はここで生きていると言う絵描きの話である「ベストピクチャー」。
タイトルとは打って変わって、全然くだらなくない「続・くだらない唄」。
1stマキシ・シングルの「ランプ」は、マッチ売りの少女を思い出させるような、儚く強い物語。
黒猫と売れない絵描きの絆を描く「K」は、いつ聴いても涙が止まりません。
家で歌ってると悲しくなって最後まで歌えないですからねぇ、本当に。
「リリィ」はうちの犬の名前・・・ってそれは関係ないか。役者の男といい女の話です。
バンプ最長ナンバー(8分36秒)の、夢(石油)を掘り続ける男と、その帰りを待つ女の長い長い物語。
カラッとした疾走感のある、「グロリアスレボリューション」でクライマックスまで一気に昂騰していきます。

死ぬまでに1度は聴かないと後悔しますよ!

2002/5/1著


jupiter

1. Stage of the ground
2. 天体観測
3. Title of mine
4. キャッチボール
5. ハルジオン
6. ベンチとコーヒー
7. メロディーフラッグ
8. ベル
9. ダイヤモンド
10. ダンデライオン
発売日 2002/2/20
品番 TFCC-86101
メーカー LONGFELLOW/TOY'S FACTORY
価格 \3,000(税込)

メジャーでは初めてとなる、バンプの3rdアルバム。

直井由文のよく動くベースラインがスゲーかっこいいです。
クールそうな升秀夫のドラムが最高にホットです。
藤原基央の書く日常に近い詞がすごく好きです。
増川弘明は・・・えぇと、ギターは良く分かりません(爆)

アルバムのイメージは、1曲1曲がすごく大事に作られてあるなって感じました。
疾走感溢れるオープニングナンバーの「Stage of the ground」。
シングルで57万枚を売り上げ、バンプの名を日本に定着させた「天体観測」。
藤原節が炸裂する「Title of mine」。
「キャッチボール」は長閑な休日って感じがいいです。
こちらもシングルで発売された「ハルジオン」。夢は持ち続けなきゃいけないということを教えてくれました。
藤原と増川の共作で、直井に送ったといわれる「ベンチとコーヒー」。
先日スペースシャワーTVで放送された特集で見た「メロディーフラッグ」のプロモには、涙が出そうになりました。
「ベル」を聴いて、世の中にはまだ優しい人がいるのかなって感じたり。
メジャー1stシングルの「ダイヤモンド」は、メンバー言う所の”藤原の絶頂期”らしいです。今は下り坂に居るって事なのか?
「ダンデライオン」は、カントリーをモチーフにしたタンポポとライオンの話。ライオンが死ぬ部分でマジ泣きしました。

個人的には表がBUMP OF CHICKEN、裏はTHE BACK HORNではないかと。
まあ、繋がりは「どっちも曲聴いて泣いた」っつー事なんですけどね。
ご意見お待ちしております。

2002/2/21著