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30年。。。重いですよね〜。 俺なんかまだ今年の8月10日で20周年めなのに・・・。 この10年の違いはとてつもなくデカい。 なぜかと言うと、俺がデビューする前の一郎さんの10年間はまだ 今みたいにあまり情報が溢れているわけでもなく、ライブを演る環境も 今ほど整っているでもなく、そう、レコーディング技術もしかり......... そんな時代だったので、演奏したり、創作するにあたって、かなり 手づくりな部分が多かったと思うのです。ということはその場にあるものを 利用して、なんとかいい音を出そうとしてアイデアを絞って努力する。 今この時代は、努力?しないと言ったら語弊があるが、ある程度何でも 手に入る時代ではある。平たく言うと誰でもがそこそこの音で、録音したり 演奏したりできる時代であるということ。で、俺はこう思う。昔の方が、 モノを生む楽しさは至極素朴なものであったのかもしれないなぁ、って。 ということで話を戻すと、俺がデビューする前の一郎さんの10年間とは 特にとてつもなく貴重な体験をされていたと思う。時々、その時代の話を 一郎さんが俺にしてくれるが、どれもこれもすっごい話ばかりなんです! 俺がまだ中高生だった頃すでに一郎さんは第一線で活躍されていたわけで、 自分を振り返りながら話を聞いていると、「へぇ〜、あの時代にそんな!」 なんて貴重なお話が聞けて、とっても幸せな勉強をさせていただいてます。 先日、空手家の角田信朗が愛弟子の武蔵と引退試合を行った。 おかれている環境・ジャンルは違うが、一郎さんと一緒にステージに上がる際、 少〜し俺はあの試合の武蔵の心情に似た感情で演奏しているかもしれない。 というと、また語弊があるかもしれないが、一郎さんは引退もしないし、 俺は一郎さんを本当に心から尊敬しているが、弟子ではありません。 俺が言いたいのは、先輩に対しても突っかかっていかねばならない、 通常の社会ではあまりありえない状況であるということ。 俺はステージの一番後ろで見た目は目立たないが、気持は一郎さんと同じ 位置でいつもステージを楽しませてもらっています! そんな気持が爆裂した今回のツアー! 楽しかったです〜!! 最終日の名古屋においては、ゲストに大森信和氏と井口一彦氏を迎えて、 約3時間に及ぶ白熱ライブとなった!セットリストは一郎さんのページ http://tokyo.cool.ne.jp/ichiro_16/setlist.html/ にあるので、 ここでは割愛させていただく。25曲&一郎さんのTalkなので、観に来て くださったお客さんも大満足していただいたのではないでしょうか?! もし、今回のツアーを都合悪く見逃した方は、6/1の吉祥寺新星堂での アコースティックインストアライブに足を運んでいただければ、と思います。 今回のツアーの興奮がまだ覚めやってないはずですので! 田中一郎さん......俺が思うに、ますますパワフルになっていく気がする。 一郎さんの年齢のかさね方、素敵だと思います! |