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1. Randy Newman
..."Remember"
2. Marc Cohn
..."Turn On Your Radio"
3. Aimee Mann
..."One"
4. Fred Schneider
..."Coconut"
5. Joe Ely
..."Joy"
6. Ringo Starr with
Stevie Nicks
..."Lay Down Your Arms"
7. Beckley/Lamm/Wilson
..."Without Her"
8. Lavern Baker
..."Jump Into The Fire"
9. Steve Forbert
..."The Moonbeam Song"
10. Peter Wolf and the
Houseparty 5
..."You're Breaking My Heart"
11. Jennifer Trynin
..."Mournin' Glory Story"
12. Al Kooper
..."Salmon Falls"
13. Victoria Williams
..."The Puppy Song"
14. Marshall Crenshaw
..."Don't Forget Me"
15. Brian Wilson
..."This Could Be The Night"
16. Jellyfish
..."Think About Your Troubles"
17. Bill Lloyd
..."The Lottery Song"
18. Ron Sexsmith
..."Good Old Desk"
19. Adrian Belew
..."Me And My Arrow"
20. Richard Barone
..."I Guess The Lord Must Be
In New York City"
21. The Roches with
Mark Johnson
..."Spaceman"
22. John Cowan
..."Don't Leave Me"
23. Jimmy Webb
..."Lifeline"
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V.A. - For The Love Of Harry: Everybody Sings Nilsson (Music Masters/BMG, 1995)
玉石混交様々なトリビュートものが巷に溢れる昨今、別格とも言える逸品がこれ。全員がノーギャラで参加した、銃規制推進チャリティというのもニルソンらしくて心暖まる。選曲は中期のものが多く、「Son of Schmilsson(シュミルソン二世)」から6曲も取り上げられているのが目立つ。個人的に好きな「The Point!(オブリオの不思議な旅)」からの3曲は嬉しい。
まず1曲目からいきなり泣かせる。オープニングにふさわしい人・曲はこれしかないという感じ。思い入れの深さが身にしみる。
3.ではなんと Neil Innes(Bonzo Dog Band)と Chris Difford(Squeeze)がバックで歌ってるのにビックリ。しかも "Together" のフレーズを入れたりしてニクイねえ。
7.の陳腐な現代風アレンジにはちょっとガッカリ。
それに比べて、4. 11.のオルタナ系轟音ギターはハマッてると思う。
15.は予想通りのスペクター・サウンドで意外性は全くないが文句は言うまい。
16.ニルソンのお気に入りバンドだったというジェリーフィッシュ(解散が惜しい)は素直なカヴァーで微笑ましい。
19.もオリジナルに忠実で、トッド・ラングレンの「Faithful」を思わせるアプローチ。
特にグッと来たのが18.。シンプルながら絶妙に凝った音作りと味のある歌が素晴らしい。
ライナーによると、少年ナイフも参加する予定で録音までしたのに外されたとか。やはりこのメンツの中では浮いてしまいそう。ハチャメチャに破壊したようなのがなく、全体にまとまりの良い仕上がりで統一感がある。何よりもそれぞれにニルソンへの愛が詰まっていて、聴いた後には幸福感が味わえる、トリビュートの鑑(ミラー・オブ・トリビュート...笑)とも言えるアルバムだ。
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