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聴いた回数としてダントツなのが、この3枚組。日本版は編集されて短くなってるとか、些細なことが気になり、夏の暑い時期にクリムゾンの音の悪いライヴ・ブート類を各種聴きまくる羽目になってしまった。
参考のため、このポニーキャニオン盤とDGM通販盤(バラ売り)との相違点について書いておくと、大幅に違うのは「Marquee 1969」で、1曲("Epitaph")丸々カットされている他、ボーナス・トラックに入ってる全くの未発表曲 "Trees" が頭3分で唐突に切れてしまう(DGM盤は18分位)。美しいコーラス("Islands" の原形とも思われるメロディ)の後、マクドナルド&ジャイルズの "Birdman" の原形、さらに "A Man, A City" のインスト部につながるという、あっと驚く展開があるらしい。音が極悪で仕方なかったのだとしても、これをカットされたのは非常に残念。「Jacksonville 1972」では "The Sailor's Tale" のドラムソロが4分ほどカット。他にも3枚共全体に曲間部分が細かくカットされているようだ。
日本版を聴く限り、カットに気付かないよう自然に編集されているから、これはこれでいいかな、と思う。マニアじゃなければ、これで充分。内容的には「Marquee 1969」が最高(音は最低だが...)。「Bremen 1972」はジェイミー・ミューア入の貴重なスタジオ・ライヴで、1曲目はかなり長い即興。3曲目("Larks 1")はビート・クラブのビデオで出たことがある。モノラルだが、音質は3枚中最高。
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