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MUSHROOM NITE ( THE D4 / Motor Ace ) 2003/5/20 at Shibuya Club Quattro |
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ついにこの日がやってきた。去年の秋にロンドンで見て以来、「日本でも見たいなぁ」と思うこと8ヶ月。
夕方から降り出した雨の中、足早に渋谷クラブクアトロへ。
フロアに入るなりセッティングをチェックすると、ドラムセットにBeaverの名前入り。ということはD4が先なのねと思いながら更に見回すと、あれ?マイクスタンドが2本しかない。(通常は3本)
あれれ?どううして?と不思議に思っていたら、オープニングアクトにギターウルフが登場。そう、ギターウルフ用のセッティングだったのでした。(ライブ終了後、ドアに「7:00〜guest」って貼ってあったのを発見。入ってくるときは気付かなかった…)
颯爽と表れ3〜4曲やって、疾風のように退場。短い時間だったけれど本当にかっこよくて、思わぬオープニングにすっかり気分も盛り上がりました。 |
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メンバー自らも出てきてのセットチェンジ後、ついにD4が登場。
オープニングの"Get Loose"からいきなりトップスピード! さすがです、エンジンかかるの早すぎです。
そんな彼らにつられてか、最初からダイバー続出。そんないきなり飛んじゃうの?ってくらい、頭の上にぼこぼこ人がふってきてもう大変。でもなんだかすごく楽しい!
立て続けに"Rock'n'Roll Motherfucker"、"Come On!"とおなじみの曲で飛ばしていき、5曲目の"Heartbreaker"ではDionも客席にダイブ! ほんとに楽しそうで、気が付いたらすっかり見ているこちらも彼らのペース。(そしてその後も、Dionは何度か逆ダイブ)
途中、(あまりちゃんと覚えてないけれど)「3年前に来た人いる?」とジミーが問いかけ、手をあげる客に「君たちのために」と言って演奏をスタートしたり、「女の子は前ねー、男は後ろ」みたいなこと言ったり("Action Woman"をやる前か後だったかな?)。
ギターウルフのカバー"Incador Ace"や最近シングルになったばかりの"Ladies Man"で、更にダイバー率が急上昇。
ここからラストまでは、とにかく楽しかったことくらいしか覚えてません。何も考えずにひたすら踊ってました。頭がからっぽになってただひたすら笑顔が込み上げてきちゃうようなライブがたまらなく好きな私にとっては、もう大満足。
アンコールでやったのはカバ−曲。Beaverがみんなで回し飲みしてたボトルを客席の男の子に手渡したのだけど、彼がそれを振り回すものだから近くにいた私もすっかりアルコールまみれに(笑)。でもそんなの気にならないくらい、ほんと幸せな1時間でした。みんな笑顔、私も笑顔。
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この日演奏された曲は、シングルを中心にしたラインナップ。曲数的にはたくさんだったけれど、1つ1つが短いので、終わってみると本当にあっという間でした。
しかも休んでる暇なんて与えてくれない。とにかく前へ前へ!フルパワーで全力疾走。
彼らのライブは、とにかく彼ら自身が最大限に楽しんでいる感じがして、そこが好きなんだなーと改めて実感しました。彼らが楽しければとうぜん客(私たち)も楽しい、そういうこと。みんなで楽しもう!というあの雰囲気がとても好き。もちろん、ライブそのものがめちゃくちゃかっこいいというのは言うまでもなく。
熱くパワフルなリズムでバンドをぐいぐい引っ張っていくBeaverに、自由自在なベースラインでバンドを支えるVaughn(クールにしてると思いきや、にこにこして前に出ていったり)、汗だくになりながら歌いトークも盛り上げるJimmy、ステージを縦横無尽に駆け回り何度も逆ダイブするマシンガンなDion。彼らのライブを見るのはまだ3回目だけど、今まで見た中でいちばん楽しいライブでした。
あっという間の1時間だったけれど、2ヶ月後にはフジでまた見られるんだと思うと。
ビールでも飲みながら、何も考えずにひたすらロックンロール!今年の夏は楽しくなりそう。 |
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1. Get Loose 2. Rock'n'Roll Motherfucker 3. Come On! 4. Running On Empty 5. Heartbreaker 6. Action Woman / The Litter 7. Invader Ace / Guitar Wolf 8. Ladies Man 9. North Shore Bitch / The Devil Dogs 10. Peepshow (*) 11. Party 12. John Rock / The Dogs
-- Encore -- 13. Sonic Reducer / The Dead Boys
(*)=NEW SONG |