Far in the distance

いつかそのうち「約束された地」にたどりつけるだろうか?とか、どこか遠くに置き去りにしてしまった純粋な気持ちとか、遠く離れている親しい人たちに対する想いとかが渾然一体となっている。
といっても、そのつど具体的に思い浮かべていたわけではなく、抽象的な心証風景。ひとつのパターンを黙々と繰り返しながら、じわじわとある地点に到達するようなイメージ。

2003.4.25

この曲をmuzieにて発表してから、約一ヶ月が過ぎた。
その後、小西さんのトランペットをフューチャーするのも面白いのでは?ということでお願いしてみたら快く承諾していただき、後日music-Tokyoで小西版が発表された。

たくさんの方にこの曲を聴いていただき、加えてご感想もいただき、感謝!感謝!

インストロメンタルには言葉がないわけで、聴き手のイメージはそれこそ聴き手の数だけあるでしょう。だから、作者が自らペラペラと説明するのは野暮なものであることは承知している。
しかし、Kin'sRooさんとKotakeのBBSでのやりとりが、自分の気分を代弁するのにちょうどよいテキストと思えたもので、せっかくだから下に転記。
そして、彼の感覚は自分の感覚に近かったのでちょっとドキッとした。(なお、これはあくまでも小竹のハナシで、小西版は言うまでもなく小西さんの心情、解釈が入っている。)

2003.5.22

う〜ん、ひとり物思いにふけるHiro Kotakeが、目を閉じながらピアノを奏でていた。弾き終るとタバコに火を付け、ゆっくりと煙を吐き出す。ちょっと渋いぜ!

あれ!もう詞を書いている↑(笑)

その顔はいったい何を考えているんだ?宙を見つめるその眼差しはいったい何を見つめているんだ??

ふふふ。
曲のタイトルをなににしようか和英辞書をめくって考えたんだけど、「彼方」で探したら「Far in the distance」とあったので、それにしたのです。しいていえば、“約束の地がはるか彼方にありますように”ってかんじかな。

僕はバーチャでは邦題を思いっきり甘く「遠い君に想いを寄せて」か、思いっきり原題を無視して「月の精霊」(近くに見えて遠い月) としました。(笑)

読んだ読んだ。なんかある意味鋭いな!(謎)
インストを説明するのは野暮なんだけど、目線は”遠目”で、内に秘めたかんじでしょうか。

物思いにふけりながら聴く感じの曲だよね。いろんな事を考えちゃうような感じ。

(掲示板より転記)

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