タイトル FIREHOUSE ('91)
バンド名 FIREHOUSE
ジャンル HARD ROCK
感想  U.S.A発のストレートなハードロックを聞かせてくれる彼らの1st。

 ブックレットには“Jon Bon Jovi”、“Richie Sambora”
両氏の名前がクレジットされている。
伊藤政則氏によって綴られた解説によると、
彼らのデビューの際に、どうやら両氏が一枚かんでいるらしい。

 が、それと音楽性はまた別の話であって、
荒削りではあるもの、ハードロックという側面から見ると、
むしろ彼らの方がストレートにそれを貫いている感がある。
 と言うのも、ほとんど全ての曲が、シンセ・鍵盤の類を使わず、
ギター、ベース、ドラムスという最も基本的なバンドスタイルで
演奏・録音されているのである。
おそらくこれが、彼らがライブバンドと呼ばれるゆえんであろう。

 まず一曲目“ROCK ON THE RADIO”で
ハードロックバンドとしての確固たる姿勢を見せつけ、
“ALL SHE WROTE”では、印象の強いキャッチーなメロディを。
ヴォーカルC.J.Snareの伸びのあるハイトーンボイスが光る1曲。
“DON'T TREAT ME BAD”は非常にシンプルな音作りで、
比較的軽めのノリのいいポップ。ドライブには最適。
キレのあるリフで始まる“LOVER'S LANE”でアルバム全体を引き締め、
“DON'T WALK AWAY”では、よりヘヴィで余韻の残る音を聴かせてくれる。
アコースティックギターソロ“SEASONS OF CHANGE”で小休止をはさみ、
あの名曲“OVERNIGHT SENSATION”へ。

 オススメはやはり“OVERNIGHT SENSATION”、“ALL SHE WROTE”、
“DON'T TREAT ME BAD”の3曲でしょうか。
 根底にあるのはハードロックでも、メロディが非常にキャッチーなため、
普段ハードロックを聞かない人や女性にもオススメ!!
ただ、個人的にはバラードが弱い感じがします。

余談ですけど、ブックレットの写真で、ギターのBill Levertyが持ってる
YAMAHAのRGZ-STANDARDって昔B'zの松本氏も使ってなかったっけ?
たしか、アルバム“IN THE LIFE”くらいまで、、、
評価 ★★★★ (バラードが今ひとつかな)

up date 2001,08,11



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