BAND NAME TAIL&NOSE  PHOTO E-Mail
BASS&VOCAL NAOKI SHIOZAWA
DRAMS TAKESHI OGINO
GUITAR SHIN NAKAGOMI
GUITAR AKITOSHI ONO
KYEBOARD JUNJI DOI

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バンドの紹介 バンドの紹介
エピソード1 エピソード2

 6年位前のある日のことでした。仲間同士で行った山梨の本栖湖にあるキャンプ場での夜、晃利と信という男がキャンプと言ったら歌、歌といったらアコースティックギターでしょうと2本のギターを弾き、青春の曲をみんなで歌っていました。今考えれば、見た感じ特に女の子を囲っていて、内心の心は見え見えだった気がするね。

 そこに酔い酔いで現れたのが私。(直樹という男)「なんだ2人ともギター弾けるんだ。オレにも貸して」と言って弾いたのはたしかSLOW DOWMという曲のフレーズでスリーコードのスタンダードナンバー。気が付いたらセッションになって盛り上がり「シンプルなロックはやっぱいいですね。」と言われ、幸か不幸か話しているうちにこのメンバーでバンド結成しようということがすぐ決まったのは言うまでもありません。

 3人はそれぞれ別のバンドをやっていたので、最初はきっと「遊び心でやるにはいいんじゃないの」ぐらいの気持ちでいたようです。特に確認して聞いた訳じゃ無いけど、たぶんそんな感じだった思います。

 ともかくそれが始まりでした。(つづく)

 ということでバンドを組んだわれら3人が気づいた最初の問題は「ドラムスがいない・・」誰か出来そうなやつはいないかと考えたが思いつかない。そこで素人でもいいから誰かに無理やりやらせようと思った。が、なかなか適当なやつがいない。とりあえずドラムマシン使う?と考えていたところ、ひょんな所で「荻野ってバンドやってるらしいよ」という話を聞いた。

 その荻野という男は転職して来たやつだけど、まだ日が浅くあまり知らなかった。とにかく話してみるかと言うことで尋ねた「荻野さぁ、バンドやってるんだって?何やってるの?」「ベースなんだけど、お遊び程度で・・・」「他に何か楽器出来る?」「高校の時ドラムスをちょっとだけやったけど・・・・」「えっ・・ドラムス?どんな曲やった?」「確かBEATLESのGET BACKを・・・」「決まり!今日からベースは忘れてドラムスをやった方がいいよ」「えっ?・・・何が?・・どういうわけで・・・???」「バンドやることになったんだけどドラムスいないから頼むよ」「え〜そんな急に言われても出来るかどうか?・・・」「大丈夫。大丈夫。細かいことはまた説明するからとにかくよろしく」

 そんなわけでギターの信と晃利には快く荻野が引き受けてくれたよと早速報告した。いかにも素人的なバンドメンバーの集め方だけどとにかく4人が集まった。でもまだ、やっとバンドで音が出せる状態になっただけだったが、新しい何かが始まったような気分だった。
(つづく)
エピソード3 エピソード4

 さてさて、集まった4人には、まず誰のどんな曲をやるかが最初の課題となったが、シンプルな8ビートの曲からやろうということで、BEATLES&CAROLの曲の中から選曲した。
I Saw Her Standing ThereやGood Old Rock'n Rollといった昔の曲だった。

 しばらくはライブの練習というよりも自分達で勝手に音出して演奏するだけで喜んでいた。そして練習を2時間もやると体が自然に求めて・・・・・たいていは今日はどこ行くって話になって練習の度に打上げした。「泡の出る茶色の炭酸系飲料水」で乾杯しては音楽談議に花を咲かせた。時にはいい音出すために何が必要なのかといった真面目な話や、説教じみた話になったりもしたが、局はみんな音楽好きでバンドが好きだってことに違いなかったので続けていける気がしていた。

 初ライブは仲間内の懇親会の場だった。演奏することは誰にも求められていなかったが、自分らがやりたかったので勝手に機材を用意して演奏した。みんながアルコールでさんざん盛り上がっているところに登場し、バカでかい音量でBEATLESの初期の頃の曲をガンガン演奏した。今考えると演奏もアバウトだったけど、興味のない人にはハタ迷惑な行為だったと思う。上の空で聞いてないやつがいれば「よく聞け〜」と曲の間にコメントしながら演奏した
。そのことはメンバーの中ではバンド秘話?のひとつになった。ちなみにキーボードの土井はまだメンバーでなかったのでその時は聞く側にいた。どんな気分だったか今度聞いてみよう。とにかく初ライブは無事?に終わった。あの時の演奏はビデオにとってあるので何年か経ってオヤジになった頃もう一度メンバーで観て笑うことを楽しみにしている。(つづく)
 

 次のライブはある施設でのちょっとしたイベントのライブ出演。何のイベントなのかよくわからないまま当日行くと、ある政治家(今は引退した)が来てコメントする予定だという。何それ?って感じだったけど、オレらには関係ないしバンドのライブ演奏が出来ればそれでいいって思っていたから問題はなかった。

 この時ギターの晃利が友人の結婚式のため不参加だった。急きょ信の知り合いのムロちゃんにピンチヒッターでギターを弾いてもらった。本当に即席参加とは思えない程いい音出してくれた。とても良かった。この後、晃利にはもう無理に戻ってこなくてもOKだからとみんなで伝えたが、戻ってきてしまった・・・・。あと、このライブでは荻野の友人のサックス奏者に1曲特別参加してもらった。Stand by me・・・サックスが入るととてもカッコよく聞こえて気分よかった。サックスと共演したのは後にも先にもこれっきりだったけど、面白かったね。

 曲はBEATLES中心でやった。当時はオリジナルはまだやってなかったから。最後にGet Backをやった。イントロが始まって歌い始めのところで、ジャーンジャンと決めるところがみんなばらばらで、歌に入れず、気づいたらイントロを何度も繰り返して演奏してる状態になっていた。しかも繰り返してる間もジャーンジャンがばらばらで合わない。途中で止めるわけにもいかず、メンバーを見たら「このままどうなっちゃうの?」って顔してる。簡単に言うと豆鉄砲をくらった鳩状態。タイミングが合わないので歌にも入れない。で、とにかくそのまま続けた。本当にどうなるか誰もわからないって感じで演奏していた。何回くらい繰り返したかな?突然ピタッとあった。何がどうなって合ったのかは今も謎。で、何とか歌に入れた。今は笑えるけど、その時はマジで困ってた。

 ライブの後は例によってお店に流れてバカ飲み状態。来てた知り合いにはじから声かけてみんなで乾杯。その頃の打ち上げって半端じゃなかった。途中からはよく覚えていないもんね。若かったこともあるけど、盛り上がり方のパワーがすごかったような気がする。(つづく)