テスト期間中である。が、“青春18きっぷ”が一日分余っているので、出かけた。
「出かけたかった」と言うほうが正しいかもしれない、、、
眠れないまま顔を洗い コーヒーを飲み いつもと違う靴を履いて玄関を開けた
暗く静かな道を コートのポケットに両手を隠し 張り込み帰りの刑事の気分で駅まで歩いた
ガタゴト揺れる電車の中 ヘッドフォンにはロバート・ジョンソン 朝焼けを背に目をつぶる
見ず知らずの地 時刻表をめくり 胸の鼓動を高鳴らすゲームを始める
幸い行き違うことはなく 階段を降りるとすぐに見つけ出すことができた ダイヤ
嗚呼 僕は今 何を望む
嗚呼 僕は唯 何を願う
魔法が解けるまでの時間を 大切に大切に 歩き出す
銀の塔と 林檎の芯を 換えたいな
林檎の芯は もういらない
久しぶりに友と会う 義理の親を名乗る そして、熱いランチ
西に美しい人あり 争いあい 壊れかけた
西の美しい人から 声が届く 破れかけた
犬 吠えなかった ヒゲを生やしてても吠えなかっただろう
猫 吠えなかった 遠い北の地から耳をすませていただろう
狭い腕の中で震える花 砕いてみたくなった
優しく包みながら 妖しく静かに
僕の世界の中なら 狂っても 汚れても 構わないよ
どこに行ったでしょう?(笑)
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