混沌〜罪と救いの詩
Tahiro


診察室は楽園で 白黒ピエロが唄うのさ
受け取る耳は いつしか言葉にならない悦びを

この世の生物じゃないんだろ 翼の折れた天使とか
はぐれた悪魔の落とし子とか それによく似たもんだろ

大人になった御祝いに 銀の手錠を贈られて
痺れの切れたカラクリで作られた舞台へ昇っていく

掠れた心の歌 呼び覚ます呪文は
明日に名前を刻む鋭利な光なんです


太陽に咲く花のように 裸までも脱ぎ捨てて
枯れ果てた涙 いつしか呼び戻す香りを放つのさ

禁断の果実ジュースを 一気で飲み干せちゃうのだろ
聚洛では それだけで みんなが教祖というのだろ

魂削って唱っても 耳ふさがれちゃ伝わらない
頬をつたう煙は 紫の街を包み込む

渇いた砂漠の空 はがれゆく心を
潤し命を繋ぐ 涙は永遠なんです

  沈みゆく最強艦隊 濁りゆく七つの海
  聖なる子供の祈りも 時間をきっと戻せない  

掠れた心の歌 呼び覚ます呪文は
明日に名前を刻む鋭利な光なんです

渇いた砂漠の空 はがれゆく心を
潤し命を繋ぐ 涙は永遠なんです









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