自分で決めた、その冬がやってきた
永いと思ってたみっつの季節は、あっという間に流れた、、。
10月に入り、やっと気分が落ち着いてきた
涼しい風が、何とかボクのささくれ立った心をなだめすかしてくれたようだ
元の自分に戻れるかも知れない
元の自分に限りなく近い自分に、、戻れるかも知れない
今年の秋は暖かい？
11月最初の3連休のド真中日、ボクはTシャツで久々に去年の
W杯斑尾大会のビデオを観ていた
その前の年は、いったい何度ビデオを観ただろう
9月末までは「ザウス」もあったので、春からも月2回滑ることができた
ずっと、スキーな気分のまま、春、夏、秋を過ごしてきた
葉が落ちた桜並木 里見公園へ向かう道そのビデオを観ながら、何だか不思議な気持ちに襲われていた
大会はまず女子から始まるのだが、、、
ビデオを観てると、怖いのだ、恐怖心が沸いてくるのだ
とても自分が、あんなことするなんて、信じられないのだ
勿論ボクの滑りは、世界女子の約半分のスピード
斜度も、約半分と思ってもいいだろう
しかし、それはそれで、モーグルなのだ
オフに何もして来なかったボクは、ビデオを観るだけで
とてもその中で行なわれている競技、人間の動作と
今の自分の運動が、どーしても頭の中でつながらない
接点が見つけられないのだ
足に長い板をつけて、凸凹の斜面を滑り降りてくる自分が
今、頭の中でどうしても描けないのだ
コ・ワ・イ、、、
お陰でこの日、とてもいい天気だったにも係わらず
薄暗くなるまで部屋にいたボクは、すっかりブルーになってしまった >_<
そんな自分を蹴散らすように、取り敢えず、ランニングには出かけた
去年までは、テレビの中のW杯選手のように滑れるように錯覚し
実際の雪の上で現実とのギャップと戦っていたのに
今年は現実の自分と、本物のモーグルとの決定的な違いに怯えてる
人の心は、精神力は、気の持ちようは
明日の自分を、全く新しい自分に変える力を持っている
それとも、観るビデオの選択を間違えたのか？
3年目の冬…
モチベーションはかなり低い（去年の3割？）
休日、ひとり朝4時半に起きる自分も、想像し難い
1度雪を見れば、気分は変わるだろうか、、、
1度雪の上に立てば、その気になるだろうか、、、
不安な、フ・ア・ンな、、、3年目、最期の冬がもうすぐそこに…
タイヤ交換を終え、出動を待つSTP WGN （走行 67177ｋｍ）２００３．１１．２４