<新しいスキー、大人のスキーとの出逢い>

配属された会社の先輩に、スキーに誘われた
会社員になったのでミュージシャンみたいなファッションはしなくなってた
もう、スキーをしてもおかしくないルックス、それだけは手に入れた

当時入社1〜2年の社会人は、皆学生時代にスキーに触れていたようだ
かけ離れていたのは、ボクだけだったのか、、、
北海道生まれのボクは、だいたい兵庫県でスキーができるなんて知らなかった
それだけでも、勉強になった、、、ってもんだ

自分で働いて貰った金で、初めてブーツとストックを買った
遥か昔、、少しは出来たという自負で、ブーツは迷わずレーシングモデル!
一番堅い、ガジガジのやつ、堅けりゃいいって時代だった
自分のレベルとは無関係に、トップ選手と同じものを履けば上手く滑れる
そんな事、思ってた、、少なからず、、、ミンナ
板は中2まで使っていた、確かカザマのオレンジ色のやつ

今思うとこわい、街のお父さんが突然F1マシンに乗ったようなものだ
けど、スキーには滑るだけじゃなく
素晴らしい道具を揃えて満足したり、磨いて楽しむっていう魅力があるのも事実
其々の考え方、楽しみ方があっていいのだ

ゲレ食で他人のブーツを見ただけで、上級者はすぐわかった
スキーだけではない
例えば、テニスが上手い人はラケットを持って立っただけで出来るか否かわかる
ギターを持って座っただけで、弾かなくても上手いかどうかわかるものだ
スキーも同じ、リフト待ちしてる立ち方、歩き方を見ただけでどの程度できるかわかるものだ

当時独身だったボクは、会社のスキーサークルに入り初の‘温泉スキーツアー’に向かった
そこでボクが見た“新しいスキースタイル”とは、、、
こんな楽しいものだったのかぁ、レジャースキーって、、。

AM、、軽く数本滑ってお昼、、多分生まれて初めて、お昼にビールを飲んだ
約10年間、運動していなかったボクは、少し体を動かした後の
ゲレ食のビールの美味さに魅了されてしまった
気がつくと3時間、、、足はフラフラ、顔は真っ赤で、もう滑りたくない

だいたいそのスキー場は雪があまりない、草や石がゴロゴロしてた様な気がする
さぁ、宿に戻って温泉に浸かり、のもー!
これが、10年ぶりにレーシングブーツを履いたスキーの再開
ブーツの選択を、、、間違った、、、つづく

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