♪ あの音を求めて |
<憧れのあの音>
中学生の時聴いた、あの音
今頃、今更、まだ、、あの音を求めて、、。
よ〜く調べもしないで知識もなく、半ば発作的に購入したJ-45、取り敢えずは、中失敗したのかもしれぬ ^_^;
どうやら、あの音が欲しいなら、あの時代の古いギターを捜すしかない?
中古のギターを買うなど、全く考えもしなかった1年前、焦り過ぎて、選択を間違えたか、もしかして…。
GibsonJ-45は40年代、50年代、60年代で、全然音のキャラクターが違うらしい
仕様も各年代で微妙に変化しているらしい、現在造っているギターは、あの頃の音とは少し違うらしい
勿論‘いい音’は時代によっても、人によっても違うものだ、Gibson社が今造っている音は、21世紀の音なのだ
始めて新品を触ってみて約3週間後にイッキに買ったギター、この歳にして決して安くはないお買い物
あれから1年と少し、ボクは調べた、調べまくった、歴史や、時代背景、色んなことが全て魅力的な事実
欲しいギターがやっとはっきりしてきた、えっ、もう新品買っちゃたのに、、、
新しいのじゃ、あの音出ないんでしょうか? あの憧れの、音…。
<嗚呼 基本的な間違い>
ボクが、遥か昔聴いた拓郎のGibsonのあの音、どうやら、アジャスタブルサドルって言う構造になってるらしい
まず、欲しい音出すギターとボクのギター、、決定的に違う、ブリッジとサドルがナント、、、構造上!
50年代後半から60年代人気を博したアジャスタブルサドルは、1969年で廃止されている…
理由は、、、合理化、コスト削減、会社の買収、フォークブームの衰退、、、etc
次に違うのが木、木材の種類、あの頃のギターは、今は輸出できないブラジリアンローズウッド(ハカランダ)
高級木材で、自然保護のために条約で国外に出せなくなってしまった
シカトスプルースにホンジャラスマホガニー、行ったことのない南国の木で創られていた時代
それと、さらに困った事がある、Gibsonは同じギター、モデルでも1本1本音にバラツキがあるってこと
品質管理の厳しい日本人からは想像もつかないが、お国柄なんでしょうか?
つまり、いいかげん >_< クラフトマン任せ? けど、そこがいいってマニアが結構多いのです
ボクが所有する2002年製J-45、、、まぁまぁ、気に入ってるのです、いや手に入れたことすら光栄、、。
あのレコードで聴いた音にかな〜り近い音がするのです、アメリカ製のホンモノですから
しかし、この1年あまり、お茶の水で弾いた60年代の数十本のギター、J-45とJ-50
家と、店で、音響が違うからそのまま比較は出来ないでしょうが
「あの音。」にもっともっと、、、もっと近い、ボクのあこがれの音、捜し求めてる音がするのですヨ ^_^
<愛着>
人間、物への愛着は多かれ少なかれある、特にボクは思い入れが強く執着するタイプの人間。。
1年と少し付き合ったギターにも、もう充分愛情が乗ってます
ハイ、さようならと売っ払って、60年代のに鞍替えするのはチト悲しい、かと言って、2本所有するにも色々と問題が
もちろん金銭的に…
場所も結構取ります…
コレクターではないので弾いてなんぼ、飾り物じゃぁない…
結局気に入った方ばかり弾くように…
30万〜40万もするギター2本も買ったら、家族がどう思うか…(値段はバレないか??)
<あり得ない選択>
ずっと悩んだ結論は、、、普通、誰もやんねぇだろうって、、、ことに、やっぱり世間や時代に逆行
まぁ、人と同じが大キライのボクですから、ま、いっか
取り敢えず、手持ちの新しいJ-45大手術で改造です、これで誰も持っていないギターの出来あがり
ブリッジ剥がして、ボディーに穴明けボルト通して、アジャスタブルサドルに、先ずは同じ構造に
結構な金もかかるし、次の売値も大幅に下がるでしょう…ってことは、もう一生付き合うしかない??
少なくても少しは理想の音に近づく筈
ヴィンテージの音は出なくても、かなり近づく筈、、、
(ってことで京都のお店にお願いして、改造しました ⇒ http://ha8.seikyou.ne.jp/home/tk53/ )
プロミュージシャンは、アジャスタブルからスロット(普通のサドル)へ、この改造は、多くの人がやっているようです
理由は、雑誌等のご意見では音に温かみが出て、よりアコースティックなサウンドになるから
先日お気に入りヴィンテージアコギ屋(Rim-shot)で話したところ、ステージで使うのにピックアップをつけるため
ん〜なるほど、こっちが正解のような気もするなぁ
ところで、拓郎のJ-45もスロットサドルになってました >_< 理由は勿論不明、ライヴでは別のギターしか使わないし
でぇ、64年〜65年前半のJ-45(j-50)はやはり捜し続けるのです
ツーリングのロゼッタ
ヘッド角17度
ナット幅42ミリ
厚型ピックガード
アジャスタブルブリッジ これがお気に入りの仕様 ^_^
まっ、出遭えないかもしれないので、この先ずっと
音と、ルックスと、値段のバランスに納得がいくギター30万〜40万…
(残念ながら上記のタバコサンバーストのJ-45は見つかりません、、、てか造ってない?)
ボクが欲しい1964年〜1965年の前半のJ-45はチェリーサンバースト、赤いのです、黒くない >_<
いくら捜しても、世界中捜しても、存在しないのです ^_^; 憧れの音は買えても、ルックスは買えません
勝負、、、捜す40年前の本物と、愛着の沸いちゃった2002年の改造ヴァージョン
取り敢えずは、若いやつを徐々に鍛えて、育てて、トレーニングして、時が流れて、やがて枯れて、、、つづく
下のように改造したんだけど、さて音はどうなったと思いますぅ? 理想に近づいたぁ?
よいこの皆さんは、決してマネしないでください。。。
ちなみに去年の10月、都内、お茶の水の某有名ショップに改造見積もりをお願いしたら、、、
10万と言われたんで1年悩んでました、、。結構いいギター買える値段でしょ、それって ^_^
⇒⇒⇒
<before> <after>
弦が乗っかる白いのが 白いのはセラミックで
牛の骨で出来てます
ボルトでボディーから
自分で削って創りました
浮いています
2004.08.30
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