♪ こだわり

<譲れないもの>

人間、変なこだわり、ポリシーってあるものです
他人が聞いたら、えっ??? けど、何もないのも、ちと淋しい
今回は、アコースティックギターにまつわるチョットした、、こ・だ・わ・り ^_^;

ギターって音とルックスの2大要素が、やはり否めません
勿論最重要は音、、、と言っておきますが、カッコよさ、自分なりのこだわり、犠牲にできぬものもあります
だいたいギターって、女性の体のラインに似ているところがあり
ギターは、抱くって表現を使いますし、、。
ヘッドにあまった弦は、髪の毛と考えることもできなくもない

<弦の張り方と、イイ音のいなせな関係>

アコースティックギターで、どうしてもこれだけは、誰が何と言っても
譲れないことが、ひとつあります(いやホントはた〜くさんありますが)
70年代は、多くのプロ達がやっていて、ボクの師匠でもあった(ある?)
よしだたくろう、、、は当然
他にも、てか当時の他の人の事は殆ど知らないのですが、多分、多くのミュージシャンがそうしていた筈です
そうです、ペグに巻いて余った弦を、切らずに パッキーン と伸ばしておくアレ…円く、輪にしていた人もいました
外タレを殆ど知らないボクは、誰が最初にそうしたのか、知りませんが
たくろうも、誰かの真似をしたのでしょう(やっぱボブ・ディランかなぁ…)

ところが、最近は、皆さんキレイにカットしているような気がします
何だかお行儀がいいというか、真面目とでも言うんですか
それとも、ボクが、若いミュージシャンを知らないだけなのか?
未だにそうしてるのは、長渕剛と泉谷しげる、山崎まさよしは巻いてたかな?
それくらいしか知りません
拓郎先生も、いったいいつからなのか、止めてしまったようです、、。
理由は、わかりません、何かのポリシー、過去の自分との決別

 やんちゃなギター達…ボクの遊び相手(おっさんのおもちゃ)

<ハイリスク・ハイリターン>

先に悪い点、、リスクの方を言ってしまいますと、、、
ハッキリ言って、キ・ケ・ン…です
他人の目に刺さったら大変、まぁ自分の目に刺すことはあまりないと
特に、子供が近くにいる方、おとうさん(おかぁさん)、絶対危険です
けど、ボクは、運良く誰も怪我をさせたことがありません
てか、あったらこんな話し、書いてないでしょうし、ポリシーへし折ってます m(__)m

ギター弾いてる時は子供が近づけないような‘オーラ’出しましょう
普段はパジャマ姿でちょっとダサくても、ギターを抱くと、、変身ーっ!みたいな
とにかく始めてギターを手にした中
2のときから、1度も切ったことがありません!

次に、レコーディング、録音する時
伸ばしてる弦と弦の当たる音が、入ってしまうことが、、あるんです。
5分程、緊張して間違わないように弾いて、何テイクも録り直して
エンディングの静かな部分で、シャリシャリシャリ、、、
>_<
これは、かなりショックです、泣きたくなります。

多分長渕剛も、レコーディングのときは、
J-45の余り弦、カットしてるでしょう
てか、彼のレコーデイング用のヴィンテージ
J-45は、ステージでは使わないので
いつも切っているのかも知れません(雑誌の写真で見ました)
ライヴ用には、ピックアップのついた別の新しい
J-45を使ってます。
こちらは、元気良く、てか、やんちゃな暴れん坊のように ビィヨ〜ンです
勿論、コンサートでは、ヤマハやタカミネのエレアコも多数使用してますし、全て、ビィヨーンとハジケてました
余談ですが、数年前の東京ドームでのアコギの音、物凄かったです。
あの広さの会場で、五万人以上の観客で、あの音、、。
いったいどんなマイク、
PA、仕掛けがあるやら??

えっ、じゃぁライヴをしないボクは、ピヨ〜ンって伸ばしておく意味がなくなる ^
_^;
いや、毎日の家での練習≒ミニライヴなのです
従って、録音する時には、ビニールテープで貼って、音出ないようにしてます
若しくは、録音の時はカットして、すぐ張りかえるって手もありますよね、、。
後者の方が、プロっぽくってカッコいいけど、会社員にはかなり不経済

じゃぁいい点、独断で言わせてもらうと
絶対カッコいい、ワイルド、自由、開放的
ライトが当たった時、キラリっと光って、超素敵な男になれる
勿論ボディーも、磨きまくってます
磨き過ぎて、細かい傷がついちゃうってくらい、馬鹿です
けど、サウンドホール周りは、ピッキングの傷だらけです
ボディーも叩くように弾きますので、そんな傷は多数
機能に裏打ちされた傷跡は、美しいのです
ジーンズの色落ちに、その人の癖、日々の動きが現れるのと同じ

 あらっ 写真で見ると傷がなくてキレイ…ホントは傷だらけ

<弦の巻き方あれこれ>

切っちゃう人は、メーカ推奨のこれが
1番狂いませんってのがあるんで問題なし
弦のナットからペグへ向う角度も、一般的なヘッド角に近くなるので、テンションも変わらず、グゥでしょ
けど、絶対切りたくない人、ボクは、色んなやり方でベストな方法を探ってます
チューニングが狂わなくって、巻数が同じ位になって、ヘッド角と平行になるのが理想と考えます
くだらない情報ですが、現時点でのこれっきゃない!…ての伝授しましょう
えっ・・「いらん!」 「そんなの知ってる」 「ギターなんか興味ねぇ…」 「押入れに入れっぱなしサ」
そんな方、失礼しました m(__)m
もっといい方法がある…そんな方、是非教えてください、まだ発展途上、試行錯誤中ですので

取り敢えず巻数の基本は3巻とします
巻き弦ではない1〜2弦はもうちょい増やすってのも裏技です、何処が
ペグ軸直径を0.7cmと仮定すると、円周は公式
2πrで≒2.2cmになります
今、3巻を基本と考えているので
2.2×3=6.6cm
(ここではまだ、各弦径、伸び率は無視)
ペグの穴から出た弦の先の部分に、穴から6.6cmのところに印を付けます
次に、印のとこまで弦をブリッジ側に引っ張り、位置を決めて巻始めます

まず、穴より下にひと巻(一周)したら、次は穴の上へと巻いていきます
(つい最近までは逆、まず上にひと巻して穴の下へと巻いていました、、。
 それだとナットからの角度がきつくなり、テンションが高くなる気がするんで、変更しました)
ここでうまく約3巻になり、残った弦の出る穴がヘッドと直角になり
そこでベストチューニングになれば、最高の幸せ(弦の伸びは無視)
弦がナットからペグへ向う角度も、ほぼヘッド角と同等になり
テンション的にも問題なく、これが現時点でのベストと考えます

今ひとつの欠点は、各弦の長さが同じため
例えば4弦と6弦で同じ3巻すると、余る弦の長さが約6cm違ってきます
出来れば、ビィヨ〜ンの長さが、近い方がよりバランスがよく決まるのですが
特に、何故か3弦が短くなり、しょぼいんですよ、だから3弦は嫌い

さらに弦を選ぶポイントですが、、、
ちなみにボクはここ十数年来、カワセ楽器のオリジナルライトゲージを愛用してます
他は殆ど試してみてもいない大ばか者です…が、音は気に入ってます
店もお茶の水、土日なら車で30分以内で行けちゃうし、90円で郵送もしてくれます、定価550円も満足です

巻き弦が絶対に先まで巻いていないこと、、、は外せません
従って、人気もあり有名なダダリオ一度張りましたが、パス、2度と張りません
しかし、各プロ達がどこの弦使ってるかは、気になりますねぇ、、。
よく雑誌のインタビューとかに○
×の△ゲージとか書いてますが
それはメーカとの宣伝等の契約もあるでしょうから、当てになりません

                                            2003.10.28

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