悲しみの街角を行けば
人は悲しみだけ求めてるみたいに
涙を連れて生きて行く
心はいつも荒れ果てちまい
生きるって辛いネが 言い草だった
夜の街を行けば悲しみばかり
吐き捨てられた街ですよ
楽な道は幾つもあるってぇのに
涙の道を何故歩く
ひと
お節介だと他人に云われ
人のいい 女だった
星空の下行けばあの娘のことが
ふと心に浮かぶんですよ
人それぞれ辛い過去があって
触られたくないものもある
肩書きばかり気にかけて
気付いた時には この有様さ
悲しみの街角を歩いて行けば
悲しみだけが墜ちている