第7回 初舞台
2004年は南海キャンディーズとの出会いがあり、メンバーのモチベーションも上がって来ていた。
だが決してバンドとして仕上がった訳ではなかった。
特に何かとバンド内の波乱要素になっていたテナー男子が、
初ライブの1ヶ月前になって脱退を申し出て来たのには驚いた。
仕事が東京中心になるのだと言う。
長い目で見れば歓迎材料だったんだろうが、皆は流石に直前でそれはないやろ感に支配された。
という訳で5月の千日前アナザードリームでの初舞台に臨んだメンバーは9人。
恒例のメンバー紹介を、
ドラムスは「近大前のナチュラルウーマン」
ベースは「瓢箪山のドナルドダックダン」
ギターは「東通りのネガティブマスター」と「塚口のスーパーマリオ」
キーボードは「河内長野の箱入り娘」
ホーンはAsの「ディープサウスのアレサフランクリン」とTpの「奈良のビジュアル系トランペッター」
女性ボーカルは通称ダイナマイトシンガーズ
「靫公園のソウルダイナマイト」
「先斗町のミセスダイナマイト」
「北新地のリトルダイナマイト」の3人と
「西宮のウィルソンピケット」ことワタクシ。
以上11名で記念すべき初ライブに挑むことになった。
実は先日この連載の為にそのビデオを見直した。
音的にもパフォーマンス的にも見てる方が恥ずかしくなるというヤツだったが、
一番アカンかったのが私のMC。もたついてもたついて聞いてられなかった。
まぁ初舞台とはこんなモノかもしれないが、来てもらったお客さんには申し訳なかったと思う。
実は南海の2人も見に来てくれていた。
「南海を見た」という人は大勢いるだろうが、「見に来てもらった」という人は少ないだろう。
こんな事しか覚えていない程初舞台の記憶は薄れている。
とはいえサードストーンバンドの第一歩がここに刻まれた事は事実である。
  (続く)第8回 周年へ













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