エクセルの表・図形をワードに貼り付ける
ここでの内容は個人的な感想であり、
機能や効能を示すものでありません。
【エクセルの表をワードに貼り付ける】
エクセルで表を領域選択し、[コピー]、ワードを開いて右クリックメニューの[貼り付け]をすればよい。
この場合、ワードでセルの大きさの変更など、ワードで作成した表と同じような編集ができる。
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【エクセルの表&図形をワードに貼り付ける】
図形オブジェクトが含まれた表の場合、ワードに貼り付けたものは、あとから修正などの編集はできなくもないが、かなり面倒である。 表だけをワードに貼り付け、図形オブジェクトはワードで作成する方が、あとからの修正を考えれば楽である。
エクセルで下図のような表を作成。図形オブジェクトの矢印を入れてみた。
表の領域を選択し、[コピー]
ワードのページ上で、右クリックメニューで[貼り付け]。
◆ 貼り付けでは、メニュー[編集]の[形式を選択して貼り付け]で、何種類かの形式で貼り付けることができる。
図形オブジェクトが含まれた表のコピー・貼り付けでは、メタファイルの形式での貼り付けが、一番近いようである。
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【エクセルの図形をワードに貼り付ける】
エクセルの図形オブジェクトを使って作成したものを、まずはグループ化しておく。 メニュー[表示]の[ツールバー]の中の[図形描画]にチェックして表示されるツールバーには、大きな矢印のアイコンの[オブジェクトの選択]がある。 このアイコンを押下している状態だと、図形や挿入した画像などのオブジェクトだけを、マウスの領域指定で一括選択できる
アイコンを押下したままだと、ページ上のテキストの編集ができないので、またアイコンをクリックして元に戻しておく。
そしてグループ化したものをコピーする。
ワードを開いて、ページ上での右クリックメニューの[貼り付け]したものが下図の左で、メニューの[編集][形式を選択して貼り付け]で[図(Windows メタファイル)]を選択して張り付けたのが右。 右クリックメニューでの貼り付けの場合、入力したテキストの行数がきちんと反映されない場合が出てくる。
右クリックメニューで貼り付けたものは、「Office 描画オブジェクト」なので、ワードで最初から図形オブジェクトを使って作成したのと同様に、あとから編集ができる。 メタファイルで貼り付けたものは1枚の画像のようなものなので、あとから個々の図形オブジェクトの編集はできない。
「Office 描画オブジェクト」として貼り付ける方が具合がよさそうに思えるが、貼り付けたあとで拡大・縮小する場合には、「Office 描画オブジェクト」の文字サイズは拡大・縮小に合わせて変わらない。
拡大・縮小したのに似合う文字サイズに、あとから編集しなおさなければならない。縮小の場合は、文字サイズを小さくしても、書き込んだ行数がきちんと表示されない状態も出てくる。
一方、メタファイルで貼り付けたものは、拡大・縮小に応じて文字サイズも自動的に変化する。
メタファイルの方を、縮小。
表示のズームで拡大表示したもの。
メタファイルは縮小しても、テキストはきれいに描かれている。
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エクセルで作成した図形オブジェクトに書き込んだテキストは、その図形をコピー、ワードに貼り付けた場合にテキストの位置が変わり、きちんと表示してくれない。
下図で、左はメニュー[編集][形式を選択して貼り付け][Windows メタファイル]でのメタファイル、中央はページ上で右クリックメニューの[貼り付け]をしたもので、[形式を選択して貼り付け]の[Office 描画オブジェクト]、右は中央のものを修正したもの。
※ ここでの例は、エクセルでの標準設定で作成した、図形オブジェクトのテキストである。テキストのフォント・フォントサイズなどを変更した場合は、それぞれの変更に合わして修正する必要がある。
修正時には、まずはテキスト部分を全選択しておく。テキストの先頭部分にカーソルを置き、キーボードのCTRL+Aでテキストの全選択ができる。
フォント [Times New Roman]を[MS P ゴシック]、サイズを11にする。
完全にメタファイルと同じ位置にするということは難しいが、[Office 描画オブジェクト]で貼り付けた図形の文字は、ほぼエクセルで作成時のイメージどおりに表示されると思う。
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