のように数字が１桁のものと２桁のものとで、位置が異なっている。

これを揃えようと、１桁の数字の前に半角のスペースを挿入すると、

（赤点は半角のスペース文字を示している）

という状態になり、多少は良くなっているが、やはり位置は揃わない。

フォントを調べると、（入力前に特に指示をしていなければ）漢字は「MS 明朝」に、数字は「Century」になっている。

フォントを等幅固定である「MS 明朝」で統一してみても、状態は変わらない。

ネットで調べると、「カーニング」という、文字体裁を良くするために、自動的に数字の直前にある文字との間隔を広げるということが行われているらしい。具体的には、直前の文字の右横に、下図のような幅のスペース文字ではない空白が追加されている。

使っているのが「ワード２００３」なので、以降のバージョンでは、こうしたカーニングを無効にする設定ができるようになっているのかもしれないが、「ワード２００３」では［フォント］や［ツール］でのカーニング設定を使っても、カーニングは無効にはならなかった。

そこで、数字が１桁の場合には半角スペースを２つ、数字が１桁の場合には半角スペースを１つ、加えてみた。

そうすれば、数字の直前は全てが半角スペースに統一されるので、仮に数字の直前の半角スペースにカーニングが行われていたとしても、位置は揃うことになる。

数字は半角あるいは全角で統一する。全角を使った場合は下図のように、平成・年・月のすぐ後ろには半角でのスペース文字を、１桁の数字の場合はその前に全角のスペース文字を挿入する。

（赤点は半角の、□は全角のスペース文字を示している）

※ 使用するフォントは等幅の［MS 明朝］［MS ゴシック］などを使わないと、揃わない。