トイレはフード・ドア付きなので、ウンチ・オシッコへの砂かけ時の飛び散りはないが、トイレから出たときに、足の指の間に挟まった砂がトイレの出入り口だけでなく、
部屋に散らばる。
これまでの方法といえば、砂を変えてみることで、
3mmほどの球状の砂 → 木が素材の俵状の砂 → 紙が素材の綿状の俵状の砂
に変えてみたこと。
猫のトイレの入り口に付属していた格子状のすのこをトイレから出たところにおいてみたが、ほとんど効果はなかった。
ネットで、砂落としマットなるものがあると知り、検索すると、まずはダンボールの断面を平面に広げたようなものが見つかった。これは自作できる猫の爪とぎマットとして知られているものであるが、それが砂落としにも有効のようだ。しかし、現在は小さな球状の砂は使っていないので、これは使えない。
ちなみに、現在の俵状の砂で使ってみたところ、砂落としの効果はなかった。
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さらに捜すと、じゅうたんのようなマットが見つかった。じゅうたんの毛で砂をこぎ落とす作戦か?
そこでふと、パソコンの画面をクリーニングする極細繊維のクロスが家にあることを思い出し、使ってみたら、良好のようである。
現在使っている砂は、紙が素材の綿状の俵状の砂のもので、トイレの出口にこのクロスを敷いてみると、砂を指の間に挟んだ猫が通ると、砂の繊維がクリーニングクロスの繊維に絡まり、その絡まり具合が指の間に挟まれる具合より強いのだろう、見事に砂がクリーニングクロスの方にくっつく。
購入していた、木が素材の俵状の砂は表面が割りとツルツルしているので、引っかかりが少ないが、幾分ならくっつくようである。市販の紙が素材の繊維っぽい砂であれば、クリーニングクロスにくっついてとれるように思う。
ただ、極細繊維のクロスといっても、レンズなどを拭くようなクロスは毛先が短かく揃っているので、引っかかりは小さい。極細繊維のクロスでも、タオル地のように編んであるものが具合がよい。
ただ、これでも完全にというわけにはいかないようだ。指の間にしっかりはさまった数粒は、クロスの外で落ちている。
草の種のひっつき虫が衣服につくような感じで、トイレの砂を強力にくっつけるクロスがあれば、いいのだが。
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ネットで調べていくと、メッシュ・パーティション(突っ張り棒などと組み合わせて、小品を架けていく仕切り板で、金網状のもの)をトイレの出口に敷くのがよさそうなので、試してみた。
トイレを出ての道程が短いためか、完全に砂を落とすということはできないが、かなりの砂をメッシュ・パーティションのところで落としてくれるようである。
まだ大人の猫でないのでメッシュの網目が大きく、網目の穴に足を通して床を踏んで歩くことができ、その場合には砂が落ちない。
網目の大きさが3分の2くらいであれば、足を通すことができず、確実に網の上を歩いてくれるものと思う。
メッシュ・パーティションの上を壁で囲み、歩く距離を長くするようにできれば、ぼぼ完全に砂を落とすことができるかもしれない。
※メッシュ・パーティションは、ダイソーにおいてあるものは網目の針金が細く、体重のある大人の猫が歩くには危険である。ホームセンターで売っている網目が太いものを使うこと。 我が家のを測ってみると直径が3mmであったが、4〜5mmのものが望ましい。
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メッシュ・パーティションを設置後、2〜3回のトイレで猫の方も砂落としであるのを理解し始めたのか、確実に網の上を歩くようになり、砂は箱の内側
で落ち、外側には散らばらなくなってきている。5回のトイレで、外側は0粒の5戦全勝に。
出入りの様子を見ていて、面白いことが分かった。
金網の上を歩くのは好きではないらしく、トイレに入るときは金網の上に足を乗せるのを避けて、金網の外から一気にトイレに入る。
出てくるとき、指の間に俵砂が挟まっていれば、その足を金網に乗せて俵砂を落とすが、俵砂が挟まっていない足は乗せないで出てくる。
※その後
ほとんどは受け皿の中に落ちるが、数粒は周囲に散らばっている。アプリーチが短いので、金網に乗せない足についた砂粒は周囲に落ちる。
※その後 2
トイレから出るときに、どの足も一度はメッシュ・パーティションの上を歩かないといけないように、アプローチに仕切りを追加した。
成績はよく、ほとんどが受け皿の中に落ち、外部に落ちているのは日に数粒程度。
※バーベキュー用の金網は成績が悪い
百円ショップでバーベキュー用の金網を2枚購入。受け皿の上に直接置いたり、メッシュー・パーティションの上や下に置くなど、いろいろ試してみたが、成績は悪い。
バーベキュー用の金網のメッシュでは、金網の上に立った時、指が開いて俵砂が指の合間に見えるが、充分に開かないので、俵砂はあまり落ちない。足を上げると俵砂が挟まったまま、指が閉じられる。
生後数ヶ月の仔猫のうちは、これくらいの網目の大きさの方がよいとは思う。
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猫の爪が伸びていると、短い時よりも多くの俵砂が指の間に挟まっているようである。