トイレやオシッコのあと、砂をかけるときに周囲に砂を撒き散らすので、全周をおおうタイプのものを選んだ。
購入したのは「1週間取り替えいらず」というタイプ。
一緒に売っていたトイレの砂は、水に濡れないセラミック上のもので、オシッコはしたたり落ちて、すのこの下のシートで吸収するから、ウンチだけ回収すればよいという製品だった。これはウンチの処分とか、オシッコで猫の足が濡れたまま外に出てこないか心配。
他の猫の砂を探すと、木材でできた燃やせる猫の砂というのがあった。3mmくらいの球状の砂。砂を燃やせるゴミとして出せるという点がよくて、これを購入。
体長がまだ30cmほどの仔猫の頃は、この3mmほどの球状の砂が良かったが、段々と大きくなるにつれ、周りに散る砂の量が半端でなくなってきた。
部屋に散らかす砂を完全に無くすことはできないが、ダイソーで売っている厚さ5mmほどのウレタン板の、周囲を5cmほど折り曲げたものを、トイレセットの下に敷いている。トイレの出入り口側は30cmほどのエントランススペースにしており、足の肉球についた砂の半分以上は、ここで落ちる。
◆
それで他に良いものはないかとホームセンターで捜すと、同じく木材でできた俵状のものがあったので、それを購入。
1回のトイレで、トイレの出口周りに数粒こぼれている程度で、飛び散りは思いのほかの好成績。
しかし、それを帳消しにする欠点があった。
粒子が硬く、割りと重いので、一度はウンチの周りに、コロモのようにくっついても、猫が砂をかけている間に、粒がはがれてしまう。そのはがれた粒子にはウンチがほんのり付いている。
少しゆるいウンチだと、ウンチのまわりの俵のコロモではなく、俵(猫の砂)のまわりのウンチのコロモ状態に。
ウンチを取り除いたあとも、ウンチで汚れた俵が相当数、残る。
欠点がもうひとつ。木材素材であるためか、水分の吸収量が、紙の砂と比べて小さいように思う。下記の「ウンチの貯蔵」で、バケツのフタを閉めていると、フタの裏が段々と濡れてきて、水滴が垂れるようになる。
◆
これは何とかならないかと、またホームセンターに行ってみると、紙(再生紙)を素材とする俵状の砂が見つかった。「お花畑 エコトワレ」という製品。これまでの木材とか紙を素材とした砂より、燃やした時の灰の量が大幅に少ないとか。うたい文句は「トイレに流せる」と書いてあるが、焼却できる。
つまむと割と硬いが、かなり軽い。綿を固めたような感じで、タバコのフィルターのような感じであるが、フィルターよりはずいぶん小さい。
気になって、試しにライターで火をつけてみたが、綿のようにパッと燃え上がることはなかった。じんわりと燃える感じ。
ウンチのコロモ状態は3mm球状粒子までは行かないが、、割と良好。木材の俵のようなウンチが練り付いた俵が残るということがないのが良い。ウンチの取り出しに困ることはない。また、数時間そのままにして置くと、周りの砂がウンチの水分を吸収するのか、どんどん固まってきて、ウンチの外側がカラカラになってくる。
オシッコの方は割とかたまりを作るが、取り出すときにポロっと割れることも多い。まあ、取り出す道具を工夫すれば、なんとかなりそうな状態ではある。オシッコがかかると色が水色に変色するので、識別しやすい。
砂の飛び散りは、粒子が軽いためか、木材の俵粒子よりは多く、2〜3倍くらいに。
もう、ほんの少し大きければ、飛び散りはかなり減るのではと思われるが、オシッコを固めるのが弱くなるかも。