カメラ映像の遅れ・音声ミックス
ここでの内容は個人的な感想であり、
効果・効能を示すものでありません。
PowerDirector8 ではステレオ音声トラックが最大3つ設置できる。
演奏映像から音声を取り出し、専用ソフトでノイズカットしたり、リバーブをかけたり、あるいは他の楽器などとミックスして、再度取り込みして、映像とミックスするといったことができる。
|
利用ソフトの紹介
私がよく使っているソフトは以下もの。
◆映像から音声取り出し NOVOさんが作ったDac.exe というフリーソフト。mpgファイルなどから、WAV・MP3・WMAで音声を取り出すことができる。取り出しができないタイプの映像ファイルもある。
◆ノイズカット Nero Wave Editor
◆音声ミックス wavir.exe というシェアウェアで、マルチトラック音声編集ソフト。
|
映像の遅れ
HDカメラでの録音、パソコンに取り込んでからの音声処理も全てデジタルで行っているので、理屈では映像と音声のミックスでは最初のところでタイミングが合えば、以降は映像と音声のずれが起こるはずはない。しかし、それが起きている。
Panasonic TM300 には4種類の録画モードがあるが、映像の遅れは、各1回ずつでのテストだと HAモード −− 約10フレーム/90秒あたり HGモード −− 約 9フレーム/90秒あたり HXモード −− 約 8フレーム/90秒あたり HEモード −− 約10フレーム/90秒あたり 平均9フレームのずれとして、1秒がほぼ30フレームであるから、遅れはざっと0.3秒/90秒である。 この遅れはシフトではなく、まんべんなく少しずつの遅れを積算したもの。
テスト方法は、 1.CD−Rに音源を焼き、CDプレーヤで再生。CDの再生とパソコンからの再生を同時に流し、音ずれが起きていないことを確認。 2.CDプレーヤで再生しているのをビデオカメラで撮影(録音)。 3.元音源、撮影音源を波形で確認。
普通にはこの遅れ(ずれ)は問題にならないが、CDプレーヤーなどで流した音楽で演奏・演技しているのを撮影し、あとから元音源をミックスする場合には大いに問題になる。
|
遅れ(ずれ)の補正
遅れを補正するのは難しい。1/300の遅れであり、0.333%の遅れ。1%に満たないので、音声編集ソフトを使ってのタイムストレッチは利用できない。またタイムストレッチを使うと音質がかなり低下する。映像ソフト側も同様である。
正確に補正された音源を用意するには、元音源を同じビデオカメラで撮影・録音し直す。
|