ノイズカット

 

ここでの内容は個人的な感想であり、

効果・効能を示すものでありません。

 

撮影画像には多くの場合、その場所のノイズが入る。

 

特に、録音レベルをオートにしていると、マイクで拾う音量が小さい場合には自動で録音レベルを最適化し、よって相対的に周辺のノイズが大きく録音される。

 

CyberLink PowerDirector8 にはパワーツールの中にノイズカット機能が付いている。ノイズの内容にもよるが、ザーとかサーといったノイズは割りとカットしてくれる。

ノイズ解析は「静止ノイズ」「風切音」「カチカチという音」の3種類の中から選択できるが、例えば選択映像の最初の方に顕著に現れているノイズをカットしたいといった、位置の指定はできない。

 

しかし、やり方が無いわけでもない。音声波形を見て、そのノイズ付近の映像を分割し、ノイズの映像についてノイズカットをする。そして、「全てに適用」ボタンで、他の映像部分にも同じノイズカットを行う。そして最後に分割した部分の「結合」を行う。

 

ただし、ノイズカットは他の音声にも影響がでるので、できるだけ小さめに行う。

 

Nero の統合オーサリングソフトには Nero Wave Editor が同梱されている。この Wave Editor は音声ファイル(WAV)に様々なエフェクトをかけるなどの編集をするソフトであるが、この中にノイズカット機能が含まれている。

ノイズの場所を指定し、そこでのノイズを解析、それをファイル全体に適用することができる。

ノイズカットレベルの調整とか、グラフィックイコライザ風の図表の中で、ノイズカットレベルの折れ線を指定することもできる。

繊細なノイズカット処理が可能。

 

ただし、きめ細かく調整しても、他の音声への影響は皆無ではない。カットレベルを上げれば上げるほど、他の音声への影響は大きくなるので、小さめにノイズカット処理をする。

 

Nero Wave Editor は、当初は単体での購入も可能であったが、いつのまにか統合ソフトでの同梱でしか入手できなくなっている。

 

CyberLink の統合オーサリングソフト Media Suit 8 にも、Wave Editor という音声編集ソフトが同梱されているが、上記の Nero Wave Editor とは違うもののようである。