MuseScore Tips/ ピアノの音しか鳴らない?
キーワード |
soundfont=サウンドフォント。MIDIを鳴らすWaveTableファイル音源。 |
◆
MuseScore(0.9.5) は、ピアノのサウンドフォントSoundFontだけを内蔵している。
メニューのEditのPreferencesをクリックするとダイアログが表示される。そこでのI/Oタブを開くとSound Fontの項目がある。
MuseScoreのSound Fontについては
http://www.musescore.org/en/handbook/soundfont
に記述がある。もしリンク切れしていた場合は「MeseScore SoundFont」で検索。
このページによれば、バイオリンとかパーカッションなどの音を鳴らすには
General MIDI SoundFont
が必要だと書いてある。そのGeneral MIDIの内容は
[英語] http://en.wikipedia.org/wiki/General_MIDI
[日本語] http://ja.wikipedia.org/wiki/General_MIDI
のWikipediaで。
もしパソコンのスペックが低く、General MIDI SoundFontで動作が遅いようなら
FluidR3_GM.sf2
あるいは
MagicSF_ver2.sf2
を使ってみるように勧めている。ダウンロードへのリンクは先のMuseScoreのページにある。
◆
WindowsXPにはMIDI音源が入っているが(DirectX?)、どこにも.sf2ファイルは置かれてはいない。これが利用できないとなると、やはりGeneral MIDI SoundFontを入手 するところから始めるのか・・・。
ネットで検索すると各種のGeneral SoundFontがあるようだが、リンクが切れていたり、何やら怪しげなサイトの雰囲気で あったりでと、入手がうまくいかない。
ということで、安全にダウンロードできそうな上記の2ファイルあたりから使ってみるしか・・・ないのか。
◆[ FluidR3_GM.sf2 ]
http://www.musescore.org/en/handbook/soundfont
から
Fluid-soundfont.tar.gz
を直接ダウンロード。これはLinux用の圧縮アーカイバなので、Windowsで使うには7-ZIPというソフトで解凍する。7-ZIPのダウンロード先も上記のURLにリンクがある。
ダウンロードした7-ZIPをインストールし、これを使って、まず.gzを.tarに解凍、続いて同じソフトで.tarを解凍すると.sf2ファイルが現れる。
この.sf2を適当なフォルダに保存し、MuseScoreで利用するSoundFontとして設定する。
◆[ MagicSF_ver2.sf2 ]
http://www.musescore.org/en/handbook/soundfont
からダウンロードのページに進み、いくつもあるダウンロードの一つ
MagicSFver2.zip
をクリックしてZIPファイルをダウンロードする。
このZIPファイルを解凍するとフォルダ・サブフォルダの中に.sfArkというファイルが作成されている。
これをさらにsfArkというフリーソフトを使って解凍すると.sf2ファイルが出てくる。
sfArkのダウンロードはネットで検索してもリンク切れしていることが多い。これを書いている時点では
がホームページであり、左のメニューの中の「sfArk」から先に進んだページでダウンロードできる。
◆SoundFontの指定とMeseScoreへのインストール
SoundFont(.sf2ファイル)の指定であるが、どこか任意の場所に保存し、MeseScoreの上記のPreferenceのダイアログでそのファイルを指定し、Apply、OKでダイアログを閉じる。それから一度MuseScoreを終了し、再度開くと有効になる (MeseScoreにインストールされる) 。
※ 試しにFluidR3_GM.sf2を上記のようにダウンロード・解凍し、SoundFontに指定したところ、順調に鳴った。MagicSF_ver2.sf2はまだ試していない。
◆Soundの確認・指定
メニューのDisplayでMixerをクリックするとPart Listダイアログが表示される。SoundFontが適切にMuseScoreにインストールされていると、ダイアログのSoundにサウンド名が表示される。
上記の図では「Piano-normal」の一つしかないが、Instrumentsで幾つか指定すると、その数だけ何段かでそれぞれのサウンドパーツが表示される。Soundの横のプルダウンリストを開くと、I/Oで指定したSoundFontの中に含まれるサウンドがリスト表示され、サウンドを変更することもできる。
◆
参照 「Port audio の設定」。