かぶとむし幼虫飼育記 トップ

体重測定&体重推定方法


ここでの内容は個人的な感想であり、

機能や効能を示すものでありません。

 

2011年4月26日

 

幼虫の成長具合が気になり、DIY店で安価な1kg用の電子はかりを購入。(仕様上の使用温度湿度での)精度誤差は2gとあったが、これの倍の値段のものでも誤差は1gあり、目安として使うだけなのでと、一番安いものを購入。 最小メモリ1gではあるが、硬貨で100gくらいまでを試した感じでは、値は正確だった。

 

また、この時期だともう遅いかなとは思ったが、少しでも栄養価のあるものをと、4月中旬あたりからDIY店に並び始めた、マルカンのくぬぎマット(10リットル )を1袋購入。これを混ぜた。

 

YouTube

 

体重であるが、順調に育っていれば

・メス:20〜25g

・オス:30〜35g

とのこと。

 

20頭の体重はかってみると、確かに2グループに分かれ、

・20〜25g

・28〜35g

の2つのグループに。

 

 

容器の重さはゼロ・リセットしている。

 

オスなら、腹を見ればV字の模様が見られる場合があるとのことであったが、丸まっているのを広げるのはかわいそうかなと、見なかった。

 

メスの方は順調のようであるが、オスの内の2匹は28g、29gと30gに届いていない。昨年10月に引き取ったときも、数匹だけひとまわり体が小さいのがいたが、それではないかと思う。

 

幼虫の成長は卵から10月くらいまでが、成長が著しいらしい。10月以降でどれだけ大きくなるのかは、これを書いている現時点では不明であるが、少しでも大きくなってほしいと、くぬぎ マット(特殊栄養剤入り)を足してみた。

 

2011年4月26日

 

体重推定

 

 

幼虫を撮った写真の中に大きさが分かるものが写っていたら、それと比較して、ある程度の大きさが分かる。

 

幼虫の体長は上の写真で幼虫に描いた赤ラインの長さと、ここではメジャーに描いた赤ラインの長さとを比較。実際には画像編集ソフト(GIMP)のツール「定規」を使ったが、写真をプリントアウトし、それをものさしで計ってもできる。

 

写真のメジャー10cmはツールの定規で2467pあった。幼虫の体の中心付近を通っている線の長さの合計は2646p。この場合は値がほとんど同じなので、ごく単純に体長10cmということになるが、計算式では

 

 

 

 

 

 

 

 

X ≒ 10(cm)が求まる。

 

体重の推定には、幼虫を円筒にみたて、円筒の長さと直径から体積を求め、それに一定の係数を掛けて体重を求めるというやり方をした。

 

まず写真の青い線の長さを計る。これは628pあった。これを2で割り、ごく単純に全長での平均の幼虫の太さと考える。同様の計算で直径2.37mmに。

 

幼虫を円筒として、分かっている全長と直径を使い体積を求める。

計算すると、44が得られた。円筒の体積は44ccということになる。

 

実際に体重測定した数値は35gだったのでおよそ、求めた円筒の体積cc×0.8で体重 が求まる。

 

体長10cm、体重35g。

 

※ これらは体が丸まっている状態での推定方法であり、体が伸びてまっすぐな状態を撮った写真を使った場合は全長・直径・係数は違ってくるかもしれない。

 

2010年9月27日

 

幼虫を引き取った時、タバコを一緒に並べて撮っていたので、タバコの大きさと比較して、体長と体重を推定。

 

 

 

結果、体長は約7.5cm、体重は約16g。

オス・メスは不明。

2010年10月29日

 

 

人差指のシワからシワまでの長さを基準に計算。

 

体長は約8.7cm、体重は約25g。

オス・メスは不明だが、この時期で25gなのでオスと思われる。。

2010年12月12日

 

 

人差指のシワからシワまでの長さを基準に計算。

 

体長は約9.2cm、体重は約33g。

オス・メスは不明だが、30gを超えているので、ほぼオスと思われる。

 

体長体重を推定したのが同一固体かどうかは分からないが、2回目以降のはオスと推定できる。また4回目の全員の体重測定から、オスの中でも成長が良い方のものと推定できる。

 

この推測値を時系列で並べると、次のようなグラフになった。

 

 

3回目と4回目の間には冬眠期間が含まれている。5月の連休明けにペットボトル飼育器に引越しさせるが、その時に、もう一度計ってみようと思う。