ジャンガリアンを飼い始めてまだ１０日目の初心者。しかし初心者ならではの内容もあるかと思い、記しておきます。（2011.07.15）

【１匹飼い】

原則として、ハムスター（ジャンガリアン）は１セット１匹飼いです。２匹の場合は２セット必要。

　

【ゴールデンとドワーフ】

大型のハムスターのことをゴールデンハムスターを代表してゴールデン、小型のハムスターをドワーフ（小型の意味）と称している。ジャンガリアンはドワーフの仲間。飼育セットやエサの用途名としてよく使われている。

　

【生活リズム】

野生下では、ジャンガリアン（ハムスター）は日中は寝て、夜に活動する（単独で活動）。

【飼育全般】

一般的な飼育ケージ（市販・自作）で飼う場合と、地下型巣箱を併用して飼う場合とで、セットの構成・食事・飼育形態などで違うことが多々ある。

ハムスターとのスキンシップを飼育目的とするなら前者、ハムスターの生態・健康を優先してスキンシップを多少なりと犠牲にできるなら後者。

※このどちらが良い飼育であるかは決められない。ペットとしての飼育は飼う側と飼われる側との双方で成り立つ出来事なので。

どちらの飼い方をするかで購入内容・飼育方法が変わってくる。

この「ジャンガリアン飼育記」は地下型巣箱併用でジャンガリアンを飼育する場合を書いており、その他の場合には参考にはなりません。

【飼育セットの購入】

セットは「地下型巣箱」を提唱されている入澤二郎さんがご好意で提供して下さっているセットを購入するのが良いと思います。

http://ham-ham-ham.com/syohin.html

　

セットの懇切丁寧な製作図と解説も提供して下さっており、腕に覚えのある人、作ってみようと思う人は自作できます。

　

※現時点で、「飼育セット・キリ」は7,800円となっています。自作の場合、セットと同等のものをそろえるだけで、ホームセンターにもよるかもしれませんが、私の場合は6,000円弱かかりました。しかも板材は桐を置いてなかったので、南洋桐と檜を使っての価格。

※日中は、ほとんどを地下型巣箱の中で寝ているので、眠っている姿を横目で見て楽しむという飼い方はできませんが、地下型巣箱の生活に慣れ、安眠熟睡できるようになるとストレスが随分と少なくなるなるのか、ハムスターは優しくなり、飼い主の物音に気づいて穴から顔を出すようになります。

　

※市販の２〜３階建てセットで、２〜３階部に柵がなかったり柵が低く、ハムスターが下に落下することがよくあり、怪我・骨折をしないかと心配する人が少なからずいます。ジャンガリアンは体、特に手足・爪の構造によるのかと思いますが、よじ登るのは得意でも、降りていくのが随分と不器用です。飼育スペースの関係で地上階が多層構造の飼育セットを使うのもありと思いますが、各階への移動はパイプ状のものだけで、かつ各階が完全に切り離されて落下の心配がない物が良いと思います。

【冷房・暖房】

ハムスターの体温は年間を通して３８℃。人より少し高めです。

ネットで調べると、ジャンガリアン（ハムスター）の飼育適温はいろいろ書いてあります。人が普通に過ごしている室温であれば冷房も暖房もしなくて良い。ベストは２５℃までだが、低湿度で風通しが良ければ２８℃くらいまでなら大丈夫。

　

３０℃が数時間以上続くようであれば冷房をする。冷房（クーラー）については、上記の入澤二郎さんが提供して下さっているクーラーが、日常の扱いも含めて考慮すると、ベストと思います。

他には、ネットでよく見かけるペットボトルのクーラーを自作する方法もありますが、夏場は（室温が３０〜３２℃の場合）６〜８時間毎に交換する必要があります。

　

暖房は、まずは暖かい巣材を用意したり、ダンボールで囲うなど、ハムスターが自分の体温で暖まれる環境にしてやる。

強制暖房は「ぴたり適温」の使用が良さそうに思います。

【必要な備品】

地下型巣箱

飼育ケージ（地上部）

金網があるケージは、噛む癖があると歯が欠けたりいびつになる可能性があり、衣装ケースで自作したり、爬虫類用のケースを使う人が少なくない

給水器

エサ入れ（人間用の瀬戸物の小皿でよい）

野菜類のエサ入れ（水タンクの水滴受け兼用・人間用の瀬戸物の小皿でよい）

トイレセット

砂浴びセット

眠りから覚めるて穴から出てきた時とか人の手に触れられたあと、さっと砂浴びをして体を清めている。固まるトイレの砂で砂浴びする個体もおり、その時は砂浴びセットは不要

回し車

温度計

リード線式デジタル温度計が便利。５００円から購入できる

はかり

エサの量、体重を測定。デジタル計で０．５ｇ単位以下で表示、ゼロ点設定できるものが望ましい。

【主食・補助食・特別食など】

主食ペレットを推奨している人がほとんど

補助食ミックスフード、キャベツなどの野菜、ミルワームなどの動物食

特別食妊娠中・育児中の食事

栄養剤小鳥や小動物用の滋養剤。給水器に指示量入れて与える

　

※平時あるいは特別食として与えてはいけない食材が多数あるので、ネットでよく調べること。