今はティッシュを割いたものを使っている。
水に溶けにくいのでトイレには流さないで下さい、と明記しているものを使っている。
ティッシュの割ける方向が製品によって違うが、例えば長手に沿って割けるものだと、長手を2つにハサミで切り、割いた後で長さが10cm程度か、それ以下となるようにしている。
ネットで調べると、トイレットペーパはまずもって絶対だめであるが、ティッシュも巣材としてよくないと書いてあるのが見つかる。
理由が明確で納得できるので、最初は私も、そのサイトが推薦する針葉樹・広葉樹のチップ巣材を購入し、地下型巣箱のトイレの砂を敷かない部屋に、そうした巣材を置いたことがあったが、うちのジャンガリアンはみんな、
チップ巣材を敬遠して、トイレの砂がある部屋にしか入らなかった。
新聞紙を割いたものも入れてみたが、これも駄目。
木のチップには木の匂いが、新聞紙にはインクの匂いがいくらかしており、それが嫌だったのではと思う。
※2012.11.20追記。地下型巣箱の場合にであるが、ジャンガリアンは木のチップを嫌う傾向にあることが、ある程度確認されているとのこと。
それで仕方なくティッシュを使うと、みな喜んで、巣材にした。
ティッシュがよくないとされるのは、ティッシュを運ぶ時には頬袋に入れて運ぶが、ティッシュがそこで濡れて張り付き、自分で取り出せなくなることがあるから、というもの。
幸いにも、うちのジャンガリアンはみな、地上部においてやったティッシュをくわえ、後ずさりして巣穴から巣箱に持ち込むが、一度も頬袋に入れているの
を見たことはない。
ある相談サイトのジャンガリアンについて読んでいると、「ティッシュは危険。獣医師はトイレットペーパを薦めている」との記事。
「トイレットペーパーなら水に溶けるので、頬袋に溜まることはなく、飲み込んでも繊維なので消化するから安全」とのこと。
「トイレットペーパーは水に溶け、ティッシュは溶けない」をネットで調べると、次のような記事。
「どちらも正確には水に溶けていない。トイレットペーパーは繊維が短いので、水の中で繊維がほぐれやすく、バラバラになりやすいが、ティッシュは繊維が長く、また薬品を使ってほぐれにくくしている。」とのこと。
ジャンガリアンで問題になるのは、頬袋に溜まって炎症を起こす、胃や消化管の中に溜まって閉塞を起こす、そうした可能性のある素材はできるだけ使わないようにする、という視点からの素材選びであるが、上記の内容だけからは、トイレットペーパーとティシュ、どちらがどうとも言えない。
綿は危険と書いてあるのをたくさん見るので、綿は一度も使ったことがない。しかし、ネット相談サイトの回答の中に、実名の獣医が綿での腸閉塞があったと書いている記事はなく、もしネットで言われているように綿が危険なのであれば、綿による腸閉塞の実例がたくさんあってもおかしくないのに、見当たらない。書いてあるのは匿名投稿での見聞例だけ。・・・という主旨の内容の回答。
確かに、綿を使っていて腸閉塞でなくなったという、信頼できる体験投稿も見当たらない。
某サイトに、綿は「爪が引っかかって骨折した。飲み込んで腸閉塞をした。などの事故例がある」として紹介しているのが、生まれて間もないジャンガリアンの左前肢に布が糸状になって絡まったという例。確かに木綿をより合わせて織れば綿織物にはなるが。