スプーンの上に「a/d缶」1ccほどを入れ、ミルワーム3匹の中身をかけたものを出す。
半分食べる。
抱き上げて、口とのどを見る。腫れはさらに大きくなっており、あごを動かせなくなっているのか、下の歯が少し出た状態で少し口が開いている。元気な時は、口を真一文字に閉じていた。腫れ物でのどの皮がつっぱり、口を完全に閉められなくなっているのかもしれない。
ミルワームなど脂肪分の多いものは完全にやめ、たんぱく質中心の流動食に切り替えなければいけない。
注文したフードポンプは先端が細いので、現状だと口に差し込むことはできそうなので、早く届いてほしい。それまでの間、どうやって給餌するか、何か考えないといけない。
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昨日と同じで、ぬるま湯で毛抜けのところをきれいにし、パナログ軟膏を塗る。前日に比べてからだが弱った様子はみられない。
容量が10ccほどの下のようなペット容器が家にあったので、ノズル先端を切って外直径4mmくらいに調整。切り口のバリをカッターナイフで丁寧に取り除き、自分の唇に当ててバリが残っていないか確認。
1回の給餌量をどう調整するかいろいろ試してみると、容器の底を軽く押すと0.3ccくらい出てくることが分かった。何度か押して試してみたが、出てくる量は一定。
ラップして冷凍していた「a/d缶」をやや熱めのぬるま湯で湯煎解凍。先に買っていた先端にノズルがないシリンジで吸い上げ、それをペット容器に入れる。
チビを抱き上げ、口が正面になるくらいに起こして、水平方向からペット容器の先端を軽く口にあてると、口を開いたので、さっとポンピングしての強制給餌。口の中にちょうど良い量だった。のどがつまってはいけないので、抱いていたのをすぐに下ろすと、その場でむしゃむしゃと。
嫌がって吐き出し、逃げ回るかと心配したが大丈夫だった。口の中を食べ終わると、まだほしがっていたので、もう一度、強制給餌。
強制給餌は今回が初めてだったので、様子をみるため、2回で終わりにした。
量的には、1回のポンピングで、「ジャンガリアンの主食PRO」の1粒を粉末にし、水で練ったくらいの量ではないかと思う。
「a/d缶」はぬるま湯で薄めないとシリンジで吸引できないかと思っていたが、やってみると、そのままで吸引できた。シリンジでの給餌に適した状態に仕上がってるようだ。
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4時間後、地下型巣箱を点検。新しいオシッコのあとがあったが、下痢とか吐いた様子はない。
ぬるま湯で湯煎した「a/d缶」をシリンジで吸引し、それをペット容器に入れ、前回と同様に給餌。
3回で0.6〜0.8ccくらい。
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4時間後、地下型巣箱を点検。新しいオシッコのあとがあったが、下痢とか吐いた様子はない。
ぬるま湯で湯煎した「a/d缶」をシリンジで吸引し、それをペット容器に入れ、前回と同様に給餌。
3回で1.0ccくらい食べた。
「a/d缶」そのものは嫌がってはいないようだが、体を仰向けにされるのが嫌なので、給餌にいたるまで、すこし暴れる。
本日は、「a/d缶」にミルワームの中身をかけたものを0.5ccくらい。強制給餌で2ccちょっと。
合計で3cc弱といったところ。
ネットで検索すると、1回に1cc入りのシリンジを1本、日に4回、保定して与えたとのこと。その1本は一気にではなく2〜3回に分けて与えたとのこと。
調べるのがあとになったが、良い線を行っているようだ。
「保定」とは、しっかり抱きかかえて動かないようにすること、とのこと。
今日使ったペット容器は容量が大きいので、1回に1cc与えるとしても、余分に2〜3cc入れておく必要があり、無駄がたくさん出る。しかし使い勝手は意外とよく、口の中をねらって、思う量を流し込むことができる。ペット容器の底を押すと、直径2mmくらいのがにょろにょろと出てくる。1回ごとに容器を逆さにし、ノズルを指で押さえて容器を振り、中身をノズル側に集める作業が必要だが、慣れればたやすい。
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残っている4匹の子ども達の年齢は今、1年と3ヶ月半。来年の正月には老年域に入ってくる。
ネットで調べると、2歳、3歳と生きた例がたくさん見つかるが、うちの子ども達はどのくらい生きるだろうか。