ねずみアパート冷房装置
前面のビニールの取り付けを黒のガムテープで
点々とやっていますが、完全密閉しないためです。 |
2012.07.01
廊下の温度が26℃を上回りそうだったので、クーラーを4時間ほど動かしてみた。
18時半現在での状況は、
保冷ボックス:【保冷2(標準)】
循環ファン:弱
廊下温度:27.5℃
送り:24.8℃
アパートBブロック:26℃(温湿度計)
戻り:26.4℃
このあと、5分間ほど循環ファンを強にしてみると、
送り:25.1℃
アパートBブロック:26℃(温湿度計)
戻り:26.6℃
と、ねずみアパートのBブロックの温度は変わらないが、循環戻り・送りともに、少し上昇した。
前面の透明ビニールシートは、完全に密閉しているわけではないので、風量が増えるにつれ、外部に漏れる冷気、外部から入り込む空気の量が増え、温度が上昇したのではないかと思われる。
循環量については、循環ファンの弱の運転で充分と思われる。
温度スイッチの設定は、26℃あたりにしているが、つまみが小さく、メモリも小さいので、1度単位での正確な設定は望めない。つまみの上げ側と下げ側でも、稼動温度が異なっている。
細かな設定は、実際の稼動での、運転・停止の温度状況をみながら、調整することになるかと思う。
2012.07.08
このところ、廊下での最高温度が26℃を超えないので、本格的な稼動はまだやっていない。
ねずみアパートの冷気循環温度は、送風側と戻り側の2ヶ所をデジタル温度計で測っているが、各巣箱の中の温度も把握できるようにしておいた方がよいだろうと、デジタル温度計を4つ、追加で購入した。
秋月電子通商
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2012.07.12 廊下29℃
日中、廊下の温度が29℃まで上昇。
HR-203の保冷3つのモード、
【保冷1】 15℃に保温
【保冷2】 静音モード
【保冷3】 強(ファンの音がする)
のうちの【保冷2】で運転。
送り 27.3℃
アパート 約27.5℃
戻り 27.7℃
という具合に、−1.5度の冷房が確認できた。循環ファンは弱で運転。
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2012.07.15 廊下29.0度オーバー
アパート前面は簡易温室用ビニールシート
【 保冷2(標準) 運転 】
13時頃〜午後4時頃までの約3時間運転後
1. 29.5℃
2. 28.2℃
3. 27.9℃
4. 27.8℃
5. 27.8℃
6. 26.5℃
(1と2との差)=1.3度、(1と5の差)=1.7度
【 保冷3(強) 運転 】
(保冷2で運転していたのを)16時頃〜17時頃までの約1時間運転後
1. 29.8℃
2. 28.4℃
3. 27.9℃
4. 27.9℃
5. 28.0℃
6. 26.4℃
(1と2の差)=1.4度、(1と5の差)=1.8度
これまでのところ、保冷2(弱)、保冷3(強)での差はでていない。
また、この時期、意外に廊下床面の温度はまだ低い。
問題
結露水がかなり出てくる。保冷保温ボックスは横にして使っているが、12時間の運転で2〜3mmくらいの結露水が溜まる。
保冷ボックスの冷却板は縦置きの場合の天井の一番奥、ここでは横置きで使っているので、壁の一番底側にある。結露水がたまってくると、すぐに浸かってしまう位置にある。
ある程度は予想していたが、意外と多い。拭き取ればなんとかなる量ではあるが。冷却板は凍ってはいない。
アパート内の湿度は58%くらい。廊下は60%なので、やや低くなる程度。完全密閉ではなく、ある程度は空気が入れ替わっているので、湿気も入り込んでいる、ということなのかと思われる。
アパート内の湿度は、廊下から数%低下する程度のようなので、乾燥しすぎるということはなさそう。
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2012.07.16 廊下31.2℃(午後5時に最高温度)
夜中・早朝も廊下の温度が28℃を下回らないため、昨日からの【保冷2(弱)】で運転を継続。
17時に最高31.2℃を記録。この時点で、
1. 31.2℃
2. 29.3℃
3. 28.9℃
4. 28.8℃
5. 28.8℃
6. 26.6℃
(1と2の差)=1.9度、(1と5の温度差)=2.4度
ジャンガリアンの危険温度30℃の一歩手前の29℃で留まっているが、28℃以下に押さえたいところ。
17時から【保冷3(強)】の運転に切り替え。午後11時の時点で、
1. 29.2℃
2. 27.6℃
3. 27.6℃
4. 27.2℃
5. 27.4℃
6. 25.9℃
(1と2の差)=1.6度、(1と5の温度差)=1.8度
廊下が29℃の場合は、28℃以下におさまっている。
前面がビニールカバーの場合は、最低でも【保冷3(強)】での運転が必要のようだ。
はっきりとは確認してないが冷却板は、【保冷3(強)】だと凍結、【保冷2(弱)】だと結露しているようだ。
ねずみアパート内の湿度は54%に低下している。
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2012.07.17 廊下31.2℃(午後0時)
朝から【保冷3(強)】で運転。
1. 31.2℃
2. 29.3℃
3. 29.0℃
4. 28.8℃
5. 28.8℃
6. 26.9℃
(1と2の差)=1.9度、(1と5の温度差)=2.4度
昨日と同じ前面がビニールカバーの場合なので、結果も同じように。
そのあと、ビニールカバーのすぐ手前にプラスチックプレート(6mm)を置いて、1時間ほど様子を見たが、1と2の温度差に変化は見られなかった。
その後、またプラスチックプレートを外し、17時の時点で、
1. 31.3℃
2. 29.8℃
3. 29.1℃
4. 29.4℃
5. 29.4℃
6. 27.5℃
(1と2の差)=1.5度、(1と5の温度差)=1.9度
今日は何とか、ねずみアパートの30℃越えを阻止できたが、今後さらに廊下の温度が高くなることは確実なので、何らかの手当てが必要となる。
条件はそのままで、22時半の状態
1. 29.8℃
2. 28.4℃
3. 27.8℃
4. 28.0℃
5. 28.0℃
6. *
(1と2の差)=1.4度、(1と5の温度差)=1.8度
廊下の温度がやっと30℃を切り、アパートもジャンガリアンが安定している28℃まで下がった。
このあと、プラスチックプレートを前面のビニールカバーの内側に入れてみた。
0時半現在で、
1. 29.1℃
2. 27.7℃
3. 27.2℃
4. 27.4℃
5. 27.5℃
6. *
(1と2の差)=1.4度、(1と5の温度差)=1.6度
1と2の温度差は変わらない。廊下の温度が下がっただけ、アパート内の温度も下がっている。
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◆おおざっぱな熱量計算
保冷ボックスHR-D203Wの仕様書には、【保冷3(強冷)】運転時、交流で60W、直流で45Wとある。ペルチェ素子は直流で使用するので、電源が交流の場合は直流に変換時の損失があるのかもしれない。
熱量と電力との換算式は
860kcal=1kWh
であるので、
38.7kcal=45Wh
となる。また1gの氷が水になる時の氷解熱は80cal/gであるので、38.7kcalだと水478gになる。
500mlのペットボトルの95%に水を入れた状態で凍らせたものが、仮に0℃であるとして、それが全部融けて0℃の水になるのに相当する。
(実際には95%も水を入れて凍らせると体積膨張で爆発の危険がなきにしもあらず)。
保冷ボックスHR-D203Wは氷を作るまでの能力はないが、熱的にはおよそ、毎時500mlのペットボトル1本が氷から水になる時の冷房能力相当ということになる。
昨夏作った、地下型巣箱部分だけを冷却するペットボトルクーラーの場合、夏場の34℃くらいの時で、ペットボトル2本で6〜8時間もったので、
45×2÷(6〜8)=15〜11Wh
の能力があれば、地下型巣箱部分を25℃前後に冷房することはできることになる。
※地下型巣箱の提唱者が考案・提供して下さっているハムスター用のクーラーは、必要な場所だけ冷やすという、超低消費電力(2012年モデルで8Wh)で安全なクーラーであり、これが理想ではあります。
逆に考えれば、1匹につき8Whとすると、6匹で48Wh。保冷ボックスが45Whなので、単純計算の上でも本システムではやや能力不足ということ
が、言えなくもなさそう。
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◆次なる対策案
冷房能力を加えるために、凍らしたペットボトルをアパート内に置いてみること。結露するので乾いたタオルで包み、下には結露した水の受け皿を置く。
循環風量を減らしてみる。風量を少なくすれば保冷ボックスを通過する時間が長くなるので、その分、冷えた空気が出てくる。
循環経路を逆にしてみる。
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温度計の配置を変更。保冷ボックス冷却板付近の温度を追加し、地階温度を廃止。
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2012.07.18 廊下29.1℃(9時)
。昨夜からプラスチックプレートを前面ビニールカバーの内側に入れて、
【保冷3(強)】で運転。
1. 29.1℃
2. 22.9℃
3. 27.2℃
4. 27.4℃
5. 27.5℃
6. 27.7℃
(1と6の差)=1.4度、(1と5の温度差)=1.7度
◆
循環風量を減らしてみたが、送り側の温度にほとんど変化がなかった。
A号室は父親が亡くなり空きになっているので、そこに製氷皿の氷を置いてみたが、ほとんど温度に影響しなかった。
◆日中、廊下の最高温度は31.9℃まで上昇。
【保冷3(強)】で運転。
1. 31.9℃
2. 21.3℃
3. 28.9℃
4. 29.3℃
5. 29.5℃
6. 30.5℃
(1と6の差)=1.4度、(1と5の温度差)=2.4度
今日も、アパート内の温度は30℃ギリギリまで上昇した。
◆19時、循環経路を逆にしてみた。
保冷ボックスの冷却板は位置的に、上図のBの奥にあり、この循環の方が、冷風が出るのではないかと思案。
【保冷3(強)・送風強】で運転。右側の( )は日中最高時のもの。
1. 31.2℃ (31.9) △0.7
2. 27.7℃ (21.3) +6.4
3. 28.6℃ (28.9) △0.3
4. 28.9℃ (29.3) △0.4
5. 28.8℃ (29.5) △0.7
6. 29.0℃ (30.5) △1.5
(1と6の差)=2.2度、(1と5の温度差)=2.4度
(1と6の差)は0.8度改善されて2.2度になっているが、アパート内の温度には変化があまりない。
【保冷3(強)・送風強】で運転。24時。
1. 30.1℃
2. 26.6℃ (1との差)=3.5度
3. 27.4℃ (1との差)=2.7度
4. 27.7℃
5. 27.6℃
6. 27.8℃
(1と6の差)=2.3度、(1と5の温度差)=2.5度、(1と3の温度差)=2.7度
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◆次なる対策
目標の外気温より−5度は、現在、半分程度しか達成できていない。
●冷却板に銅版を取り付け、冷却板の熱効率を高め、送風温度を下げる。
●保冷ボックスからアパートまでのダクト内で、1度近い温度上昇がある。ダクト部の断熱を上げる。
●風量を思い切り下げる。
空気の比熱は0.24[kcal/kg
℃]で、比重は1.2kg/m3。
保冷ボックスの能力は40Wh。
0.86kcal/h=1W。
温度差5度の場合、
0.24×1.2×V×5×0.86=40Wh
V=32.3m3/h=0.54m3/min≒9L/sec
熱効率が100%なら、毎秒9リットルの空気を5度冷やすことができる計算。仮に効率50%として4.5リットル、33%として3リットル。
12cmの角型USBファンを使っているが、類似品から風量は30CFMくらいと推定。
1CFM=0.09m3/min
30CFM×0.09=2.7m3/min=45リットル/sec
風量が多すぎて、5度低下していないのかもしれない。雑な計算では、5分の1くらいに風量を下げないと、5度低下が望めないが、実際にはファンを弱で運転し、2.5度くらいの温度低下があるので、現状を半分くらいの風量に落とせばよいということかもしれない。
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2012.07.18 廊下29.1℃(11時)
。昨夜からプラスチックプレートを前面ビニールカバーの内側に入れて、
【保冷2(弱)】で運転。送風側に絞りを取り付け、これまでの約3分の1くらいに風量を絞ってみた。
1. 29.1℃
2. 25.3℃ (1との差)=3.8度
3. 26.8℃ (1との差)=2.8度
(2との差)=△1.5度
4. 27.5℃ (1との差)=1.6度
5. 27.2℃ (1との差)=1.9度
6. 27.6℃ (1との差)=1.5度
(1と6の差)=1.5度、(1と5の温度差)=1.9度、(1と3の温度差)=2.8度
【保冷2(弱)】で運転。13時。ファンに網をかぶせて風量を絞ってみた。
1. 29.5℃
2. 25.0℃ (1との差)=4.5度
3. 27.0℃ (1との差)=2.5度
(2との差)=△2.0度
4. 27.7℃ (1との差)=1.7度
5. 27.5℃ (1との差)=2.0度
6. 28.0℃ (1との差)=1.5度
(1と6の差)=1.5度、(1と5の温度差)=1.9度、(1と3の温度差)=2.8度
冷却板は結露で常に濡れいている状態なので、放熱効率は落ちているはず。
【保冷1(強)】で運転。14時。ファンに網をかぶせて風量を絞る。前面ビニールカバーの下半分に厚さ2cmの発泡ウレタン板を入れる。
1. 30.1℃
2. 25.2℃ (1との差)=4.9度
3. 27.4℃ (1との差)=2.7度
(2との差)=△2.2度
4. 28.0℃ (1との差)=2.1度
5. 27.8℃ (1との差)=2.3度
6. 28.3℃ (1との差)=1.6度
(1と6の差)=1.5度、(1と5の温度差)=1.9度、(1と3の温度差)=2.8度
やや効果が上がっているが、厚さ2cmの発泡ウレタン板は光をほとんど通さないので、アパート内が真っ暗になってしまう。日中は、ある程度は光が差し込むようにしたい。
◆
発泡ウレタン板で枠を作った、障子のようなものを作り、両面にビニールを貼ったものを作り、前面カバーの手前に置いてみた。発泡ウレタン板よりは断熱効果は劣るが、一定の効果はあるのではと思う。
【保冷1(強)】で運転。19時。前面に障子状の断熱板を置いてみる。
1. 30.5℃
2. 25.4℃ (1との差)=5.1度
3. 27.6℃ (1との差)=2.9度
(2との差)=△2.2度
4. 28.5℃ (1との差)=2.0度
5. 28.1℃ (1との差)=2.4度
6. 28.7℃ (1との差)=1.8度
【保冷1(強)】で運転。21時。前面に障子状の断熱板を置いてみる。
1. 30.6℃
2. 25.5℃ (1との差)=5.1度
3. 27.7℃ (1との差)=2.9度
(2との差)=△2.2度
4. 28.6℃ (1との差)=2.0度
5. 28.2℃ (1との差)=2.4度
6. 28.8℃ (1との差)=1.8度
午後17時から廊下の温度が0.1度上昇し、それに伴ってほかも0.1度上昇。
このあと、風量をさらに絞ってみた。絞り部の大きさは1cm×8cm程度。
【保冷2(弱)】で運転。23時。前面に障子状の断熱板を置いてみる。
1. 29.3℃
2. 24.2℃ (1との差)=5.1度
3. 26.7℃ (1との差)=2.6度 (2との差)=△2.5度
4. 27.8℃ (1との差)=1.5度
5. 27.4℃ (1との差)=1.9度
6. 27.8℃ (1との差)=1.5度
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2012.07.20
まだ目標の5度低下には届いてなく、送風側を2重ダクトにしてみた。
温度を下げるには風量を絞った方がよさそうなので、2重ダクトの内側の断面積はそんなには必要なさそうである。昨日での送風の絞り部の大きさは1cm×8cm程度で、ずいぶんと小さいが、それでも適度に空気は循環している。
【保冷2(弱)】で運転。10時。
1. 28.8℃
2. 24.8℃ (1との差)=4.0度
3. 26.4℃ (1との差)=2.4度 (2との差)=△1.6度
4. 27.4℃ (1との差)=1.4度
5. 26.9℃ (1との差)=1.9度
6. 27.2℃ (1との差)=1.6度
【保冷1(強)】で運転。20時。
1. 28.8℃
2. 24.6℃ (1との差)=4.2度
3. 26.4℃ (1との差)=2.4度 (2との差)=△1.8度
4. 27.6℃ (1との差)=1.2度
5. 27.1℃ (1との差)=1.7度
6. 27.6℃ (1との差)=1.2度
送風側の2重ダクトは幾らか改善されるが、大きな効果はないもよう。
◆
5匹の内4匹が、アパート前面側の地下型巣箱の部屋で休んでいた。冷気の循環が前面側なので、その方が幾らかでも涼しいのかと思われる。冷房を始めるまでは、奥側のどれかの部屋で休むことがほとんどだった。
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◆次なる対策
冷却板が5cm角と小さいので、放熱板を追加すれば、冷却効率が上がるかもしれない。
また冷却板は常に濡れた状態なので、このあたりも何か改善策があるかもしれない。
熱伝導率は
銅・・・400W/m2k
アルミ・・・250
ステンレス・・・16
であり、もし冷却板がステンレスなら、銅の25分の1、アルミの16分の1と、熱伝導がかなり低いことになる。
磁石を冷却板に近づけたとき、ピシッと磁石が冷却板に張り付いた。
冷却板はステンレスである。
内部の構造が不明で、また取扱い説明書には分解しないように注意書きがある。分解すれば保障外になり、またショートや火災の危険も出てくる。
もし、ステンレスが冷却板の表面部分だけであり、ペルチェ素子との間には銅とかアルミの熱伝導部品があるなら、表面だけ銅やアルミに変えても、ほとんど効果はないが。
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2012.07.23
ステンレスの冷却板を、厚さ1mmの銅板に代えてみた。
ステンレス板を外したのが下の写真。冷却板の裏は断熱ボックスであった。ということは熱伝達はステンレス製のネジ4ヶ所で行われていたということ。
ステンレス板を外した時、ボックスに密着していた面がすこしねっとりしていたので、シリコングリスのようなものを塗って密着度を高めていたのかもしれない。
銅のネジがあればよいが、なかなか手に入らないものである。厚さ1mmの銅板を購入し、ステンレス板と置き換えてみた。密着する側にはシリコングリスを塗布。
その他、ボックス内を2つに仕切っている仕切り板の開口部を小さくし、また、できるだけ底部に空気が流れるようにした。
【保冷1(強)】で2時間運転。18時。
1. 30.1℃
2. 25.2℃ (1との差)=4.9度
3. 26.1℃ (1との差)=4.0度 (2との差)=△0.9度
4. 27.6℃ (1との差)=2.5度
5. 27.1℃ (1との差)=3.0度
6. 27.4℃ (1との差)=2.7度
温度計2を、冷却板に当ててみた。冷却板は結露でびっしり濡れていた。
【保冷2(弱強)】で運転。23時。
1. 28.8℃
2. 15.7℃ (1との差)=13.1度
3. 24.8℃ (1との差)=4.0度 (2との差)=△9.1度
4. 26.8℃ (1との差)=2.0度
5. 26.3℃ (1との差)=2.5度
6. 26.7℃ (1との差)=2.1度
2012.07.24
【保冷2(弱)】で運転。21時。
1. 28.8℃
2. 15.7℃ (1との差)=13.1度
3. 23.9℃ (1との差)=4.9度 (2との差)=△8.2度
4. 26.0℃ (1との差)=2.8度
5. 25.5℃ (1との差)=2.3度
6. 25.8℃ (1との差)=3.0度
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◆次なる対策
冷却板は充分冷えているが、アパートに入る手前までで冷気がかなり暖められていることが分かる。
2重ダクトの中も温度は高くなっている。
循環で必ず冷却板近くを通過するように改造してみる。
保冷ボックス内の空気の循環路を改造。中仕切りの開口部をさらに小さくし、冷却室側はコの時に曲げた冷却板の内側を通るようにジャマ板を設置し、余分なスペースは発泡スチロールで埋めた。
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2012.07.25
【保冷1(強)】で運転。改造して約1時間後。13時。
1. 29.9℃
2. 20.3℃ (1との差)=9.1度
3. 25.2℃ (1との差)=4.7度 (2との差)=△4.9度
4. 27.5℃ (1との差)=2.4度
5. 26.9℃ (1との差)=3.0度
6. 27.7℃ (1との差)=2.2度
改造前との顕著な違いは見られなかった。
【保冷1(強)】で運転。改造して約2時間後。14時。
1. 30.9℃
2. 20.7℃ (1との差)=9.2度
3. 25.9℃ (1との差)=5.0度 (2との差)=△5.2度
4. 28.1℃ (1との差)=2.8度
5. 27.5℃ (1との差)=3.4度
6. 27.9℃ (1との差)=3.0度
ほんの少し下がったものの、顕著な効果は見られない。
アパートの冷却効果としては外気(廊下)より、3度程度下がるくらい。以前は2度程度の効果しかなかったので、1度ほど改善されたが、5度にはまだまだ遠い。
◆
最終手段として、麦茶を凍らせた500mlペットボトル2本を、保冷ボックスの中、中仕切りの手前側(冷却板と反対側)に置いてみた。
【保冷1(強)】で運転。凍らせたペットボトルを入れて、約30分後。
1. 30.2℃
2. 11.6℃ (1との差)=18.6度
3. 19.9℃ (1との差)=10.3度 (2との差)=△8.3度
4. 26.8℃ (1との差)=3.4度
5. 25.8℃ (1との差)=4.4度
6. 27.2℃ (1との差)=3.0度
【保冷1(強)】で運転。氷あり。17時。
1. 31.0℃
2. 12.7℃ (1との差)=18.3度
3. 20.6℃ (1との差)=10.4度 (2との差)=△7.9度
4. 26.4℃ (1との差)=4.6度
5. 25.6℃ (1との差)=5.4度
6. 26.8℃ (1との差)=4.2度
500mlの凍らせたペットボトル1本で40〜45Wの冷却能力相当があるので、何時間で融けるかによるが、
2本が2時間・・・40Wh
2本が4時間・・・20Wh
2本が8時間・・・10Wh
くらいの補助ができる。
今回の氷の融け具合を見ると4時間くらいなので、20Whくらいということ。
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これ以上の改良点がすぐには見当たらないので、これまでの経過で判断するなら、
保冷ボックス 45Wh
追加の氷 20Wh
合計で65Wで4.5度の温度低下であり、温度差5度を達成するには80〜100Whくらいの冷却能力が必要ということになる。
現状のシステムで温度差5度を達成するには、500mlの凍らせたペットボトル3本が必要。4本までなら入れることができる。
また、温度スイッチは、今回のシステムでは不要ということが分かった。氷の補助をしない場合には外気マイナス3度程度までしか冷えず、夏場の廊下の温度は夜間・早朝でも下がりすぎるということはないので、廊下の温度が28℃を超えれば[保冷2(弱)]で、30℃を越えそうであれば[保冷1(強)]
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2012.07.26
【保冷2(弱)】で運転。氷なし。12時。
1. 30.6℃
2. 18.2℃ (1との差)=12.4度
3. 25.0℃ (1との差)=5.0度 (2との差)=△6.8度
4. 27.0℃ (1との差)=3.6度
5. 27.0℃ (1との差)=3.6度
6. 27.5℃ (1との差)=3.1度
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2012.07.26
【保冷1(強)】で運転。正午過ぎに氷ペットボトル3本追加。15時。
1. 31.3℃
2. 10.8℃ (1との差)=15.5度
3. 19.7℃ (1との差)=11.6度 (2との差)=△8.9度
4. 26.1℃ (1との差)=5.1度
5. 24.9℃ (1との差)=6.4度
6. 24.9℃ (1との差)=6.4度
7. 26.4℃ (1との差)=4.9度
凍らせたペットボトル3本を入れると、5〜6度の冷却がある。24.9℃≒25℃はジャンガリアン飼育での適温なので、冷えすぎているということはないものと思う。
C号室廊下の天井付近に付けた温度計は、アパート側壁側が26.1℃で、中央側が24.9℃と、1.1度の温度差が出ている。送風がやや中央寄りに回っていて、側壁側には回っていないのかと思われる。
空気の循環はカラーボックス前面と、前面カバーとの間の5cmほどのすきまを流れており、現在は上図の中央縦の仕切り板だけ取り付けているが、横の仕切りも追加して上図のようにジグザグに循環するようにした方がよさそう。
◆
【保冷1(強)】で運転。氷ペットボトル3本がほぼ融ける直前。18時。
1. 29.7℃
2. 12.1℃ (1との差)=17.6度
3. 20.3℃ (1との差)=9.4度 (2との差)=△8.9度
4. 25.5℃ (1との差)=4.2度
5. 24.5℃ (1との差)=5.2度
6. 24.6℃ (1との差)=5.1度
7. 25.9℃ (1との差)=3.8度
ペットボトル3本が6時間でほぼ融けた。今後は、氷をいかに長持ちさせるかが要点になる。
◆
【保冷2(弱)】で運転。氷なし。22時。
1. 28.9℃
2. 17.4℃ (1との差)=11.5度
3. 24.1℃ (1との差)=4.8度 (2との差)=△6.7度
4. 26.7℃ (1との差)=2.2度
5. 26.1℃ (1との差)=2.7度
6. 26.1℃ (1との差)=2.7度
7. 26.9℃ (1との差)=2.0度
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これまでのまとめ
アパート内の温度を28℃以下に押さえる場合
廊下の温度 冷却効果 運転状態
30℃ 2〜3度 【保冷2(弱)】、氷なし
31℃ 3〜4度 【保冷1(強)】、氷なし
32℃ 4〜5度 【保冷1(強)】、氷2本
33℃ 5〜6度 【保冷1(強)】、氷3本
34℃ 6〜7度 【保冷1(強)】、氷4本 <−− 推定
である。
これより暑くなるようだと、父親が亡くなって空いているA号室に氷を追加するか、ケージだけをクーラーが付いている部屋に避難するか、ということになる。
昨年の夏の廊下の温度を調べてみると
7/25 28℃
8/ 3 30℃
8/ 6 33℃
8/18 33℃以上
8/19 28℃
8/23 25〜6℃
となっていた。
今年は7/15に30℃、7/18に31.9℃を記録している。
廊下の最高温度は、生口島の外気最高温度より、1度低い〜同じ、くらいで連動している。
気象庁の過去のデータから、今年は暑い日で34〜5℃、日により36℃になることが予想される。
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2012.07.27 今朝の予報、生口島最高温度 33〜34℃。
【保冷2(弱)】で運転。氷なし。7時。
1. 27.6℃
2. 16.5℃ (1との差)=11.1度
3. 22.9℃ (1との差)=4.6度 (2との差)=△6.4度
4. 25.5℃ (1との差)=2.1度
5. 25.0℃ (1との差)=2.6度
6. 25.0℃ (1との差)=2.6度
7. 25.7℃ (1との差)=1.9度
【保冷2(弱)】で運転。氷なし。11時。
1. 30.2℃
2. 17.9℃ (1との差)=12.3度
3. 24.6℃ (1との差)=3.9度 (2との差)=△6.3度
4. 27.0℃ (1との差)=3.2度
5. 26.4℃ (1との差)=3.8度
6. 26.5℃ (1との差)=2.6度
7. 27.2℃ (1との差)=1.9度
◆アパート前面の赤線の個所に仕切り板を追加。
午後0時半、廊下温度が31℃に近づいたので[保冷1(強)]に切り替え。氷なし。
【保冷2(弱)】で運転。午後1時にペットボトル2本。14時。
1. 31.5℃
2. 12.1℃ (1との差)=19.4度
3. 21.2℃ (1との差)=10.3度 (2との差)=△9.1度
4. 23.5℃ (1との差)=8.2度
5. 25.8℃ (1との差)=5.7度
6. 26.6℃ (1との差)=4.9度
7. 27.2℃ (1との差)=4.3度
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◆次なる対策
廊下の温度が32℃を越える場合には、凍らせた500mlのペットボトルを追加してやる必要があるが、氷の持ちを良くするには、循環戻りで冷却板を通過して空気を冷やし、それを凍らせたペットボトルに当てるように、順路を逆にした方がよさそうである。
氷を追加した場合には、冷却板と循環戻りとで10度程度の温度差があるので、その分、氷が解けるのを遅らせることができるのではないかと思う。
遅らせた分、アパートの温度が高くなるということはある。
【保冷2(弱)】で運転。ペットボトル2本。15時。
1. 31.3℃ (1との差)
2. 20.2℃ 11.1度
3. 27.6℃ 3.6度
4. 25.9℃ 5.4度
5. 27.1℃ 4.1度
6. 27.8℃ 3.5度
7. 28.3℃ 3.0度
【保冷1(強)】で運転。ペットボトル2本。17時。
1. 31.1℃ (1との差)
2. 19.2℃ 11.9度
3. 27.5℃ 3.6度
4. 25.9℃ 5.2度
5. 27.1℃ 4.0度
6. 27.9℃ 3.2度
7. 28.2℃ 2.9度
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【保冷1(強)】で運転。氷なし。21時。
1. 29.9℃ (1との差)
2. 16.8℃ 13.9度
3. 24.9℃ 5.0度
4. 25.7℃ 4.2度
5. 26.8℃ 3.1度
6. 27.2℃ 2.7度
7. 27.5℃ 2.2度
生口島外気温度
15時 : 31.1度 17時 : 32.1度
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2012.07.28 今日の最高温度予報 33〜34℃。氷の追加が必要。
【保冷2(弱)】で運転。氷なし。8時。
1. 28.4℃ (1との差)
2. 17.5℃ 10.9度
3. 24.0℃ 4.4度
4. 24.8℃ 3.6度
5. 25.9℃ 2.9度
6. 26.2℃ 2.2度
7. 26.4℃ 2.0度 (4との差)=1.6度
【保冷2(弱)】で運転。氷なし。12時。
1. 30.6℃ (1との差)
2. 18.5℃ 12.1度
3. 25.7℃ 4.9度
4. 26.8℃ 3.8度
5. 27.4℃ 3.2度
6. 27.6℃ 3.0度
7. 28.5℃ 2.1度 (4との差)=1.7度
【保冷1(強)】で運転。氷なし。14時。
1. 31.2℃ (1との差)
2. 18.4℃ 12.8度
3. 25.9℃ 5.3度
4. 27.0℃ 4.0度
5. 27.7℃ 3.5度
6. 28.0℃ 3.2度
7. 29.0℃ 2.2度 (4との差)=2.0度
◆
午後2時、アパートの温度が28℃を超えそうになってきたので、氷追加モードに変更し、循環経路を逆に。氷の持ちをよくするため、【保冷1(強)】で運転。
【保冷1(強)】で運転。氷2本。14時40分。
1. 31.2℃ (1との差)
2. 20.3℃ 9.9度
3. 26.6℃ 4.6度
4. 25.7℃ 5.5度
5. 27.2℃ 4.0度
6. 28.2℃ 3.0度
7. 28.6℃ 2.6度
温度が下がっていないので、このあと氷を1本追加。
【保冷1(強)】で運転。氷3本。16時50分。
1. 31.5℃ (1との差)
2. 20.3℃ 11.2度
3. 25.5℃ 6.0度
4. 25.4℃ 6.1度
5. 26.9℃ 4.6度
6. 28.0℃ 3.5度
7. 28.2℃ 3.3度
アパートB号室付近は28℃と高い。
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