メス体重:35g
母親の体重がどんどん減ってきて、昨日からは35gのまま。ここずっと多飲多尿なので病気データベース
http://www.hamegg.jp/
で調べて症状を照合してみると、腎臓病と副腎皮質機能亢進症の、2つが該当しそう。
腎臓病は塩分とタンパクの取り過ぎが原因で、乳に良いと多めに煮干を与え、またミルワームも少し大目にしている。煮干は人間用ではなく、ハムスター用のを与えているが、海水で煮るので、少なからず塩分が含まれているらしい。実際食べてみると、少し塩味がする。ただ症状の血尿、体のむくみはまだ見られない。
副腎皮質機能亢進症は、生殖器まわりに左右対称の脱毛が起こるとのことで、確かに生殖器まわりが大きく毛が抜けている。原因は、卵巣・副腎疾患など、ホルモンのバランスを崩した場合とのことで、夏場での暑い中での続けての妊娠・育児が原因か。
治療としては、飲み薬(ホルモン剤など)などの投与と、ハムスターに規則正しい生活をさせる。ハムスターの生活に影響が出ないように、飼い主も規則正しい生活をする、とのこと。
この腹部の抜け毛であるが、7月28日に撮った写真(ビデオのスナップ)にもほぼ同じ抜け毛が見られる。1回目の子どもを巣分けした日。それ以前にも授乳してしばらくの頃から、下腹部が赤っぽかったような気がする。
オスの方もほぼ同じものを食べているが、少飲少尿で、お腹の毛抜けは全く起きてない。
お腹の様子を見るのに手に乗せ、仰向けにしようとするが激しく抵抗し、握った手からするりするりと逃げられる。数分格闘して、やっとビデオに捉えることができた。
そうした格闘中も手や指を噛むことはなく、ケージに戻したあともいつもの様子と変わらず、手を近づけるとミルワームをもらえるものと思ってか、自分から近づいてきた。
遊びだとは思っていないだろうが、こちらが恐れず手で触っていれば、仰向けは嫌だが、触られることを怖がることはなくなっている。
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子ども達は数部屋に分かれて寝ている。1匹が部屋をでて母親がいる部屋に行き、乳をねだると、それが分かるのか、目が覚めた数匹が同じように部屋を出て母親のところに行く。
目はまだ開いているようには見えないが、薄っすらとは見えているのかもしれない。
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一番大きい子どもの体重:9g
一番小さい子どもの体重:7g
1回目のお産の時も子どもの大きさにこの程度の差があったので、成長具合は正常の範囲と思う。一番大きなのはオスで、一番小さなのはメスというのも、前回と同じ。およそオスの方が食い意地が強いのか、体が大きい。
しかし前回の場合、一番行動的で好奇心があったのは、体が一番小さいメスだった。今回はどうなのか、今後が楽しみ。
Eの育児室(写真右側の大きな部屋)が子ども達が眠る基点であるが、他のどの部屋にもちょこまかと出入りしていて、そこで仮眠していることも多い。
この時撮った写真を見ると、起きている子ども達の目は開いていた。
(クリックで拡大)
育児室に入れておいた小粒のペレットに少し齧られたあとがある。ヒマワリの種にはまだ口をつけていない。
(クリックで拡大)
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夕方、巣穴の奥から子どもが目を開いて見上げていた。穴を上りかけたが、まだ身長がちょっと足りないのか、途中で落っこち、あきらめて部屋に戻っていった。
1回目のお産で生まれた子ども達は、目が開いて数日の内に地上部に出てきていたので、早ければ今夜の内にも、数匹が地上の世界を初めて見るのかもしれない。
性格にもよると思うが、前回は地上に出てきたらすぐに回し車で遊んでいた子どもがいたが、今回はどうか。
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夜10時。
メス体重:35g
ハムスター用の煮干は半日水に漬けて塩抜きしてみたが、水はかすかに塩っぱい程度で、たいして塩抜きできなかった。その後、日に干しているがまだ完全には乾いていない。
今日一日、煮干を与えていないが、授乳にはカルシウムの多いエサを与える必要があるので、試しに、ツバメの子を保護した時に与えていた、小鳥用のカルシウムミックスを少し与えてみた。
「カルシウムミックス(オルゴ糖入り)」黒瀬ショップ。
カルシウムは2%以上だが、リンもまた0.8%以上となっており、また食塩も入っているようだ。
・・・だったら煮干の方がまだ良かったのではとも思うが・・・。
ゴマ粒くらいの小さなペレットで、与えるのは少量となっている。
食べるかどうかと思って入れてみると、意外に母親はこれを頬袋に溜め込んでいた。
主食にはできない補助食であるが、もしかしたら子どもの離乳食のひとつとして与えるのかもしれない。
母親の症状であるが、下腹部の抜け毛以外に、おかしなところは見つからず、いたって元気。もしこれが病気だとすれば、副腎皮質機能亢進症ではと思う。腎臓病ではないと思われるので、育児中の栄養補給の意味で多めに与えているキャベツとミルワームは再開することにした。
副腎皮質機能亢進症でのホルモンバランスの崩れは、離乳が進めば良くなってくるのではと思う。離乳するまでにもう1週間もかからないと思うので、今しばらく様子を見ることにする。