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飼育記録2011.07.30〜


ここでの内容は個人的な感想であり、

機能や効能を示すものでありません。

 

2011.07.302回目の出産1日目/1回目の出産17日目次の出産予定日→出産

メス体重:55g

午前1時。今夜にも出産かと思っていたが、母親は屋根裏部屋の砂をさかんに掘っていた。まだ元気に動き回っている。

55−37=18g。18÷2=9匹。この様子だと赤ん坊は9匹ということか。

 

今夜は子ども達は地上部に出ていない。少し食べた様子はあるが。巣箱を覗いてみると、みんな良く眠っていて、1匹が大きなあくびをして、また眠ってしまった。そのあくびは、まるで深海魚が干物になって、平らたく押しつぶされたような顔で、気持ち悪い。

もう今日の運動会は終わったのか、それともこれからなのか。

 

子ども用の巣箱に移したオスは、透明カバーの床側を差し込むプラスチックプレートをかじっていて、少しかじられたあとが付いていた。かじった欠片は食べたのか、それとも吐き出しているのか。床を見るといくらか欠片らしいものが見えるが、朝になって明るくなってから見てみないとよく分からない。

この部分はかじられ対策を考えてなかった。

 

メス体重:57g

午後2時測定。手持ちのはかりが最小目盛1g、精度±1gなので、それを加味しなければいけないが、体重が57gに。

 

子ども達は昼間というのに4〜5匹が地上に出て、エサを食べたり砂浴びしたりしていた。巣箱を開け、1匹ずつ手にとって、オスメスを調べた。オス2匹、メス3匹は確認できたが、1匹を手にとって確認している間にも巣箱の中でちょこまか動き回るので、最後の1匹がオスかメスかは分からなかった。

 

午後7時過ぎ、ピーピーと鳴く声が聞こえたので巣箱を覗いてみたら、1匹生まれていたとの連絡。

 

午後9時過ぎ、家に帰って巣箱を覗いてみると5匹生まれていた。育児室の片側に2匹。もう片側に母親と3匹の赤ん坊。

それにしても小さい。タバコのハイライトのフィルターくらいの太さ・長さ。

1回目のお産では2日目に赤ん坊を見たが、その時は太さ・長さ共にこの1.5倍くらいはあったように思う。

 

午後10時過ぎ。育児室の片側の2匹は動いている。もう片側には赤ん坊の上におおいかぶさっている母親がいたが、腹の下に何匹いるかは確認できなかった。母親のお腹はまだ大きいので、出産はまだ続くものと思われる。

 

2011.07.312日目/18日目メス2匹里子

午前0時半。飼育室の片側に赤ん坊3匹が元気に動いている。もう片側にはまだお腹が大きい母親と、その下に2匹の赤ん坊を確認できたが、それ以上は確認できず。

 

赤ん坊の泣き声は、まだ一度も聞いておらず。

 

キャベツの新鮮なのを少し多めに置き、そして出産お疲れ様としてミルワームのサナギを2匹、エサ皿に入れる。

 

午前9時。ミルワームを食べ、キャベツもいくらか食べたようす。出産が終わったので食事に地上部に出てきたことが分かる。

 

巣箱を覗いてみると8匹生まれていた。赤ん坊は母親の乳首にくらいついていて、母親が歩くとくらいついたまま引きずられて移動。母親がふるい払うと赤ん坊はその場 にパラパラと落ちる。

 

メス体重:43g

メスが地上部に出てきたので、体重測定。

57ー43=14g。14÷2=7匹。

精度が良くないはかりを使っていることを加味して、赤ん坊は約2gというのは妥当と思える。

しかし37〜38gには戻っていない。

お腹を見るとまだ膨らんでおり、乳が張っている。乳の重さがいくらか加わっているようだ。

また頬袋も膨らんでいるようで、乳を与えながら食事ができるように、頬袋に食料を貯めているのかもしれない。

 

昼、2匹を里子に。1つのケージで2匹飼いたいとのことで、特に仲がよいメス2匹をお渡しした。角膜炎になった子を見守っていた2匹である。6匹の中で一番好奇心があり、真っ先に地上部に出てくるのが角膜炎になった子(メス)であるが、それに次いで2匹が一緒に出て来ていたが、その2匹(メス)である。2匹の内の1匹は、母親のケージの屋根裏に付いている回し球で走るのが得意なスポーツガールで、もう1匹と、そして角膜炎になった子を誘っての3匹で、夜中に時々、回り球で遊んでいた。

 

明日はオスとメスを1匹ずつ。ケージが2つあるので1匹1ケージに。繁殖させたいとの話があったが、兄妹での繁殖は奇形の子が生まれる率が高いので、それぞれに相手を見つけて下さいとお願い。オスは6匹の中で1番体が大きい。メスの方は普段はおとなしい子。

 

残る2匹のうちの1匹は一時、角膜炎になっていた子(メス)で、この子は手元に残しておこうと思っている。もう1匹はオスかと思うが、今の段階でははっきりと判断できない。体が一番小さく、おとなしい。

 

6匹の内の2匹はおとなしいが、体が弱いとか、行動が乏しいということはなく、いざ動くと活発。育児室にある大量のティッシュの中にもぐりこんでいることが多いから、おとなしいと感じてのことである。

 

赤ん坊の様子ビデオ

 

メス体重:44g

頬袋に大量の食料を入れての状態。

 

2011.08.013日目/19日目オス1匹メス1匹里子

朝、子どもオスメス1匹ずつを里子に渡す移動用のケースに移す。オスもメスもお腹を見てすぐに確認できた。残りはオス1匹メス1匹のはずで、念のために確認してみると、どうも両方メスらしい。もしかしたら昨日渡したメスメスの内の1匹がオスだったのかという疑問も出てくるが、両方メスだと確認できたし。

そもそも6匹の内2匹がオスというのが怪しいかもしれない。6匹はちょこまかと動き回るので、確認済みのものと未確認のものとをそれらしく別の場所に分けて置いても、途中で混じってしまったかもしれない。同じオスを2度確認したのかもしれない。

ジャンガリアンは1度の出産期間で1〜10匹の赤ん坊を産むが、およそオスとメスの子どもの比率はどれくらいなのだろうか。

 

子どもが残り2匹となったが、巣分けできるほどに育ったということもあり、子ども達の地下型巣箱を大掃除した。

子ども達は通路をトイレにしているので、途中2度ほど通路だけを軽く掃除したが、今回も通路はオシッコで固まった砂とかティッシュくずなどで、積もり固まっていた。掘り出すとけっこうな量に。

そして他の部屋も全部、中を取り出した。ティッシュと共に、母親が溜め込んだ食料の貯蓄、ほとんどがミックスフードのひまわりの種。これらが食べつくされ、種の殻だけになっていた。

 

産後数日の頃はまだ、育児室の両脇に食料の貯蔵が見られる程度であったが、大掃除では全室から大量にひまわりの種の殻が出てきた。母親がセッセと食料を頬袋に入れて巣穴に戻っていたが、子ども達の離乳食を運んでいたのかもしない。

 

育児室の大量のティッシュの中から、乾燥した牧草が数本見つかった。すっかり忘れていたが、地下型巣箱を作る前、地上部の巣箱にと乾燥した牧草で編んだ巣箱を購入し、地下型巣箱を接続後も、しばらく置いていた。その後、乾燥牧草は目を傷つける恐れがあると知り、取り除いたが、その前に何本かを地下型巣箱の巣材にと母親が巣箱から抜いて、育児室に置いたのだろう。角膜炎の原因が乾燥牧草の可能性が出てきた。

 

追記になるが、14日目頃からかと思うが、子ども達が地上部に出て来始めた頃に、屋根裏のトイレの砂の中に、ヒマワリの種がたくさん埋められていたことがあった。それから地上部の砂浴びセットの砂の中にも埋められていたのを見ている。

もしかしたら、子ども達が地下の巣箱から出て、地上の世界で食料を捜して食べるという、その訓練をしていたのかもしれない。

 

どこかのサイトでジャンガリアンは、パニック状態になった時にも盛んに毛づくろいをする、という記事を見かけたが、それを確認。残り2匹を大掃除の時、別の容器に移したが、そこから取り出す時、狭い場所に逃げ込まれたので、多少なりと追いかけまわした。するとあちこち走り回ったすえに隅に逃げ込み、そして1匹が突如として毛づくろいを開始。それを見たもう1匹も右へならへで毛づくろい開始。声を掛けてなだめていると落ち着き、それから巣箱に戻した。

 

メス体重:42g

巣穴から出てきたところを測定。

 

2011.08.024日目/20日目

メス体重:43g

オス体重:41g

 

2011.08.035日目/21日目メス1匹里子

午前1時過ぎ。

メス体重:43g

 

子どもを1匹もらってくれる人が居て、朝、移動用ケースにエサ・キャベツと、これまでの巣箱に敷いてあったティッシュを少々入れた。

里子に出したのは、一番おとなしいメス。おとなしいといっても地下型巣箱にいる時間が他の子より長いということでの感じ。

地上に出てきた時には、活発に食事・砂浴びをしていて、オスメス判定で手に取ったときも、活発に動く。

 

残り1匹は、一時角膜炎になっていた子。目は数日で完全に良くなり、今ではその痕跡すらない。

 

1回目のお産の子どもは13日目に地上部に出てきた。それから行くと今回生まれた子は、今日から8日後に地上部に出てくることになる。子ども8匹は順調に育っているので、このままだと地上部の広さが足りないかもしれない。

母親の出産は今回で終わりにさせてもらうので、できる限り一緒の生活を送らせてやりたいと思う。60日目くらいまでは親子一緒で大丈夫とのネット情報があるので、60日を目指してみたいと思う。

 

オスがいるケージ、子ども用の仮のケージはやはり大人には狭いので、プラスチックプレートを使い、これまでのB4からA4サイズに大きくしたものを製作中。またこれまでの天井クーラーではあまり効果がないようなので、新しいクーラーを検討中。

 

午後11時。

オスのケージの地上部を軽く掃除。エサを全て新しいキャベツ・ミックスフード・ペレット・煮干と交換。生ミルワームを2匹与えて夏場の体力をつけてもらう。

 

残った子ども1匹の巣箱のトイレ掃除。1回目のお産で生まれた子ども達は巣箱の通路をオシッコのトイレとしていて、残った子ども1匹もトイレとして使っている。8割がた湿っていたので、全部取り除いて新しい砂を入れる。

ひとりは淋しいのか、しきりに手に寄ってくるので、しばらくかまってやる。はかりを地上部に置き、指ではかりの上に誘導して体重測定。この子は6匹の中では一番小さかった子ども。

 

子ども体重:22g

 

他の子は体重を測っていないが、一番大きかったオスはおそらく30gくらいにはなっていたと思う。

 

メス体重:41〜42g

 

エサの交換をしているとメスが出てきたので、いつものように体重測定。夜中に計った時より、幾分体重が減っている。

体重測定をしている時に、ひょっとケージの中を見ると、エサ皿の上で赤いものが動いている。よく見ると赤ん坊が1匹。母親が巣箱からくわえて上がってきたとは思えないので、おそらく赤ん坊が乳首をくわえて離れない状態で上がってきたのかと思う。

エサ皿の中の赤ん坊を撮影しようとカメラを取りにその場を離れている間に、母親は赤ん坊を連れて巣箱の中に戻っていた。戻るときはおそらく母親が口にくわえてではと思う。

その後母親一人がまた上に上がってきて、キャベツを食べ始めた。

 

オスのA4ケージが完成し引越し。

それまで住んでいた子供用B5ケージを点検すると、引越し当日のかじりがあったのみで、他にはかじったあとは見られなかった。

A4ケージの屋根にタオルで巻いたペットボトルを置き、上からビニール袋をかぶせて簡易クーラー。温度降下はせいぜい2度、廊下の30℃が28℃になる程度だが、28℃なら暑さで弱ることもないかと思う。

 

 

2011.08.046日目/22日目

メス体重:42g

最近はミルワームを置かなくても、もらえるものと思ってはかりの上がってくる。

廊下の温度が32℃に。オスの地下型巣箱を冷やす、簡易クーラーを現物合わせで製作。材料は数日前に買っていたが、作る時間がなかった。

32℃の時に巣箱外周底部が28℃、31℃の時に27℃。4度ほどの温度降下がある。天井においてビニールをかぶせた場合は2度の降下しかなかったので、いくらかは増しな状態に。

 

午後9時半

メス体重:41g

 

巣箱の中の覗いてみた。

夕方、割いたティッシュを補充したら、母親はさっそく巣箱に引き込み、その後しばらく巣箱の中がガタガタと騒がしかったが、部屋の引っ越しをしていたようだ。

 

 

1回目の出産でうまれた子どもを巣分けし、母親をリセットした地下型巣箱に入れたのが、今回の出産の2日前。この2日間はお腹がパンパンに張っていて、エサ皿に上がるのもやっとこさの状態。だから、今回の出産時は育児室はおろかどの部屋にも食料の貯蓄がなかった。

 

前回は子ども達は背中や側面が絹毛でおおわれる頃まで出産した部屋で眠っていたが、今回は母親が部屋を移した。育児室を覗いてみると、部屋の半分(図で出産室の下側半分)が大量の貯蔵食料で埋め尽くされていた。

 

まだ目が開かず、授乳だけで過ごしている状態で、貯蔵しているヒマワリの種と同じ部屋に置いていたら、種の端で目などを傷つける恐れがあると考えて、食料を貯蔵していない部屋に移したのかもしれない。

 

 

8匹全員が元気に動いていた。前回も同様だが、覗く度に、たいてい1匹が廊下に出て転がっている。上の赤ん坊が1匹写っている写真の、灰色の小さな塊は、どうやら赤ん坊がしたオシッコが、トイレの砂で固まったもののようだ。前回の子ども達は廊下をトイレにしていたが、今回の子たちも、廊下をトイレにしているのかもしれない。

 

子ども達の体の大きさの測定はしていないが、円筒に見立てると、直径10〜12mm、長さ40mmくらいかと思う。

 

右の写真で1匹だけ、こちらに顔を見せているが、ブルドックの赤ちゃんのような顔だ。顔の向きにより、どの子もこんな顔をしているのかもしれないが。

 

父親が地上部に出ている時にキャベツの交換をしていたら、ミルワームをもらえるものと思ったのか、指に噛み付いてきた。やや強く歯でつかんだという感じで、噛まれるのに慣れれば、ストレスでの噛み付きではないので、実は痛いというほどではないのだが、慣れない内は条件反射的に痛いと思ってしまう。

そして、エサでないと分かるとすぐに噛むのを止めた。

母親もそうだが、ミルワームを顔の前の床に置くと、幾らか捜して、そして見つけてくわえるという具合であり、やはり視力は相当によくないみたいだ。

 

2011.08.057日目/23日目

メス体重:41g

 

生まれてから6日目なのに、まだ背中の絹毛は伸びていない。1回目の子どもの2日目か3日目くらいの状態。

1回目は6匹で今回は8匹。さらに1回目は産んですぐに妊娠しており、それで1回目は成長が早かったのか、それとも今回が遅れているのか。

ただ、どの子も成長具合は同じで活発に動いている。病気ということではなさそう。

 

 

1回目の時は通路がトイレになっていたが、昨日の引越しによるのかどうか分からないが、隣の部屋がトイレになったもよう。母親は屋根裏のトイレしか使わない。

 

 

母親は子ども達が寝ている部屋の、通路を隔てた反対側で寝ていた。

 

第1子6匹のうち、5匹はすでに里子になったが、残る1匹ももらってくれる人が見つかった。

一時は左目が角膜炎で白目になったが、動物病院で抗生物質の軟膏を塗ってもらったおかげか、数日後には跡形もなく完治。

 

子どもが固まる。

子どもを入れたケージには、まだメス1匹が残っている。あまり外に出てこないので、時々、地上部を外して巣箱の様子を見る。こちらが覗いているのに気が付くと、巣穴の出口付近に移動し、再び地上部を連結すると、穴から顔を覗かせる。

指を近づけると鼻を寄せてきて、指でたくみに誘導すると完全に地上部に上がってくる。

手のひらを上にしてケージの床に置いて待つと、自分から手のひらに上がってくる。そしてところどころを軽く噛んでみて(痛くない)、自分が乗っているのが何かを探っているようだ。

他の兄姉妹はみな、里子に行っての一人きり。指の気配を、兄姉妹と思って捜しているのかもしれない。

背中に軽く触れ、そして側面やら、頭やら、首回りを指先で軽く愛撫してやると、気持ちよさそうにしている、ように見えるが実際のところはどうなのだろう。もしかしたら恐怖で動けなくなっているのか。愛撫している間も、それをやめたしばらくも、置物のように固まったまま身じろぎひとつしない。それから我に返って、あわてて巣箱の中に走り去る。

パニックになったのかと思いきや、また穴から顔を出し、指で誘導すると前と同じように地上部に出てきて、手のひらの上にも上がってくる。

 

2011.08.068日目/24日目

朝、巣箱を覗いてみると授乳していた。1匹が通路にいて、よちよちながら歩いて授乳の部屋に戻ろうとしていた。1回目の出産で産まれた子ども達もそうだったが、産まれてかなり早い段階で、ひとりで育児室の外でオシッコをするようだ。育児室がオシッコで濡れているのを見たことがない。

 

巣箱の部屋割りを確認。Dの育児室に子ども達が集まっている。昨日はCの部屋が母親の仮眠室だったが、今朝からはCが子どものトイレになっていて少し湿っていた。Bのトイレは乾燥していた。

暑いからなのか、母親は仮眠する時は床の砂とかティッシュを払って床の上に仰向けに寝ている。本格的に寝る時は大量のティッシュを持ち込んでいるEの部屋の左奥で寝ている。右奥には食料が大量に貯蔵されている。

子ども達がエサを食べ始めた様子はまだない。

 

ここ数日、ケージを置いている廊下でも温度が32℃を越えて33℃が数時間続くことがある。

ペットボトルクーラーの氷は溶け終える前に交換しており、巣箱の中は23〜25℃には保たれている。父親のA4ケージの巣箱も、室温マイナス5度であり、30℃になるのは押さえられている。

 

 

2011.08.079日目/25日目

オス体重:42g

メス体重:41g

今日も暑く、オスのA4ケージの巣箱の温度があまり下がらないので、クーラーに入れるペットボトルを2本にした。

 

2011.08.0810日目/26日目メス1匹里子(1回目の6匹が全て里子に)

メス体重:37g

子どもメス体重:27g

オス体重:41g

午前0時での測定。メスは一気に4gも体重が減っている。やせたようにも見えるが、いつも頬袋に食料を貯め込んでいたのかもしれない。

赤ん坊は相変わらず成長が遅いように思われるが、元気に動き回っている。3日前よりはほんの少し、背中の絹毛が伸びたか、どうかといったところ。1回目のお産の子は、9日目にはお腹にも絹毛が生えていた時期なのだが。

寝床の位置がまた変わり、元のEの寝室に戻っていた。オシッコはA〜Dの4部屋とも少し湿っているようであり、4部屋がトイレになっているのかもしれない。

オスのA4ケージの巣箱がオシッコ臭くなっていた。Eの寝室のティッシュの下の方が濡れていたので、その部屋のティッシュを全て取り除き、濡れていた床もティッシュで拭き取り、新しい割いたティッシュを入れた。

 

3匹ともキャベツをよく食べるので、朝・夜と与えているが、メスのオシッコの量も増えている。赤ん坊の成長が悪いのは、もしかしたらキャベツの食べすぎで、乳が薄くなっているのかも。

 

朝、1回目の出産の最後の子どもを里子に出す。この子は6匹の中で体が一番小さかったが、里子に出るまでの日にちがあったので、もう十分な里子の大きさになっている。

 

巣箱の大掃除と点検。トイレは相変わらず通路でしていた。また1匹になってからも自分で食料を巣箱に運び、そこで食べていたことが判明。キャベツは地上部のエサ皿で食べていたが、ヒマワリの種などは巣箱に持ち込んで食べていた。

巣箱の中のものを専用のゴミ箱に入れ、アルコール水で消毒し、直射日光での日光消毒と乾燥。

他の備品類もアルコール水で消毒した。

 

2回目の出産の子ども達は成長が遅く、まだしばらくは巣分けの予定がないので、巣箱の日光消毒が済んだら、ペットボトル・クーラーが安定しているこのケージにオスを戻す予定。

 

夜11時。

メス体重:36g

オス体重:41g

メスの巣箱を覗くと、子ども達はEの育児室にいて3匹は眠り、5匹はヒマワリの種をかじっているような仕草をしていたが、まだ食べている痕跡はない。8匹とも元気で、背中と側面に絹毛が少し生え、お腹も薄っすらと絹毛が生えてきているが、1番目の出産の子ども達と比べればみな、体が小さいように思える。

母親はAの仮眠室で寝ていた。地上部を戻すと起き出してきたので体重測定をすると36gに。

昼間、給水器の水をかなりの時間飲んでいたが、オシッコの量も相応にたくさん。今、一番暑い時期なので、夏バテ気味なのかもしれない。

オスも寝起きで巣穴から出てくる時は、足元がおぼつかない感じでよたよたしている。しばらくキャベツなどを食べているといつもの様子に戻るが。

 

氷のペットボトルは完全に溶けるまでに交換しているので、巣箱の温度は23〜25℃には保たれていると思うが、明日の日中は2本入れ、中箱の口を開いて、巣箱周囲の温度も下げてみようかと思う。

 

2011.08.0911日目

朝、氷のペットボトルを交換していると母親が地上部に出てきた。新しいキャベツを置き、食べている間に巣箱を撮影。遮光布を取ったすぐは全員が腹を上にしてグースカ寝ていたが、じきに目が覚めたのがゴゾゴゾと動き始めた。お腹に薄っすらと絹毛が生えてきている。目はまだ開いていない。

上の写真、7匹が写っているが、もう1匹は左上の隅、ものさしの下のティッシュの中。

下の写真の左上の赤っぽいのは、手か足の一部のようにも見えるが、胎盤の欠片。腐らずに乾燥している。

 

 

 

メス体重:37g

オス体重:41g

今日はキャベツの量を少な目にしてみた。母親のオシッコはそれなりにあるが、キャベツが無くなれば、齧り用のクッキーをかじっていた。

父親のオシッコは、巣箱を覗いてみると、1ヶ所小さく見られるだけで、他にオシッコをした痕がない。父親のオシッコは少ないのか。

 

ネットで調べると、キャベツなど青野菜をたくさん与えると下痢になりやすいとのことで、少量ずつ与えるのがいいらしいが、一方、給水器から水を飲まないような場合には、水代わりにたくさん青野菜を与えるとのこと。

 

母親も父親も子ども達も、キャベツは大好物。ミルワームの魔力には負けるが、他の食材の中では一番人気。

 

2011.08.1012日目

午後5時過ぎ

メス体重:37g

子ども体重:8g

今日は暑さの記録更新。予報によれば明日までこの暑さが続くらしい。

昨日はキャベツの量を少な目にしてみたが、メスはその分を給水器の水を飲んで暑さをしのいでいるらしく、相変わらずオシッコは大量。ならばキャベツの方がまだ栄養があるから、量を少し増やした。

 

昼の氷交換で子どもがいる方はペットボトル2本にしたが、父親の方は残りが1本しかなく、1本で。ジャンガリアンのクーラー用に凍らせているペットボトルを誰かが持ち出しているようで、足しても足しても数が減っていて、東日本の電力事情ではないが、ここ数日は綱渡り状態で、交換する分しか残っていない。

 

新しいキャベツを入れ、巣穴から顔を出した母親を野菜皿に誘導しようと指を出すと、エサと間違えて食いついてきた。今では本気で噛むことはなく、エサかどうかの確認に歯ではさんでみるという感じ。しかし今日は、起き出してきて間なしで、まだ半分寝ぼけているようで、手をそっと上に持ち上げても、食いついたままじっとぶら下がっていた。食いつかれても全く痛くはないが、自分の体重を支えられるくらいには噛んでいるのが分かった。

仕方がないのでそのまま野菜皿に移動し、そっと下ろすと噛んでいたのを離し、しばしきょとんとしてからキャベツを見つけ、寝ぼけ眼でキャベツを齧り始めた。

 

夕方、母親が地上部の砂浴びセットの砂の上に仰向けに寝転がり、手足を上に突き出して、死後こう着状態で爆睡していた。クーラーをしていない地上部は32℃になっており、砂浴びで仰向けになったとき砂がひんやりして気持ちよかったので、そのまま眠ってしまったのかと思う。そのまま寝かせて、その場を離れた。

 

12日目であるが、生育状態は1回目の出産時の子どもの7日目くらい。8匹は盛んにあちこちの部屋を出たり入ったりしており、みんな元気。各部屋に数個ずつ小粒のペレットを入れておいたが、1つだけ齧った様子がみられたが、他はまだ。

 

子どもがいる方のクーラー室には、昼から氷のペットボトルを2本入れているが、室温32℃、内箱の温度18℃、外箱は25℃だった。巣箱の温度は測っていないが、簡易推測計算から23℃前後かと思う。

 

オス体重:41g

メス体重:36g

2011.08.1113日目

2階の和室のクーラーをつけ、ケージをそこに移動。1階の部屋や2階の洋室でクーラーを使うために締め切られると、風が通らなくなり、1階廊下は33℃、2階和室は37〜8℃になる。

氷のペットボトル2つでは巣箱の床はなんとか23℃前後になるが、地上部が暑いのは避けられない。人間も38℃というのはさすがにきついので、クーラーを。

 

 

母親は相変わらず大量の水を飲んでいる。主食用のエサ皿からヒマワリの種と、何かを頬袋に入れ、また別の皿に入れていた水でふやかしたペレットを4〜5粒、口の中に入れて巣箱に戻っていった。

 

昼、巣箱を覗くと育児室の右奥で、ティッシュの下で授乳していた。横になった母親のお腹に4匹が食いついていたが、しつこく観察していると母親が体を起こして通路に出てきた。お腹の下にはまだ2匹が食いついていて、それを引きずりながら巣穴に。巣穴から出る時は、さすがに子どもは大きくなってきているので、母親と一緒には通過できず。

 

メス体重:35g

 

砂浴びセットの砂が湿っているようなので取り出してみると、ほぼ全体が湿って硬くなっていた。オシッコは屋根裏部屋で大量にしているが、砂浴びの方でもオシッコをしていたもよう。砂を乾燥しているものと交換。湿った砂は水でよく洗い、アルコール水で消毒して日光乾燥すれば再利用できるのではと思い、取っておくことにした。

 

2011.08.1214日目下腹部の毛抜け、子どもの目が開く

メス体重:35g

母親の体重がどんどん減ってきて、昨日からは35gのまま。ここずっと多飲多尿なので病気データベース

http://www.hamegg.jp/

で調べて症状を照合してみると、腎臓病と副腎皮質機能亢進症の、2つが該当しそう。

 

腎臓病は塩分とタンパクの取り過ぎが原因で、乳に良いと多めに煮干を与え、またミルワームも少し大目にしている。煮干は人間用ではなく、ハムスター用のを与えているが、海水で煮るので、少なからず塩分が含まれているらしい。実際食べてみると、少し塩味がする。ただ症状の血尿、体のむくみはまだ見られない。

 

副腎皮質機能亢進症は、生殖器まわりに左右対称の脱毛が起こるとのことで、確かに生殖器まわりが大きく毛が抜けている。原因は、卵巣・副腎疾患など、ホルモンのバランスを崩した場合とのことで、夏場での暑い中での続けての妊娠・育児が原因か。

 

治療としては、飲み薬(ホルモン剤など)などの投与と、ハムスターに規則正しい生活をさせる。ハムスターの生活に影響が出ないように、飼い主も規則正しい生活をする、とのこと。

 

 

この腹部の抜け毛であるが、7月28日に撮った写真(ビデオのスナップ)にもほぼ同じ抜け毛が見られる。1回目の子どもを巣分けした日。それ以前にも授乳してしばらくの頃から、下腹部が赤っぽかったような気がする。

 

オスの方もほぼ同じものを食べているが、少飲少尿で、お腹の毛抜けは全く起きてない。

 

お腹の様子を見るのに手に乗せ、仰向けにしようとするが激しく抵抗し、握った手からするりするりと逃げられる。数分格闘して、やっとビデオに捉えることができた。

そうした格闘中も手や指を噛むことはなく、ケージに戻したあともいつもの様子と変わらず、手を近づけるとミルワームをもらえるものと思ってか、自分から近づいてきた。

遊びだとは思っていないだろうが、こちらが恐れず手で触っていれば、仰向けは嫌だが、触られることを怖がることはなくなっている。

 

子ども達は数部屋に分かれて寝ている。1匹が部屋をでて母親がいる部屋に行き、乳をねだると、それが分かるのか、目が覚めた数匹が同じように部屋を出て母親のところに行く。

目はまだ開いているようには見えないが、薄っすらとは見えているのかもしれない。

 

一番大きい子どもの体重:9g

一番小さい子どもの体重:7g

1回目のお産の時も子どもの大きさにこの程度の差があったので、成長具合は正常の範囲と思う。一番大きなのはオスで、一番小さなのはメスというのも、前回と同じ。およそオスの方が食い意地が強いのか、体が大きい。

しかし前回の場合、一番行動的で好奇心があったのは、体が一番小さいメスだった。今回はどうなのか、今後が楽しみ。

 

Eの育児室(写真右側の大きな部屋)が子ども達が眠る基点であるが、他のどの部屋にもちょこまかと出入りしていて、そこで仮眠していることも多い。

この時撮った写真を見ると、起きている子ども達の目は開いていた。

 

(クリックで拡大)

 

育児室に入れておいた小粒のペレットに少し齧られたあとがある。ヒマワリの種にはまだ口をつけていない。

(クリックで拡大)

 

夕方、巣穴の奥から子どもが目を開いて見上げていた。穴を上りかけたが、まだ身長がちょっと足りないのか、途中で落っこち、あきらめて部屋に戻っていった。

1回目のお産で生まれた子ども達は、目が開いて数日の内に地上部に出てきていたので、早ければ今夜の内にも、数匹が地上の世界を初めて見るのかもしれない。

性格にもよると思うが、前回は地上に出てきたらすぐに回し車で遊んでいた子どもがいたが、今回はどうか。

 

夜10時。

メス体重:35g

ハムスター用の煮干は半日水に漬けて塩抜きしてみたが、水はかすかに塩っぱい程度で、たいして塩抜きできなかった。その後、日に干しているがまだ完全には乾いていない。

 

今日一日、煮干を与えていないが、授乳にはカルシウムの多いエサを与える必要があるので、試しに、ツバメの子を保護した時に与えていた、小鳥用のカルシウムミックスを少し与えてみた。

「カルシウムミックス(オルゴ糖入り)」黒瀬ショップ。

カルシウムは2%以上だが、リンもまた0.8%以上となっており、また食塩も入っているようだ。

・・・だったら煮干の方がまだ良かったのではとも思うが・・・。

ゴマ粒くらいの小さなペレットで、与えるのは少量となっている。

食べるかどうかと思って入れてみると、意外に母親はこれを頬袋に溜め込んでいた。

 

主食にはできない補助食であるが、もしかしたら子どもの離乳食のひとつとして与えるのかもしれない。

 

母親の症状であるが、下腹部の抜け毛以外に、おかしなところは見つからず、いたって元気。もしこれが病気だとすれば、副腎皮質機能亢進症ではと思う。腎臓病ではないと思われるので、育児中の栄養補給の意味で多めに与えているキャベツとミルワームは再開することにした。

副腎皮質機能亢進症でのホルモンバランスの崩れは、離乳が進めば良くなってくるのではと思う。離乳するまでにもう1週間もかからないと思うので、今しばらく様子を見ることにする。