★1975年4月15日発行★ELEC RECORD NEWS★
より原文のまま引用




 エレックに新スターが登場する。その名は”シュガー・べイヴ"。リーダーの山下達郎氏にちょっとテレフォン・インタビュー。メンバー紹介をお願いしました。
★山下達郎(ボーカル、パーカッション) 何と行ってもリーダーです。東京出身。個性豊かなメンバーを、一つの方向にまとめていくのがちょっとした苦労だとか・・・。22歳。
★村松邦男(ギター) 東京出身。かつてはビートルズ気違い。歳のワリにはベビー・フェイスなので、それを本人は気にしているという話。23歳。
★大貫妙子(キーボード、ボーカル) 東京出身。花の紅一点であり、リーダーは「彼女の才能(作曲)は抜群!」と語る。性格については、「おとなしい」んだそうです。21歳。
★伊藤銀次(ギター) 大阪出身。グループの最年長。ちょっとしたインテリであり、いい詞をたくさん書く。やっぱり年の功か、話が分かるねえ・・・とリーダー。24歳。
★上原裕(ドラム) 京都出身。愛称はユカリ・・・姓が上原なのでいつの間にかそうなる。どこへ行ってもユカリで通じる変な男。だけど「彼のドラムは最高ダヨ」とリーダーは評する。一本気な性格。21歳。
★寺尾次郎(ベース) 東京出身。おとなしい性格だが酒が入ると、ちょっとばかりオカシクなる・・・そうな。それでもリーダーは彼を評して、前途洋々と語る。
 ハードでもフォークでもない、シュガーのサウンドとは何か。オリジナルなシュガーのサウンズを早く確立したいと山下氏は語る。最近のロックは音を中心にしすぎる嫌いがあるけれど、このシュガーは、曲の素材を、そして歌ごころを大切にしているグループ。とにかく聴いてください。東京出身が4人、関西出身二人。東西の違いがどんな風にサウンドに出てくるか楽しみである。
 オフのこのグループは、全員が、ご存じ「こまわりクン」的人物なのだそうです。推して知るべし!

Lvul8er注:
寺尾次郎の年齢が入っていませんが、原文のままです。
未成年が「酒が入ると」はまずかったんでしょう。
他の雑誌記事などは数多く紹介されていますが、この分のみ、他で見たことが無いです。
いい機会ですので、ご紹介いたします。
ここから数ページのエレック・レコード・ニュースからの引用は、「現在では入手不可能」な為、やむを得ず行いました。
この新聞は、当時エレック・レコードに切手を送って登録された人だけに送られたものです。

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