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Harajuku Astro Hall, Tokyo [31 July 2001]
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歌うまい!!声ががすごい伸びるし、エモーショナルでバカでかい。後ろの方で見てたけど、1曲目が終わったところで、前のほうに移動した。前に行きたくさせられてしまった。こいつら結構やるじゃないか!
1曲目は Way To Fall、結構切ないメロディーであり、ノスタルジックな感じであり、色で言うなら色あせたセピア色といった感じだった。 そしてVo.の James、「This song is called alcoholic.」と言って Alcoholic を演奏し始めた。終って「アリガトウ、We're Starsailor. You're Tokyo!」 James は Radiohead の Amnesiac Tシャツを着ていて言うなれば人見知りの兄ちゃんという感じに見える。 このあと演奏した曲は,少し爽やかな感じの曲で、James のファルセットヴォイス部分がやわらかく透明感があってとても良かった。結構気に入ったのだけど残念ながら曲名は不明。( Lullaby だったようだ) 続いて「Fever」と曲名が告げられるとパラパラっと拍手が起こった。これが Starsailor のデビュー曲でシングルが出ているから知っている人もいたようだ。 James は MC ではちょっとはにかみながら笑ったりして初々しかった。どちらかというと歌っていない時は気の弱そうな、優しそうな感じだけれど、歌い始めると、その表情はがらっと変わって1つ1つの言葉をエモーショナルに歌い上げていく。その歌い方はどことなく Verve の Richard っぽいところもあり(もちろんヤクをやってない Verve )、ノースイングランドの音だなぁと感じた。 このあとアコギで3曲くらい続いた。どれもメロディーは流れるような哀愁系(?)なのに、けっこうアグレッシブにギターを弾いていて、何度も汗が飛び散っているのが見えた。そのうちの1曲は Coming Down だった。 Official Site で試聴したよりも、ずっとドラマティックだったのは Love Is Here。演奏を重ねれば重ねていくほど味がでてくるのではと思った。ラスト前には VAN MORRISON のカバー曲 The Way Young Lovers Do を演奏。これは結構激しかった。 ラストソングは Good Souls。同じく2ndシングルとして出てる曲で、James が「Good Souls」と曲紹介した時には大きな拍手が起こった。まだ荒っぽい演奏だったけど、もっと音に厚みが出るようになったら名曲になるなのでは?!と思った。Jamesが歌っている途中でストリングスが切れてしまったがそんな事お構いなしに熱唱、すぐにギターは取り替えられ、何事もなかったかのようにジャカジャカ弾いていた。 ライブは約1時間、12曲(13曲かも)のライブだった。MC もあまりなく、James 以外のメンバーは全くしゃべらず、さらに半分は曲名すら言わないで、どんどん演奏していった感じであっという間だった。デビューアルバム発売前で、いうなればショーケースライブっぽいところもあったけれど、久々にこのバンドは売れる!!と思ったバンドだった。 大化けしそうな予感がする。 □Setlist
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