エレクトーンとは?

エレクトーンの上鍵盤、下鍵盤    エレクトーンの足鍵盤  

1.エレクトーンはYAMAHAの登録商標

エレクトーンは実は楽器名ではないのです。実際の楽器名は「電子オルガン(エレクトリックオルガン)」でありエレクトーンは商品名であるに過ぎません。あまりにも有名になったためにエレクトーンという一般名称になっちゃっています。現在の新しい機種は一般的にSTAGEAと呼ぶこともあります。

2.エレクトーンの特徴その1 [3段の鍵盤]

エレクトーンを初めて見た僕の同級生はたいてい「鍵盤が2段もあるの?」とか「あれ?足にも鍵盤らしきものが。」とか言います。そう、これが第一の特徴『3段の鍵盤』上鍵盤、下鍵盤、足鍵盤(ペダル)。しかもこの鍵盤たちにはピアノにはない表現のつけ方ができます。

1.イニシャルタッチ

これはピアノにもありますが・・・。ピアノは強くたたけばたたくほど大きな音になりますよね?エレクトーン同じことができます。しかもSTAGEAにはスチールギター2のように強く弾くと音に変化が出るものもあります。

2.アフタータッチ

名前のとおりアフター(=あと)から行うタッチです。アフタータッチは鍵盤を弾いたあとさらに強く押しその音に効果をつけるものです。これも一般には音が大きくなります(実際はタダ大きくなるだけじゃないけれど・・・)。STAGEAからはアフターピッチというあとから押すことにより音の高さが変わる機能が追加されました。

3.ホリゾンタルタッチ

これは聞いたことがないかもしれません。鍵盤を弾いている最中に左右に揺らすことにより音を微妙〜一オクターブまで音を上げたり下げたりできます。これを使って微妙なビブラートをかけたりすることができます。

3.エレクトーンの特徴その2:豊富な音色とリズム

これもエレクトーンならではだと思います。今では509音色の音を搭載しています。ここまでは他のキーボードなどでもできます。がエレクトーンはこの音たちを2〜最大6つまで組み合わせて鳴らすこともできるのです。たとえばピアノの音とバイオリンの音を同時に鳴らすこともできます。
豊富なリズムも特徴です。ワルツをやったりロックバンドとかに合いそうなロック系、ダンス系、ラテン系・・・・いっぱいあります。

4.エレクトーンの特徴その3:データを保存

エレクトーンは前にも書いたように音を組み合わせることができます。さらにリズムも作ることができるのです。でもこの作ったものは・・・・。保存できるのです。EL機種ならフロッピーディスク、ELS(STAGEA)機種ならスマートメディア、USBフラッシュメモリー等。

5.エレクトーン

エレクトーンはさまざまな音やリズム、機能がたくさんあるため一人で楽曲をこなすことができます。いろんなジャンルも。まさに魔法の楽器。1人で弾くこともいいですが最近ではバンドのメンバーとしてエレクトーンを弾いている人もいますしオーケストラに混ざって弾いている人もいます。エレクトーンは活躍する場が多いのです。

実際に弾くのが一番よくわかると思います。ぜひ試弾してみてください。