●Soy Souls Songs Review
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what'd I say
オリジナルは、ご存知レイ・チャールズ。軽快なインストとして、フレディ・キング風に一時期オープニングに使ってました。間奏が多い、なんてよく言われますが、ほんならこの曲は全て間奏です。

ain't nobody's business what we do
俺達が何をしようと関係ない、食いものがなくなったって、喧嘩をしたって、翌日には全てうまくいってるのさ。という内容ですが、もともとはある日俺が狂っちまって、俺のかわいい彼女をショットガンで撃ち抜いちまっても俺以外の誰にも関係ない、とかいう物騒な歌詞でした。俺のかわいい彼女達、ご用心。

johnny b. goode
ロックンローーーール(巻き舌で)。つまりチャックベリーのこの曲がなければ、ブルースからロックンロールへ、そしてロックへの発展はありえなかった。ツェッペリンもディープパープルもない。その功績はあまりにも大きく、いくらなんでもこれならみんな知ってるだろう、という下心からレパートリーに加えましたが、ジョニー・ウィンター、更にはジミヘンのそれは一段とうねっていて個人的には大好きです。

messin' with the kid
往年の浜松の大物ブルースバンド、マニッシュ・ボーイをブルースワールドに引きずり込んだのがこの1曲。純白やショッキングピンクのスーツと帽子で決めまくった下品なブルース界でも屈指の伊達男、Jr. ウェルズ(合掌)が、ロボットのようなアクションで歌ってました。ワン、トゥ、ドゥールハットゥドゥ!と威勢良く始まりますが、その歌詞たるや実に女々しく、浮気性の彼女を愚痴る歌です。

somebody loan me a dime
不遇のギタリスト、フェントン・ロビンソンから。過ぎ去った彼女との大切な日々に電話をかけるから誰か10円かしてくれよ、とこれまた女々しく泣いています。期待以上の評価を得られなかったとき、自分は不遇であるとすることが、俺様人間への第1歩。でも彼は本当に不遇なまま死んでしまいました。

stormy Monday
Tボーン・ウォーカーの、今やあまりにもスタンダードな一品。月曜日はトゥラトゥラトゥララ〜、と一週間を歌い、最後はやはり女々しく俺のあの娘を返してくれ、と泣きます。

sweet home chicago
通ぶったブルースファンをしてライブでもっとも聞きたくない1曲、と言われるほどスタンダードなこの曲は、ロバート・ジョンソンの代表作。ロバジョンこそが俺をミシシッピの綿花畑のど真ん中につれて行って悪魔との契約を仲介した犯人です。その後彼は30才になることなく女性問題がもとで毒殺されました。かような人物が短命であることは世界の損失であると、僕も毒には気をつけています(女に気をつけろ?)。

the thrill is gone
70才過ぎてもなお現役、超不健康な体格にして超精力的に今でも世界を巡業中のB.B.King。なぜかブルースマンにはキングさんが多いが、この人がKing of kingsってことで過言はないでしょ、一応。俺も大きくなったらKingに改名しよう。こういうミドルなマイナーブルースがギタリストは大好きです。

have you ever loved a woman
スローでへヴィーなブルースを大矢がじっとり歌います。有名なのはDerek and the DominosのLaylaに入っているバージョンでしょうかね、世間的には。僕自身はこのアルバム、あの世へ持って行くたった1枚に選びました。あの時だけのクラプトンと、あっという間に逝ってしまったD.オールマンの一瞬の邂逅がもたらしたマジックに涙、涙、涙。

woke up this morning
軽快で、リズムの変調がポイントのこの曲もやはり女々しいブルースです。♪朝起きたら、俺のあの娘はいなくなってた…。だけど実際にそんなことがあったら、突然大事なあの娘が行方知れずになったらどうでしょう、こういう歌を歌うしかなくなるんですねえ、きっと。

voodoo gambler
日本在住の変り種、Hi Tide Harris。ハッ、ヘイッ!ハッ、ヘイッ!ハッ、ヘイッ!ハッ、ヘイッ!ハッ、ヘイッ!ハッ、ヘイッ!ハッ、ヘイッ!ハッ、ヘイッ!ヘイッ!ハッ、ヘイッ!ハッ、ヘイッ!イッてみよー!

all your love-burnin' red
これもフレディ・キングが好きなリズム変調パターンですが、後半お姉さん達がくねくねっときめる有名国産ブルースになだれ込みます。タイトル?なんのこたない…。

caldonia
さよならナンバーに好んで取り上げてます。ドンニャ!ドンニャ!と意味不明に叫ぶ頃には、シンガーの脳みそからはモルヒネ様物質がしたたり落ち、耳からは揮発性の妙な匂いがしています。ああ、やっててよかった、と失った全てのものを許せるのはこういう瞬間でしょう。

if you love me like you say
アルバート・コリンズ先生!僕はこの人に惚れて長い間テレキャス1本でやってきました。肩にストラップ掛けたり、長いシールドで客席歩いたりもしてみました。一頃はどんな曲もオープンEmチューニングで押し切ったこともあります。血が出ても指で弾くのもこの人の真似がしたかった一心です。あのいかつい顔には似ても似つかぬこの甘いマスクが恨めしい。今でも僕には最高のギタリストであり、最高のエンターテイナーです。が、それをやりたくてはじめたこの曲ではどういうわけだか僕はドラムを叩き、うっちゃんが"すごい"踊りを披露する場になってしまいました。でも下手なコピーをしてそのギャップを思い知るよりこれがよかったのかも、と思うくらいにすんごい人です(うっちゃんの事ではない)。ACかく有るべし、という堅い固定観念を全く無視した(ただ知らないだけ)soy soulsの奴らが本当に大好きです。いや、ほんとだってば。

mustang sally
この曲がsoy soulsを変えた"コーナーの入選最有力候補。今やバンドを乗っ取るか、という勢いの女性コーラス陣がこの曲で始まりました。映画コミットメンツ、是非見て下さい。全ての謎が解け、あなたもバンドに入りたくなる!。うちは来るもの拒まず、去るものには追い込みかけまくりですので。

no woman, no cry
レゲエもやりてえやん、という誰かの一言で安易に加わったボブ・マーレイの代表作。この曲をこよなく愛し、ピアニストデビューに向けて猛烈練習中の享子のプレイはいかに!?

ol' 55
酔いどれ詩人、トム・ウェイツのファースト"Closing Time"から。朝、陽が昇る頃彼女の家からの帰り、ハイウェイ55での不思議な感覚を歌にしました。まだ感受性が豊かだった10代の頃の僕の延髄にじわーっと染み込んできました。この歳の今じゃけだるい朝帰りの曲か。監獄へ持って行くたった一枚のアルバム。

stay with you forever
ご存知加山雄三。ぷっちそい結婚式ライブでの必殺技でもあります。タネを明かせば、憂歌団の生聞59分(おんだまが無人島に●●●●●、●●本のほかに持って行く5枚のレコードに入っているらしいが、無人島には電源がなく役に立たない。(注:乾電池も一生分もって行くぞ!なお、その他の持ち物については検閲した。おんだま))に触発されてます。大矢のギターが泣く!

the weight
カナダ出身のアメリカ南部ロックバンド"the band"。岐阜出身のシカゴブルースバンド"soy souls"みたいですね。いわゆる"放浪系"の歌ですが、その完全にラリッた歌詞にはギャルズのために、この私めがオリジナルを追加しています。内容?そりゃ言われんな。本人達も分かっちゃないさ。

wonderful tonight
さとしスペシャル。♪あんな声に生まれていたなら、きっと楽しい人生のはずなんて〜いいわけだよね〜チャチャッ、チャッ、チャチャ。クラプトンも波乱万丈だよね、しかし。

kinzo the centipade
前世紀末のsoy souls日本語ブルースブームの火付けが上田正樹のこの曲。むかでの錦三は孤独なやくざものの歌。♪おれたちゃsoy souls、やくざなsoy souls…。おんだまの好きな曲。

whatever get you thru' the night
ジョン・レノン!この偉大な魂は、僕の人格形成期を通じてあれやこれやと延々と耳もとでささやき続けてくれました。僕も神の意思と親に育てられた普通の人間の一人ですが、レノンがいなければもっと違った人(真人間)になっていたはず。いまだに彼とは時々話をします。ちなみに小野ヨーコは僕の母の祖母の従姉妹の孫らしい。それがどうした、本人がここにいる。コアラの加入が決まり、即この曲をオファーしました。

the dark end of the street
思いは募るばかりだが、夜の暗闇でしか僕らは逢えない。昼間に会っても他人のふりさ、泣かないでベイベー。あまりにも意味深な秘め事の歌、切ない大人の恋の歌。女々しくないこの新曲は、パーシー・スレッジ。

same old blues
ギタリストが大好きで、ピアノが効くスロー・バラード・ブルース。うっちゃんちょっと辛抱ね。切なく叫ぶF.Kingの真骨頂。こういう曲で泣かせられるバンドに出来たら、もはや怖いもんなしですね。

nobody knows you
クラプトンで有名ですが、大元はベッシー・スミスか。ロマンチックなバラードブルースも、この世はなんでも銭次第、金がなくなりゃみんな冷てえもんさ、って歌。どつぼ節ってタイトルになってます。実際寝るところもないほど金に困った事は殆どありませんが、日常のちょっとしたそんな感情、これを歌にするのも感性って事でしょう。

I’m ready(new)
ちょっとした勘違いや誤解からレパートリーに加わったヘビーでロ ックなマディ御仁のブルース。俺はいつでもお前のために準備万端だぜ、いつでも来い や。とマディ節全開です。

mess around(new)
なぜかメンバーにピアニストが増えてきて、おまけに美女ばかりな ので美女に弱いおじさんたちは喜んで彼女達好みのニューオーリンズな曲を取り入れは じめました。これもDr.John。ちあ先生のsexy piano炸裂です。

chain of fools(new)
記念すべきお宝たあこのソロデビュー曲。独特のうねりでたあ こワールド炸裂。本人はまだまだ満足していない様子だが大変に味わい深いものになっ ている。

my old lady(new)
そぶりんの選曲もオーティス・ラッシュから。「だって可愛いもん 、最近もうブルースしか聞かなくなっちゃった」とは本人の弁。なんと柔軟な感性でし ょうか、こういう現象は僕も楽しくてたまりません。I’m old ladyとからかわれてい るけど負けるなそぶりん。あ、俺が言ってるんだった。

stack-a-lee(new)
こちらは美女ピアノが炸裂。きょうこにしても最近のテクニックの みならずその感性面での成長、というか深みの増し方は目を見張るものがありますね。 2001年夏、以上三曲でソイソウ子は一皮むけた感があります。

当たれ!宝くじ(new)
憂歌団から跳ねる曲を、と。100円持って一千万円買いに行くあ たりちょっと時代を感じてしまいますがノリは最高。新しいエンディング曲候補です。

the hunter(new)
久々のおんだまの新曲。おいらはハンターだぜ。君みたいなかわいい娘だけが、おいらの獲物。おいらのラブラブ光線銃で、君を射止めちゃうぞ。ってな感じの内容。おんだまの大好きなIke & Tina Turnerから。

open G
ギターを手放しでじゃらんと鳴らすと、Gが鳴るチューニング。ロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、渡辺こうじ、その他多くのギタリストが愛用。若かりし頃、浜松で滑らせたら(スライド弾かせたら)右に出る者なし、と言われ調子に乗ってましたが、当時そこら辺にオープンチューニングでスライドやる奴なんてただいないだけだった。そんな僕が滑り始めたのは、意外にもライ・クーダーの影響でした。それでは素晴らしいチューニングをお楽しみください(とウッチーがしゃべり出す)

cross road blues
そのもの、十字路ブルース。ロバジョンがまだ子供の俺をつれて行った、クラークスデイル郊外のあの場所の事。そこで例の悪魔に魂を売って、俺は○○を手に入れた。

hoochie coochie man
女々しい曲が多いブルースだが、中にはこういう曲もある。どうだ、俺はすごいぞ、俺のアレはこんなだぞ、と強烈に男を誇示する。Mannish boyとならぶ、マディ得意の俺は男だ!パターン。身を削って切なく痛々しいブルースを皆が歌っていたあの時代にあって、彼だけはでんと座って仏顔、立派なお方ですね。

hot tub gumbo
今は懐かしいニューオーリンズのストリート仲間、Augie Jr.からもらった曲。その影響は、あのMannish Boyを完全にアコースティック化したほどです。Acoustic Soy soulsも近々始動の予感。

I don't know
バンドやったり、女と遊んだり、そんなことばっかりやって、いいかげんにしとかなあかんよ、ほんま。とかあちゃんに叱られるけど、"しらねえよ"としらばっくれて今日も遊びにいきます。それでは皆さんご一緒に、"べーいべっ!"

let me love you baby
無口な大矢がうなる、珍しくうなる。これを見ていると、あのプロフィールはやはり本当だったと良く分かる。ヘビーでロックなブルースだ。っちゅうか、ジャンル分け自体がばかばかしい。ぐいぐいと弾き倒す大矢のギターがあればええじゃないか。いや、やっぱり俺も弾く、スライドジャキジャキ言わす。

rollin' & tumblim'
これもあまりにも多くカバーされている曲だけど、このまさに「転がるような」リズムは結構難しい。仲間内では密かに「偽mojo」と呼ばれてます。

the red rooster
soys songの中でもこの上なくスローな、この上なく滑りまくりな、この上なくねちっこいブルース。しばらくやっていなかったけど、梅雨時に入り、暑くなってくるとまたやりたくなる一品。個人的には、こんなスローでべたついたスライド曲をもうちょっと増やそうとたくらんでいます。「狂える曲」ってのは人それぞれだろうけど、スライダーこうじにとってはこれ。

I got my mojo workin'
誰もが知るこの曲も、sweet home chicagoとならんで、通ぶったブルースファンをしてライブでもっとも聞きたくない1曲と言われているが、良いものは良い!あまりの絶叫に最前列の方には唾が飛んでいきます、要注意。mojo workin'とは、ヴゥードゥー教のお守りのようなもの。なんでも願いがかなうこれを持っているのに、お前にだけは効きゃしない。

iko iko
いったい何語なのか、いったいどういう意味なのか、Dr.Johnの不思議ワールド。誰か知ってたら教えて下さい。きょうこ、かおりが最も「ハネる」一曲。

open E
dust my bloom
ブルーム調、という言葉があるほどに、普遍的なスタンダードは勿論のエルモア・ジェイムス。全てを持ったロバート・ジョンソンのブルースをその強さ、優しさ、癒し、楽しさをマディが引継ぎ、その狂気、切なさ、痛み、悪魔性をこのエルモアが昇華させたと言っていいんじゃないかな、端的には。エルモア自身の初録音にして代表曲、そして「俺はもう長くはない」という一節が彼の人生を象徴してしまっている。

shake your money maker
これもエルモアだけれど、その直系で一段とクレイジーで脳天気(決して恵まれた人ではなかったのだけど)なHound Dog Taylorから。ベースレスという変わったスタイルだがなぜかおんだまが大好物。きっと頭の中で大音量で好きな様にベースを一緒に弾いているのだろう、と勝手に想像している。とてもヒワイな歌詞を時には日本語で、超個人的事情を告白しながら、大暴れしながらおんだまが歌う。

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