●Cote Cote Blues Nights from Howlin' Bar (Osaka) to BBA (Gifu) 2001/8/10,11
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2001.8.10 at Howlin' Bar, 2001.8.11 at BBA

  prologue

  半年前、たまたま仕事で関西へ行ったときやまちゃんの紹介でなぜかギターを持ってハウリンバーへ立寄りました。月曜だったこともあり、ほとんどお客さんもいなかったのですがなんとマスターのつるさんはあちこちに電話をかけてベーシストやドラマーを集めて下さったのです(しかもそのベーシストのすごいこと)。そうして自然発生的に起こった岐阜こうじセッションは我ながらかなりのテンションでしたね。それに気を良くしたこうじはまた来るぜ!!と固く誓って大阪を後にしたのでした。

  大阪焼肉セッションこてこてツアー

  howlin'session1  時は流れ2001年暑い夏の金曜日、こうじとその一味はハウリンバーのセッションデーに狙いをつけてやってきたのです。仕事で汲々としていたおんだまを無情にも取り残し、こうじ、ドラ、美女、たあこ、東京からの合流はココカヨ、現地での合流にやまちゃんとコースケという豪華メンバーでまず焼肉パーティー。パンパンに膨れた腹とは裏腹に早くもテンションは最高潮に達していたのでした。
 店に入るや、赤いドレスの長身スレンダー美女、ハウリンYOU娘嬢の出迎えを受け、気分はムラムラドキドキ。ステージに呼ばれた時にはもう第3ステージラスト前のテンションです。セッションは通常2曲が1セットなので、短時間で自分をアピールしなければいけません。どらの暴れっぷりも岐阜では見られなかったほどのものでした。顔で弾くわ、机に上がるわ、まるで何かから解き放たれた龍のよう…、そう、彼こそドラゴン大矢→ドラなのです。その口からは炎が吐かれていました。間違いありません。
 数少ないピアニストであるやまちゃんはここぞとばかりにじゃんじゃん弾きまくり(それにしても最近は弾いてなかったはずなのにずいぶんいいプレイをするようになりました,生きる苦労のせいでしょうか)、コースケの相変わらずクールでしかし玄人芸なプレイは大阪のブルースプレイヤーに文句なしに支持され、東京からきた、というだけの理由でなくその熱いプレイでココカヨは絶賛されたのでした。
 howlin'session2  しかし、しかし本当に大阪を圧倒したのはSoy Soulsのリーサル・ウェポン、ソウ子たちです。そのテンション、踊りの訳のわからなさでハウリンバーを興奮のるつぼに陥れて来ました。最後のMustang Sallyでは貴重な美女のセッション・ピアノも聴けました。踊っている時に比べてなぜか大変おとなしかった美女ですが、ピアノプレイにおいても最近は徐々にその頭角を表わしています。
 さらに、こんな汚いセッションは見た事がない、とまで言われた歴史的名演が記録されています。初対面であるフェイント上岡とこうじはともにステージに立つや、揃って客席を練り歩き、客席で鉢合せになるとお互いの汗でびしょびしょの顔を糸が引くほどになすりつけあってのギターバトルを展開するのでした。
 もちろん常連組も負けず劣らずの個性派揃いで、しかも確かな腕もあり、広島からはセッション界では全国的に知られるデカスー氏も登場し、なんでブルースセッションがこんなリオのカーニバルみたいになってまうんや,と思われるほどに盛り上がりながら大阪の夜はふけていったのでした。
Photo by Mr. Dekasue


 intermittent; they call it Wenzy session

 そのまま岐阜に到着後は少し時間があったので、とココカヨのハープにギター、ベース、ピアノをつけたWENZY SESSIONと言われる幻の音源が記録されています。…ほんま、好きやね、あんたらは(わたしもですが)、って感じでしょうか。そうこうしているうちに、大阪から単身fe konoさんが到着。失礼ながらそうお若い訳でもないのにものすごいパワーというか熱意です。さすがに長年多数のセッションに参加し、自らも仕切っておられる方です。名古屋から万太郎さんが到着してからはなぜか酒盛りになってしまいましたが落ち着くまもなく時間となり一行はBBAへ…。

 goin' home, sweet home

 さて、BBA突入です。参加ミュージシャンはfe konoさん(Dr,Vo大阪)、ストーミー万太郎さん(B名古屋)、ココカヨ嬢(H東京)、コースケ(Gt大阪)、しゃちょー(Gtまるふく)、長屋さん(B)、他Soy Soulsの面々と、ホストバンドをつとめてくれたCAT FOODの皆さんでした。改善の公約空しく効かないエアコンのなか、またもや熱いセッションになりました。時間の都合で演奏はお願い出来ませんでしたが大垣からもバグースブラザーズの面々が来てくれました。
 普段はストーンズ系の音楽が多いというCAT FOODですがなかなかドライヴの効いたかっこいい硬質のブルースを聴かせてくれました。特にギターの2人はなかなか味わい深かったのではないでしょうか。
 前日大阪に行きはぐったおんだまはハープでの初登場。ここのところSoy Soulsでは4人が新規にハープを手にするなど、異様な流行りようですがおんだまのハープの上達ぶりは僕から見てもなかなかのものです。個人的に、リズムセクションの人がソロ楽器を演奏する、またその逆などはバンドの音を考えて行く上でもとてもいいことだと思います。
 前日からのメンバーの他、万太郎さんのウネリまくった顔とベースは改めて実に衝撃的でしたし、今回はことさら遠くからのお客さんの活躍が目立ちました。こうした人達にまた、もっと来てもらえるような、そしてジモティミュージシャンにもっともっと頑張ってもらえるようなセッションにしていきたいと思います。

  epilogue

 音のクオリティを追求するには同じメンバーで何度も演奏することがベストでしょう。セッションの良さは、まったく違ったスタイルの人との出会い、音楽的な、そして人間的な出会いなのです。それを通してきっと自分のプレイにも新しいものを発見出来ると思います。楽器を持って、どんどんと出かけよう!


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