今、私たちの周りに当たり前にある音楽。もし、音楽がなかったら？
そんな事考えてみたことありますか？
テレビでは、コマーシャルから、番組から、ドラマいろんな後ろで
流れています。映画でも、テーマソングをはじめ、いろんな場面で
やはり音楽が流れています。
効果音、インストゥルメンタル（歌がないインストと呼ばれている。）
民謡・童謡・国歌・校歌・軍歌と、音楽と一緒に私たちは生活している
と思いませんか？
懐かしい流行歌が流れてきた瞬間、いろんな想い出があなたの頭の中に
映像と一緒に浮かんできませんか？あなたの人生が一本の映画なら、
その一本の映画にいったいどれだけの音楽を入れるでしょうか？
それは、あなただけのサウンドトラックです。
鉄道員では、テネシーワルツが使われていました。主役の高倉健さんの
奥様だった、江利チエミさんが、日本語で歌っていた名曲です。
1979年の映画「トーチソングトリロジー」という映画では、ゲイの恋愛
を描いた作品ですが、主役の恋に寄り添うようにスタンダードが使われて
います。失恋でやけ酒を飲むシーンでは、バックに「But Not For Me」
（いろんなラブソングが書かれているけれど、私のためにじゃないの）
というように、映画の中で、バーのBGMで使われています。
カサブランカと言えば「As Time Goes By」
愛情物語は「To Love Again」
（原曲は、ショパンのノクターン。それをカーメンキャバレロが演奏）
映画の名前がそのままテーマ曲になっているものも。
フラッシュダンス・フットルース・ゴッドファーザー・ある愛の詩
ひまわり・シェルブールの雨傘などなど。
ベッドミドラーは、女優でもありシンガーでもあるだけに、映画の
音楽を選ぶのに恐ろしいほどの数のレコードを聴いて選びだして
いたりする。ジャニスジョップリンの生涯を描いた映画「Rose」
では、ジャニスの曲はもちろんのこと、ピアノのイントロから
始まる「The Rose」は愛とはという深い内容の歌詞から、披露宴
でよく使われる一曲。映画「フォーザボーイズ」のサントラは
第二次世界大戦からベトナム戦争と時代の流れにきちんと合わせた
選曲となっていて、戦争カメラマンである夫と戦地で再会する
シーンで歌っている「P.S I Love You」ビートルズが同じタイトル
の曲を作っているが、全然違うバラード。歌詞の中に「一日が
まるで一年のように感じます。」という手紙の歌。
ウッディアレン。そう映画監督。ジャズが大好きな監督。上記の
ベッドミドラーとの共演の映画の食事のシーンでも、さりげなく
バックでしっかりジャズナンバーを流している。とにかく、ジャズの
曲をよく使っているので、よーくバックの音楽にも耳を傾けて
みると、たくさんジャズの名曲を聴くことも出来るので、一度見て
二度目は、じっくり音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか？
上記にも書いている「ひまわり」ひまわりという花をなんとなく
明るいイメージで眺めていた人は、この映画を見た後は、ひまわり
を見てきっとテーマ曲のひまわりが流れてくるでしょう。ところが
この映画、とてもやりきれない切ない映画です。ひまわりという花
とは、思えない悲しい曲です。映画では、歌は流れませんが歌詞は
あります。今でもリクエストの多い一曲です。
ミュージシャンの人生を取り上げた映画もたくさんあります。
先程のジャニスジョップリンの生涯を描いた映画の他にも
ニューヨークニューヨークは、サックス奏者を描いていますし
恋のゆくえは、兄弟ピアニストと女性ボーカリストとの恋と
ミュージシャンの現実を見事に描いた一本です。ギター弾きの
恋は、タイトル通り。フォーザボーイズも慰問ミュージシャン
が主役ですし、他にもたくさんあります。
簡単に紹介させていただきましたが、ぜひ、映画を二回目は音楽に
耳を傾けてみると、二倍映画が楽しめます。
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