インプラスを使う

僕は別に「なにがなんでも自作」派なわけではありません。当然メーカー品の方が施工が簡単ですしね。

ただし、コスト対効果に納得がいけばですけど。

今回新居の寝室にトステムのインプラスという製品を取付けましたので、施工過程や使用感などをご紹介してみたいと思います。


*インプラスについてはトステムのホームページをご覧ください。


まず最初に窓枠の寸法を測りますが、縦横それぞれ3ヶ所測って一番短い場所の値を使います。

インプラスはセミ・オーダーメイドの製品なので、正確な寸法を測る必要があります、と言うかこれが全てと言っても過言では無いでしょう。

なんせ届いた時には出来上がっちゃっているのですから、後から大きすぎて入らないと言うことにでもなったら大変です。

 

製品の購入はインターネット上で色々と探してみた所、「窓ネットあいの風通販(以下i-kaze.netと書きます)」というショップを見つけました。一応近所のガラス店でも見積もりましたが、i-kazeさんの方が単価で約5,000円ほど安く購入できます。ただし、送料が私の場合7,000円ほどかかるという事なので、1セットのみならば近所のガラス店の方が安くすみます。(送料は実費なので製品の大きさや重さでその都度変わるそうです。)そこで今回は比較の為に寝室洋間の窓2セットをi-kaze.netさんから、和室の窓1セットを近所のガラス店さんから購入してみる事にしました。納品はちょうど商品がスマイニーからインプラスに切替った時期でもあり、通常より時間がかかったようですが、予想に反してi-kazeさんの方が早く届きました。土日、連休を挟んで実10日という所です。

 

まず、フレームを窓枠に取付けます。

枠にはシールが貼ってあるので、間違える事は無いでしょう。

実際に取付ける時は、水準器をあてて垂直を測りながら行います。

 

後はビスを打つだけ。

ただ、強く打ちすぎるとフレームが曲がってしまうので、気をつけましょう。






 

フレームが付いたところ。

 

内窓を取付けます。

後は必要によって戸車とクレセント錠の調節をします。

あらかじめ窓枠に何らかの加工をする必要も無かったので、ほんの20分ほどで完成してしまいました。

なんか呆気ないです。時間的なことを考えるとこれも良いなと思いました。

 

完成!。

性能も申し分無く、結露はほとんど無くなりました。

防音に関してはシングルガラスの仕様では「こんなもんだよねぇ」レベル(もちろん生活レベルでは十分ですよ。)ですが、実はインプラスにはラミシャットと言う3mm+3mmの2枚のガラスを防音プラスチック膜で接着した遮音性に優れる合わせガラスをオプションで選択できるそうです。


自作内窓シリーズでも3mm+3mmの自作ペアガラスは防音にかなり威力を発揮しましたので、こちらは期待ができそうです。ただし、ラミシャットはインプラス本体より高価です。それでもスタジオの防音として考えれば安いものかですので、スタジオ造りには掃出しサッシ用にインプラスを使いました。


ところで、ガラス屋さんに頼んだインプラスですが、なかなか届かないので電話して見ると、「あ、ごめんなさい。すぐ組み立てて、明日持っていきます。」との事でした。どうもとっくに届いていたのにガラスを入れていなかったみたいです。今回は1セットだけだし、取付けも自分でやっちゃうので、忙しい職人さんとしてはつい後回しになってしまったようですね。自分で取付ける自信の無い人や時間が無い人は近所のガラス屋さん、自分でやれる人はオンライン・ショップで購入するのが良いというのが感想ですね。


今回の製作費は送料、消費税込みで1セットあたり25,125円(i-kaze.net)でした。これは製品の大きさや仕様によっても、配送の地域によっても違ってきますのであくまで参考までに。i-kaze.netさんは対応も大変よくお進めですが、サイト・マップがぐちゃぐちゃで見ずらいのとMac環境では一部文字化けしてしまうのでご注意を!、早く直してくださいね。