朝鮮半島初の馬鹿なニュースがあるたびに、それを叩くブログが沢山あるので、書いてもつまらなかったからです。
しかし、このニュースを聞いて、とうとう怒りが沸点に達しました。
韓国人が対馬の国定公園内にムクゲを違法植樹 対馬市が撤去へ
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070126/03.shtml
(以下引用)
対馬市を訪れていた韓国人観光客が、同市上対馬町鰐浦の壱岐対馬国定公園内にムクゲの苗木十本を無断で植樹していたことから、
同市は二十五日、違法行為に当たるとして撤去を要請。二十六日に撤去されることになった。
韓国人らは「親善のために対馬を訪れ、記念に植えた。違法と知らず迷惑を掛けた」と話している。
苗木が植えられていたのは、韓国まで約五十キロの対馬最北端の「韓国展望台」付近。
苗木の近くに「対馬歴史探訪団」と記された看板が立てられており、異変に気付いた住民が市に連絡した。
一行は、韓国のテレビクイズ番組で好成績だった高校生十六人とスタッフら計二十二人。
番組の賞品として対馬旅行が贈られ、二十四日対馬入り。韓国の国の木であるムクゲの苗木を対馬市内で購入し、同日植えたという。
市観光商工部の長信義部長らは二十五日、一行の代表と面会。撤去を要請した上で「今後もいい関係で交流を続けましょう」と話した。
苗木は市が引き取って処分する。
(引用以上)
朝鮮人が「ムクゲ」という花を植えているのには、理由があります。対馬が朝鮮の領土だと思っているからです。
そして、これは一部の人間の妄想などではなく、組織的に行われていることが明らかです。
対馬関連の韓国系新聞の記事
http://www.geocities.jp/savejapan2000/korea/k024.html
>馬山市議会が「対馬島の日」条例を可決
>対馬は新羅の属地? 海外歴史書が存在
笑い事ではありません。彼らは本気です。
根拠はあります。この対馬という場所が、地政学的に決定的な重要性を持っており、朝鮮(このブログでは、南北朝鮮を特に区別していない。
理由は後述)が軍事戦略上にここを狙っていると考えられるからです。地図をご覧ください。
ポイントは、対馬が日本海(ロシア・北朝鮮の港がある)と、東シナ海(中国の港がある)を区切っているというところです。
地政学の用語では、こういう場所を「チョークポイント」(絞まったところ?とでもいうことか)と言っています。
これは非常に重要です。なぜなら、対馬を押さえれば、日本が対外問題を抱えている近隣諸国は日本に手出しが出来なくなるからです。
例えば、ロシア太平洋艦隊の拠点は「ウラジオストク」です。
ウラジオストクから太平洋に出ようとすると、必ず宗谷海峡、津軽海峡、関門海峡、対馬海峡のどこかを通らざるを得ません。
このうち、宗谷海峡は冬季に使いにくく、津軽と関門は狭すぎて空母機動部隊が攻撃を受けずに通ることは至難の業です。
そうなると、対馬海峡が一番のねらい所になります。
上対馬、下対馬の二つを取れば、あとは南西諸島を通って太平洋に出ることができます
(沖縄に米軍基地がある場合は、これを除去する必要がある)。
また、朝鮮・中国にとっては、対馬は陸路で日本を攻めるときの補給拠点として最適です。
ここが落ちれば、博多湾までに迎撃できるポイントがないからです。
玄界灘で敵の船を潜水艦や対艦爆撃機で狙おうにも、対馬の制空権が大陸側にあると相当困難になります。
このように、日本の防衛という観点からは、対馬というのは決定的に重要な場所なのです。
もちろん、日本の当局もその重要性はわかっています。ちゃんと、対馬に陸上自衛隊・海上自衛隊が駐屯しているのです。
もっとも、その人数は少し問題です。
「人数」ですが、陸上自衛隊の場合は約400人に過ぎず、海上自衛隊については対馬を本拠とする部隊を置いていません(佐世保管区が担当)。
もちろん他の部署が即応するということなのですが、大陸国家に対してのプレッシャーが弱いという気がします。
なにより、現行の仕組みで自衛隊を置いたところで、上のムクゲ事件のような「間接侵略」は防ぐことができません。
「間接侵略」というのは、武力以外の方法で敵国に浸透を図り、いつの間にかこれを乗っ取ってしまうことです。
日本は、この間接侵略にたいして、はっきり言ってほとんど無防備です。
この間接侵略が最も頻繁に見られるのは沖縄です。
以前、●日教組が沖縄の米兵による事件に抗議声明を出したという記事を書きましたが、
その狙いは「沖縄における米軍の活動妨害」です。
彼らだけでなく、地元の「市民」団体や、沖縄タイムズ、琉球新報といった左翼系メディアも一緒になって騒ぎ立てるのが普通です。
誰が裏で糸を引いているのか(あるいは真性のバカが本気で従事しているのか)わかりませんが、
こと米軍の不祥事については、彼らの連係プレーは見事の一言に尽きます。
そして、その間接侵略の舞台が、今度は対馬にも広がったというわけです。その発端は、冷戦の終結です。
冷戦が終結して、日本の周辺で何が一番大きく変化したのかというと、北朝鮮が孤立し始めたということです。
冷戦下では、在韓米軍に対する大陸側の盾ということで、中国やソ連が有形無形の援助を北朝鮮にしてきました。
しかし、中国では朝鮮戦争に義勇兵として参加した世代もどんどん少なくなってきた上、
「改革解放」で西側の資本を入れる必要が出てきたために、北朝鮮対策の重みが軽くなっていきました。
ソ連に至っては、国自体が消滅してしまいました。
キムイルソン、キムジョンイル親子は、狂ってはいますがバカではありません。
北朝鮮の生き残りの策をいろいろ考えたのでしょう。そして、行き着いたのが「恫喝外交」と「南側の乗っ取り」だったのです。
恫喝外交の方は、アメリカの当時の大統領がクリントンという左翼シンパの大馬鹿だったために、
うまく行きました。そして、南の乗っ取りはキムデジュン政権の樹立という形で結実したのです。
もともと韓国では、80年代の学生運動を通じて左翼勢力がかなり伸張していました。
日本で60年代に起きたこと(学生運動世代である団塊の世代は社会党・共産党シンパが多い)が、韓国では20年遅れで起こったわけです。
日本ではソ連や中国の工作だったわけですが、韓国では北朝鮮が仕掛け人だったということです。
外見も言葉も同じで、さぞかしやりやすかったことでしょう。
キムデジュンが押し進めたのは「太陽政策」と言われる、一連の北朝鮮宥和政策でした。
これが、1995年の飢饉で破滅寸前だった北朝鮮を救ったことは想像に難くありません。
そして、2003年のノムヒョン政権です。ノムヒョンは学生運動家出身の「人権派」弁護士という、
朝日新聞や社会民主党が泣いて喜ぶような人材(笑)です。
ノムヒョンは政権を取ると、「金剛山観光事業」「ケソン工業団地開発」というように、北朝鮮に塩を送るような政策を次々と実施しました。
しかし、何より重要なのは、韓国政府がノムヒョン政権になってから急激な軍拡を始めたということです。興味深いブログ記事をご覧下さい。
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韓国は軍拡中なのです
http://obiekt.seesaa.net/article/8508365.html
(以下引用)
2020年まで進められる国防改革は、現在およそ68万人の常備軍の兵力をおよそ50万人に大幅に削減する一方、
各種の陸海空の先端兵器を補強することを柱としている。
このため、向こう15年間、合わせて693兆ウォンが投入される上、このうち先端兵器の開発と購入など、
戦力の増強だけで289兆ウォンが投じられる見込みだ。
(引用以上)
1ウォン=0.15円と計算しても、向こう15年で103兆円です。巨額の投資です。
しかも、兵員は削減しながら、先端兵器の開発に力を割くと言っています。
鋭い方は、もうお気づきですよね?
あくまで私の考えですが、朝鮮は北=陸軍兵力、南=海空軍兵力という「役割分担」を行っているのです。
北朝鮮の陸軍兵力(海空軍は皆無に等しい)は約108万人で、極東の6つの国家の中では中国に次ぐ第2位です。
これに、南側のハイテク兵器を付け加えれば、日本と十分に戦えるというわけです。
首謀者はキムジョンイルでしょう。
彼の存命中に、北主導で南北を統一するという青写真が、既に出来上がっているのかもしれません。
韓国政府がそれに見事にのっかっている証拠があります。
「独島」という想像上の島の名前を冠した揚陸艦を竣工させたことです(●こちらを参照。使い物になるかどうかは怪しい船だが・・・)。
朝鮮半島では何の役にも立たない兵器です。
一体、何処の国に上陸すると言うんでしょうか。
こういう事例から、すでに南北朝鮮は一体化していると見るべきです。
だからこそ私はあえて両国政府を区別して論じるとき以外、このブログで「朝鮮」という呼称しか用いていないのです。
そして、朝鮮が標的にしているのは、間違いなく対馬です。
自衛隊が曲がりなりにもいるので、ムクゲの花を植えて、朝鮮資本のホテルを造って朝鮮人観光客を呼び込んでいるのでしょう。
たくさん朝鮮人がいついたところで、日本に左翼政権を作らせ、乗っ取りを仕掛けようというところでしょうか。
困ったことに、それを後押しするような制度まで出来てしまっています。
長崎の構造改革特区
http://www.pref.nagasaki.jp/tokku/
(以下引用)
対馬は、韓国とは地理的にも歴史的にも関係が深く、また壱岐対馬国定公園に指定されているなど豊かな自然に恵まれています。
この地域特性を活かし、現在韓国釜山との定期航路の開設を行うなど、韓国との国際交流を柱に地域振興に取り組んでいます。
今回、韓国人観光客の短期滞在査証の発給手続きの簡素化や長崎県立対馬高校における
韓国学に重点を置いた構造改革特区研究開発学校設置事業の規制の特例を導入することによって、
さらなる交流人口の拡大と、受け入れ態勢の整備を可能とし、観光振興などによる地域の活性化を推進するものです。
(引用以上)
理由ははっきりしています。朝鮮からの観光客による経済効果です。これをもって対馬の方々を責めるわけには行きません。
「そんなに言うならおまえが仕事を作れ」と言われてしまうのがオチでしょう。
それならば、対馬の経済振興を図りつつ、朝鮮による間接侵略を排除する方法はないかということが問題になるのです。
答えは「イエス」です。それは対馬を「防衛特区」にすることです。次回に続きます。