韓国高速鉄道
ktx
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これが韓国の新幹線(KTX)
下の写真は韓国が誇る新高速鉄道KTXです。
日本の新幹線に対抗し?最高時速300Kmを誇る高速鉄道。 この新鉄道開通に伴い、関連する駅やその設備は新しい物になりました。 ソウル〜釜山(プサン)、木浦(モッポ)行き等がある。 ソウル〜釜山間では、特急セマウル号を使うと 約4時間40分近くかかっていたが、KTXでは約3時間で行く事が出来ます。 |
列車の出入口はセマウル号より広く 乗りやすい。 セマウル号では出入口は狭く、我々 旅行者が大きな荷物を持って出入りする には、少しばかり不便でした。 ちなみに、このKTXの車両はフランス の鉄道会社が作ったと言う話しです。 |
KTXの車内ですが、中央の通路が狭く、 人とすれ違ったり、大きな荷物を持っての 移動には不便です。 座席は向い合わせと、そうでは無い席が 有ります。 ちなみに座席は固定式で回転する事は できない様になっています。 座席や通路に関してはセマウル号の方が 広く作られている様です。 |
これがKTXの乗車券 内容は左の解説付き写真のとおりですが、 特に日本の乗車券の内容と変わりません。 ちなみに乗車駅は ソウルの龍山(ヨンサン)駅、 降車駅は論山(ノンサン)駅 料金は16,500ウォン(約1650円) となっています。 |
このKTX、なぜか韓国国民には思ったより人気がありません。(^_^;) その理由として @高い料金の割には、思ったより早くない。 日本の新幹線と違い、専用の線路を使っているわけではなく、ほとんど在来線を共用しているので、自慢の時速300Km を出せる区間はソウル〜大田(テジョン)の一部だけとなっている A通路が狭い、大きな荷物を置くスペースが無い。 B座席が固定式なので、席が進行方向の反対側になる場合がある。 これに関しては、結構苦情があった様で、席が反対側の場合には料金割引があるそうな・・・(^_^;) また、最近は落ち着いた様ですが、運行開始当時はシステムや車両にも色々問題が多かった見たいです。 |
「JR東海の平均遅延時間は36秒です。たとえ1分でも遅れればクレームが付きます」(日本の国土交通省国際部職員・横島りゅうた氏)
韓国と日本を代表する高速鉄道「KTX」と「新幹線」。両国の鉄道関係部局は、発着時間が定刻に遅れる問題についてどう考えているのだろうか。その意識の違いを、『月刊朝鮮』9月号が報じた。
◆新幹線「たとえ1分でも遅れればクレーム」
新幹線は日本で運行されている高速鉄道だ。東京と新大阪を結ぶ「東海道新幹線」は1959年4月に着工し、64年10月に開業した。長らく国鉄が運行していたが、87年に民営化され、現在はJRが運行している。
JRは地域別に分社化されており、新幹線も運行区間によって、「JR東日本」「JR東海」「JR西日本」「JR九州」の4社に分かれている。このうち最も乗客が多い、東京と名古屋・大阪を結ぶ東海道新幹線を運行しているJR東海は、2005年の1年間に1億4350万人を運んだ。同年の新幹線全体の利用客数は3億3608人で、開業以来の合計は82億人を超える。
韓国の建設交通部と同様に、鉄道の建設・整備を含む、交通に関するすべての分野を管轄する国土交通省の国際部職員・横島氏は、日本の新幹線が他国の高速鉄道に比べ優れている点は何かという質問に対し、「東京・新大阪間は1時間に12本の列車が走っている。これだけ高密度なダイヤで運行しているのは世界でも日本以外にない。それでいて、新幹線は1964年の開業以来、乗客の死亡事故が1度も起きていない」と答えた。
横島氏はさらに、「新幹線は出発・到着の時間が1分でも遅れれば、乗客からクレームが付く。JR東海の平均遅延時間は、天災が起こった場合も含め36秒で、それだけ遅れがないということで信頼を得てきた」と強調した。
また、日本に15年住んでいるイ・テフンさんは、「日本では地震などの天災が起こったり、線路に飛び込んで自殺する人がいない限り、決まった時間に出発し到着する。列車が遅れれば、JRが「当社のミスにより、乗客の到着が遅れた」という証明書を発行してくれる。この証明書を提出しさえすれば、学校や会社への遅刻も本人の責任ではないとして不問にしてくれる。また、電車に乗っていて事故で遅れた場合には、他社の路線に乗り換えるための乗車券をくれるため、さらに料金を負担することなく、行きたいところまで行くことができる」と話した。
◆KTX「5分未満の遅れは正常な運行」
一方、韓国の高速鉄道KTXの場合、鉄道庁の資料によると、2007年上半期に運行された計2万7009本の列車のうち、出発が遅れた列車は2145本(7.9%)だった。このうち、5分から9分遅れた列車は1809本、10分から19分遅れた列車は295本、20分から29分遅れた列車は19本、30分以上遅れた列車は22本だった。ただし、1分から4分遅れた列車はこの中にカウントされていない。
KTX輸送安全管理室の関係者は「KTXは定時運行の基準を5分未満と定めているため、定刻から5分未満の遅れは統計には含まれていない。外国でもこのようなケースは多い。長距離の高速鉄道の場合、20分以内の遅れであれば定時運行と見なすところもある」と語った。
この関係者はまた、「“定刻から5分以内に出発した列車は遅延とは見なさない”という基準は、政府が投資する機関や審議委員会での議論の末に決定したもので、KTX運行部門の自主的な内規である“顧客サービス憲章”にも記されている」と話した。
さらに「2004年4月のKTX開業当時は、他の列車と同様、10分以内に出発した場合は遅延と見なさなかったが、同年10月から12月にかけて再度審議を行い、遅延と見なさない時間を5分未満とした」と説明した。
05年に運行されたKTXの列車5万185本のうち、定刻より5分以上出発が遅れた列車は3185本で全体の6%だった。また06年は5万2627本のうち、4400本(8.3%)が定刻より5分以上到着が遅れた。