土井たか子 ウイーンで赤軍派と協議
売国の朝鮮婆アである。

2007/05/11 02:15

北朝鮮の闇に消えた謎の人物の正体が明らかになった。

警視庁公安部は5月10日、新たに「よど号」グループ関係者の逮捕状を取り、国際手配の手続きに入った。

逮捕状が出たのは、これまで「小川淳」のペンネームで執筆活動を行い、現在も平壌で「よど号」メンバーらと共同生活を送っている人物だ。
画像:JNN
この男はについては、筆名の他、殆どプロフィールが分かっていなかったが、当局の調べで遂に身元が判明、公表された。

「小川淳」の正体は、熊本県出身の元神戸大生・赤木邦弥、52歳。旧姓は米村だが、今年4月「よど号」メンバー赤木志郎の実妹と正式に結婚し、名前を変えたようだ。

先月にも「小川淳」帰国の動きが出ていたが、それを見通して旧姓を隠したものと見られる。トリックめいた本名隠しのようだ。ここでは実像に近い米村邦弥(小川淳)で表記を統一する。

この米村邦弥(小川淳)は、80年代初めから欧州に渡り、数年間ウィーンで生活。そこで「よど号」グループと接点を持ち、87年4月、現地で知り合った赤木志郎の妹・美智子と共に北朝鮮に入国した。
画像:NNN
直接の容疑は、失効したパスポートを使用した旅券法違反という超微罪であるが、米村邦弥(小川淳)がウィーンで「よど号」グループと活動を共にしていた時期、有本恵子さんらが拉致されている。

米村は6月上旬にも帰国する見通しで、警視庁公安部では、日本到着後、逮捕し、実家や支援者宅など関係20ヵ所を捜索する模様だ。

【ブラックボックスの住人】

米村邦弥(小川淳)が、どのようにして欧州で活動していた「よど号」グループと関係を持ったのか、今も明らかになっていない。

他のメンバーらとは異なり、これまでは「小川淳」というペンネームによる活動しか分かっていなかったのだ。

小川淳名義では、10年以上前に日本で本も出版している。『宿命』の著者・高沢晧司氏と共同編集したマニアックな北朝鮮本『慟哭の民-1994年夏・ピョンヤン』だ。
画像:JNN
これは金日成死後の北朝鮮の様子を収めた写真集であるという。“泣き女”が総出で登場するプロパガンダ本と見られる。

高沢氏は、この本の出版経緯から米村邦弥に関する個人情報を知り得ている可能性があるが『宿命』には、ほんの1行触れられているだけだった。

ほかに、事件後ピョンヤン合流した小川淳(仮名)と赤木志郎の妹、美智子がいた。(『宿命』628頁)

また平壌で優雅に暮らす「よど号」犯の内幕を暴露した八尾恵著『謝罪します』にも小川淳はなる人物は登場しない。これは八尾恵の北朝鮮出国と米村邦弥の入国が87年に入れ違った為だ。

更に「拉致はデッチあげだ」として日本政府を糾弾している「よど号」支援者組織「かりの会」なども小川淳に触れることはなかった。

まったくの謎に包まれていた人物だったのだ。

北朝鮮というブラックボックスの住人・米村邦弥(小川淳)の存在が微かに明かされているのが、80年代の欧州を舞台にした「反核運動」の軌跡だ。

北朝鮮が影で蠢いた反核運動】

北朝鮮亡命後「よど号」メンバーは密かに海外でも活動を行なっていた。有本恵子さんや石岡亨さん、松木薫さんが対象となった拉致作戦に他に、反核運動を欧州で組織していたのだ。

83年に拉致された有本恵子さん(JNN)
70年代末から80年代にかけて欧州を席巻した「反核運動の波」は、ソ連を黒幕とした政治宣伝と見られているが、実際には、北朝鮮も不気味な動きを続け、影で支援していた。

その際「よど号」メンバーが出張し、行なっていたのが、欧州各地に留学する日本人学生に対するオルグ活動だった。

「よど号」グループは、反核の市民運動を利用して自分達のシンパやメンバーを作ろうとしました。77年の秋、田宮高麿は、自分の部屋のすぐ目の前にある応接室で行なわれる朝の会議で、「ヨーロッパに我々の思想を宣伝し、支持者を作るためのミニコミ誌を作るんだ」と言いました。(『謝罪します』175頁)

「反核」運動工作は宣伝煽動戦の名前にふさわしくまず雑誌を発行する計画からはじめられた。(略)紙名は『おーJAPAN』と名づけられた。1978年のことである。(『宿命』410頁)

その北朝鮮プロパガンダ誌『おーJAPAN』に執筆者として加わったのが、ウィーンにいた米村邦弥(小川淳)だった。参集した日本人の中でも精力的な活動を続け、それが高じて準メンバーとなった可能性が高い。

当時、北朝鮮は核兵器に密かな野心を燃やし、着々と準備を進めていた。その中、政治宣伝として「反核」を叫んでいたのだ。

核を振り回す北朝鮮の現状から見れば、矛盾する言動だが、それが政治宣伝の本質である。

問題なのは、このよど号=北朝鮮が背後で操っていた反核運動に、我が国の文化人・言論人、そして有名政治家が堂々と支援していたことだ。

【衝撃的な小川淳の歓談相手】

5月10日、テレビ各局は、米村邦弥(小川淳)の逮捕状取得を受けて一斉に報じていたが、テレビ朝日のニュース映像に奇妙な写真が紛れ込んでいた。

『おーJAPAN』の中身を撮影したショットだと思われる。小さくて解りにくいが、写真の右端に写っているのが、米村容疑者だ。そして、奥の席に座っている白い服の女性は誰か?

土井高子である。

なぜ、社民党名誉党首が、北朝鮮プロパガンダ雑誌に登場しているのか…

同じ会合を映した別の写真がある。電脳補完録さまから拝借したものだ。これも『おーJAPAN』に掲載された写真のようである。

画像:電脳補完録
ハッキリと土井高子だと分かるだろう。キャプションには1982年ウィーンとある。土井高子が社会党副委員長に登り詰める2年前だ。

座席の位置からも、賓客待遇で北朝鮮シンパのから歓迎されているようだ。「よど号」グループは無論、北朝鮮の政治宣伝集団と密接な関係にあったことを示す決定的な証拠写真でもある。

「1982年」以外に細かい日付は不明だが『おーJAPAN』は、その年、創刊4周年を迎え、新政治団体「新しい民主の波」を結成。82年3月21日にウィーン市内のレストランで結成宣言を採択している。

それを受け『おーJAPAN』の82年4月号には、結成会議開催に対し、土井高子が特別メッセージを寄稿しているという。

土井高子が連帯し、支援していたのは、単なる学生団体ではなく、朝鮮労働党の政治宣伝を行なうダミー組織だ。

このケースでは、土井高子が朝鮮労働党の隠れ議員として活動していたと誹られても仕方がない。普通の国家なら逮捕である。

【北朝鮮の影の党=社会党の暗躍】

更に、高沢皓司氏によれば、土井高子が祝辞を寄せた結成宣言は「よど号」リーダーの田宮高麿が書き上げた文章だという。自明のことだが「よど号」犯とはテロリストである。

我が国では、そのテロリストを公然と支援していた国会議員が、三権の長=衆院議長を勤め、議員年金の受給者となっていたのだ。これほど異常な事態が許されるはずがない。敵国犯罪集団の影の支援者が、血税を貰っていたのだ。

なぜ、この時、土井高子がウィーンにいたのか?

土井には説明責任があるだろう。当時のウィーンは「よど号」グループの海外活動拠点であったと同時に、北朝鮮の謀略拠点でもあった。東西冷戦下で、オーストリアは東側スパイ組織による西側への窓となっていたのだ。

更に、北朝鮮の政治謀略としてキャンペーンを続けていた反核運動には、土井高子に限らず、社会党も全面的に参加していた。記録を調べると、82年3月22日から飛鳥田委員長(当時)ら6人が訪欧。4ヵ国の社会主義幹部と接触している。

訪欧団は、82年5月に日本社会党の肝いりで大々的に開催された「反核東京国際会議」への参加を呼びかけるためであった。その大規模会議には朝鮮労働党の代表も参加している。

北朝鮮の工作活動と符合する動きだ。当時の社会党が北朝鮮の意向を受け、政治キャンペーンに乗り出していた証拠でもある。

【今こそ社会党と北朝鮮の闇を暴け】

5月10日の米村邦弥(小川淳)逮捕状取得を受け、有本恵子さんの母・嘉代子さんが神戸新聞のインタビューに答えている。

「拉致のことも知っているはずだが、これまで帰国したよど号関係者は、拉致関与を認めたメンバーの元妻以外は誰も語っていない。向こうに仲間が残っているから、しゃべらないのだろう」

何回も煮え湯を飲まされてきた有本嘉代子さんの気持ちも理解できる。 「よど号」関連では、公安の捜査もメディアの追及も弱腰だ。どこまで米村容疑者が、ウィーン工作の背景を知っているか…
画像:NNN
石岡享さんと松木薫さんに対し、森順子らが小旅行に誘った先もウィーンだった。そこが拉致工作の拠点になっていたことは明らかだ。

一方で、小川淳らの『おーJAPAN』の活動、北朝鮮の反核宣伝と日本社会党が連携していたことも重大だ。米村容疑者を追及すべき点は、その闇部分にある。

実際に、ウィーンで土井高子は何を語っていたのか?そして、北朝鮮の政治謀略とどう関係していたのか?

公安が米村容疑者を通じて追及すべきは、今も安穏と暮らすテロ支援者・土井高子だ。

そして、現在の社民党本体や民主党移籍組が引き継ぐ北朝鮮闇利権そのものにも、捜査の手を伸ばす必要がある。

今こそ、日本社会党と朝鮮労働党の共同謀議を暴き出せ。


参照:
電脳補完録『よど号:合流した男、6月に帰国 警視庁は逮捕の方針』

nyt.trycomp.com/modules/news/print.php?storyid=6241

神戸新聞5月10日『有本さんの母「解決期待できず」元神大生帰国へ』
www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000330342.shtml