中国が朝鮮半島を併呑する可能性
中国が7月に入ると一気に外交攻勢を仕掛けてきた。
まずは胡錦涛主席がロシアを訪問して中ロ首脳会談を行った。
プーチン首相との会談では、今後、中ロが戦略的なパートナーを結び、アメリカの1極主義に反対することを約束した。
またロシアの石油を中国に優先的に提供することに合意した。
これは先月6月に、中ロの最重要課題の国境問題を解決し、トゲを抜いたことで可能になった。
これからは中国東北部(昔の満州)の大規模開発に、中ロが共同して行うという。
さらに中国の雲南省の昆明では、7月4日から「メコン川流域開発計画(GMS)」の第2回首脳会議が開催された。
この会議に出席したのは中国の温家宝首相である。
海軍力の弱い中国は、南シナ海ではなく、メコン川を交流路として整備し、東南アジアに経済進出する主要ルートとした。
このためメコン川の急流にあった危険な岩は爆破され、メコン川のいたるところに新しい港が建造された。
その港には内陸部に向かい新しい道路が建設された。
それらの大工事は中国の経済援助で行われた。
これでメコン川流域のミャンマー、ラオス、カンボジア、タイ、ベトナムでは、中国製品が溢れるようになった。
今回のメコン川首脳会談で、温家宝首相はさらなる援助を約束した。
タイには中国が輸入した野菜の代金として、装甲車132両(約43億円)を提供するという。
またミャンマーには中国の資金援助で、昨年3個所の水力発電所を完成させたが、さらにラオスを加えて、水力発電所の建設を約束した。
これでミャンマーだけでも総電力の6割を中国が援助したことになる。
中国はミャンマーに石油パイプラインを建設している。このパイプラインを使えば、中東の石油がマラッカ海峡を通ることなく、
安定して中国の雲南省に陸上輸送することが可能になる。
中国はマラッカ海峡の米海軍が脅威と考えている。
さらにプーチン首相と首脳会談を済ませた胡錦涛主席は、中央アジアのカザフで開催された上海協力機構の首脳会議に臨んだ。
中国、ロシア、中央アジア4カ国で作る上海協力機構では、中国が中央アジアの治安対策に協力するかわりに、
キリギスから中国が石油や天然ガスの供給を受けることを発表した。
アメリカに対しては、中央アジアから米軍の撤退する時期を公表するように迫った。
ロシアや中国と隣接する中央アジアは、アメリカの経済援助や軍事力より、隣の大国を意識するしかない。
このように南方はメコン川流域開発で、南を固めた。
そして北はロシアとの戦略パートナーの関係を固め、中国東北部の開発を共同で行う。
さらに西では上海協力機構で中央アジアに、親中・反米関係を築くことに成功した。
そして最後の仕上げは、東方に向いた朝鮮半島を支配する準備を進めている。
中国が朝鮮半島を影響下に入れれば、日本は脇腹にナイフを突きつけられたほどの脅威となる。
中国はいかにして朝鮮半島を支配するのか。次回はそれを指摘したい。
歴史を見ると、朝鮮やイタリアのような半島国家は、大陸から押し寄せてくるグランドパワーと、
海洋国家から押し寄せるシーパワーが、押しあって覇権を競う要衝となる。
ロシアや中国が膨張すれば、朝鮮半島は陸路や海路を使って、容易に海に進出できる地政学上の特徴がある。
逆に日本やアメリカのような海洋国家が膨張すると、朝鮮半島は大陸への橋頭堡や進出口になる。
その朝鮮半島で奇妙なことが起こり始めている。
すでに北朝鮮では産業インフラは壊滅的にマヒしている。
電気はないし、電話網も整備が遅れ回線数も乏しい。
また道路や鉄路の輸送力は期待できない。
そのような北朝鮮に中国の投資が急に増え始めた。
2000年には年間で4億ドル程度のものが、04年には15億ドルに増加している。
これは韓国が北朝鮮に投資するおよそ2倍である。
日本が朝鮮半島を併合して統治したときは、朝鮮半島の北部にある地下資源を活用し、工業化で開発する植民地政策を行った。
そのような地下資源に目を付けた中国が、新しく北朝鮮に工場を建設し、地下資源などの輸入を拡大しているのだ。
北朝鮮に大量の埋蔵量があるといわれる鉄鉱石は、04年は60万トン、05年は100万トンを中国に輸出する契約を結んでいる。
必要な茂山鉱山の設備投資では1億元(約13億五千万円)を中国が負担した。
投資や貿易だけではない。中国領内の北朝鮮国境に近くには朝鮮民族が住む朝鮮族自治区がある。
かつて、日本の植民地統治を嫌って、中国東北部に逃げてきた人たちだ。
その朝鮮族に対して中国政府は、朝鮮族は中国民族の一部という教育を強化している。
具体的には高句麗王朝は朝鮮族の古代王朝ではなく、中国に属する王朝であるという歴史観である。
これを拡大すれば、朝鮮族が住む今の朝鮮半島は、古来から中国人が住む中国の領土という解釈が可能になる。
この説に韓国政府は猛反発しているが、北朝鮮が問題視する姿勢は見られない。
むしろ中国の経済進出を援軍と称え、投資や工場誘致を救世主のように歓迎している。
中国はメコン川を開発して東南アジアに中国の経済圏を確保した。
中央アジアの国とは、イスラム過激派の拡大を防ぐことで同盟を確立した。
さらにロシアとは戦略的パートナーとして、軍事関係の強化を急いでいる。
最後に残った中国の東に位置する朝鮮半島は、軍事力を頼らず併呑する長期戦略のようである。
これが中国伝統の技である。
東北工程の最終目的はそこに集約される気がします。
北朝鮮のミサイル発射はロシアの謀略である
ロシア と中国が協力したら朝鮮は抵抗できないであろうな。
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華人仲間から聞き出した情報
http://izanam.iza.ne.jp/blog/entry/48132
私が華人仲間から聞き出した情報をお伝えします。
ただし、以下の情報は、全て「伝聞」の域を出ませんので、お読みの際は、「…という噂」、
「…らしい」または「…か?」を必ず文末にお付け頂きますよう、お願いいたします。
・吉林省撫松県の長白山空港は、観光客誘致の空港と名乗っているが、
実はいつでも軍用空港に転用できるように設計されている。
・長白山麓には、「観光開発」名目で、多数の重機が結集している。
・すでに大陸中國では、「白頭山」の名称を使用することは禁じられ、
新たに「長白山」ブランドの使用募集が始まっている。
・金正日の病状は、かなり「憂慮すべき状態」になっている。
・Xデーは、金正日の死亡直後。
・金体制の継承を巡って跡目争いが発生するのに乗じて、
「治安維持」名目で、人民解放軍が朝鮮領内を制圧する。
・人民解放軍はそのままさらに南下を続け、38度線を越え、
ソウル市内に侵攻し、漢江北岸までを押さえる。
・在韓美軍は司令部を予め江南区に移しておき、
「その日」に備える。
・すでに中國と美國の間では、かなり具体的なところまで話が付いている。
・一方、中國とロシアの間では、アムール川の国境紛争解決から、
まだ時間がたっていないこともあって、交渉は難航している。
・交渉解決のため、中國側は羅先特級市と清津市の不凍港2港をロシア側に割譲する用意がある。
(北朝鮮東北部の港は、中國側にとっては海上輸送のために半島を大回りする必要があり、メリットがない)
・中國の「東北工程」の研究論文はすでに出来上がって(刷り終わって)いるが、
この理由のために、来年まで一時的に封印されている。
・北朝鮮の西岸(黄海側)北部には良港がないので、
旅順港などに浚渫船や、ボーリング資材運搬船を集結させている。
・中国が今、朝鮮から一番ほしい物は鉄鉱石。
・レアメタルは「出れば儲け物」という考え方。
・朝鮮半島北側は「朝鮮族自治区」にはしない。
場合によっては中央政府直轄の「特別区」にする。
・「??」と言う市名は廃止し、「漢城」とする。
・汝矣島は南北どちらにも属さない「緩衝地帯」とし、
現在の「板門店」の機能を移転させる。
・朝鮮半島南側は国連の信託統治下に於いて
「韓國人の自治政府」の存在を認める。
・ただし、自治政府は独自の外交権・軍事力を持つことは出来ないものとする。
・自治政府は全羅道に置く。
・鬱陵島は中國領とする。
・竹島の領有権問題については、中・美・日で改めて協議する。
(中國が釣魚島問題とセットにしてくる可能性もないではないが、
臺灣がからむので、中國はイキナリは持ち出しにくい)
・半島北側の朝鮮民族は、「中華人民共和國 國民」ではあるが、
共和國内への自由な移動は認めない。
・半島南側の韓民族は「韓國人による自治」が認められている以上、
「難民」として、いかなる國への亡命も認められない。
・済州島は中・美両國で協議の上、帰属を明らかにする。
・対馬は日本領。
・新たなEEZについては、新体制が定着した後に、中・美・露・日で改めて協議する。
私の意見
この話はまったく同じことが昨年 12月に報道されていますね。
済州島の処分も同じ案だった。
確か5027さんのブログだった。
ここだた。
この時期だから敢て東北工程を検証する。
http://victoria.iza.ne.jp/blog/entry/54057/
まったく同じ内容が複数 語られると現実味を帯びますな。
いよいよ旧宗主国がお出ましになるかな?
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