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驚愕の中国製有毒食品の実態(1)


中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(1)

 【大紀元日本1月31日】安全性が疑問視されている中国製食品による深刻な健康被害が昨年末から日本で発生していることがわかった。千葉と兵庫で中国製冷凍ギョーザを食べた10人が下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴え、そのうち5人が一時意識不明の重体となった。食べ残しからは、毒性の強い有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出された。北京五輪を前に、中国の「食の安全」への懸念がさらに強まるとともに、最初の被害が1ヶ月前に発生しており、関係機関の対応の遅さや認識の甘さ、輸入食品の依存度の高さなど、日本政府としても対応が迫られるのは必至だ。

 千葉・兵庫の両県警は、製造過程で混入したとみて業務上過失傷害と食品衛生法違反の疑いで捜査、輸入元の日本たばこ産業(JT)子会社「ジェイティフーズ」(東京)に立ち入り調査した。JTによると、当該の食品は、中国河北省の天洋食品が製造した。千葉県と兵庫県で冷凍餃子を食べた消費者に、嘔吐(おうと)、めまいなどを伴う重大な健康影響が昨年末から今年にかけて3件発生したという。JTでは「有機リン系殺虫剤が混入した原因などは調査中」(岩井睦雄取締役)としている。

 中国製有毒製品の問題は昨年から頻発しているにもかかわらず、事態を悪化させたことに、関係機関の対応の遅さや、中国製食品への実態に対する、企業の認識の甘さなどがあったのは否めない。

 記憶に新しいところでは、昨年12月3日、中国雲南省昭通市の小学生4人が通学途中で、売店から買ったインスタントラーメンを食べたところ突然腹痛などの症状を訴え、病院に搬送されたがまもなく死亡した。

 昨年9月、中国で336人が抗生物質を基準値以上含有する豚肉を食したため、食中毒を引き起こしたという。中国では、がん発生の40%は飲食によるものだという。また、食べ物の残留農薬および化学添加剤による中毒患者数は毎年10万人を超えているとし、飲食が原因で病気になった人は3億人だという。

 生活の基盤となる食の安全の問題であるだけに、中国製有毒食品は中国国内のネット掲示板でも話題になった。ある掲示板では昨年、50種類以上の中国有毒食品を挙げ注意を呼びかけた。これらの有毒食品を食した場合、人体に対する影響は、貧血、虫が湧く、発ガンをもたらし、最悪の場合、死に至るという。本紙では、数回に分けてこれらの食品を紹介する。

 中国国内インターネットで挙げられた有毒食品の一覧は次の通り:

 1.有毒豚肉

 

成長周期および生育率を向上させるために、ホルモンおよび抗生物質などの注射は不法商人の常套手段だ。
一方、病死した豚からの豚肉、腐敗した肉、大量の水を強制的に注いだ肉、寄生虫のある肉などについて、防ごうとしても防ぎきれないのだ。

 また、豚の飼料に塩酸クレンブテロールを添加したことは、さらに民衆を恐慌状態に陥れた。
塩酸クレンブテロールは豚の赤身のたんぱく質合成および脂肪減少を促すことができ、豚肉の赤身の増加率を向上させることができるが、人体対して、
目眩、吐気、手足の振るえ、心悸亢進をもたらし、特に高血圧、心臓病の人には、最悪の場合は心拍停止になり、死亡に至る場合もあるという。

 2.有毒アヒルの血

 動物
の血液の中に、アヒルの血液がもっともソフトで、美味しいものだ。
しかし、アヒルの血はすべての人に提供するのに数量が足らないことから、牛の血に洗剤と味の素を入れ似せて、レストランへ大量販売する。
さらに、安価な豚の血、または他の動物の血液に工業用塩を加えて出来上がり。工業用塩は人体に対して、有害の亜硝酸塩を含んでいるため
内臓、消化系統の慢性中毒をもたらし、しいては、急性食中毒をもたらすこともある。

 3.有毒羊肉

 

羊は屠殺される前にアトロピンの注射を受けているため、肉質は明るく艶がよく見える上、
羊は喉が渇くため、大量の水をのむから、重量が増し販売側にとって有利だという。

 4.有毒しん粉

 

劣質のしん粉に工業用漂白剤として使用されるフォルムアルデヒドジ硫酸ナトリウムを添加して白くできるほか、防腐およびコシを増強することにもなる。
人体に対して、アレルギー、食中毒を引き起こし、発ガンをもたらす。古くなった品質の悪い米自体は、
すでにアスペルギルス・フラーブスの発ガン性物質を含有していることから、
フォルムアルデヒドジ硫酸ナトリウムが入るとさらに毒性が増す。

 5.有毒小麦粉

 

増量するためにタルクを添加して、白くする。タルクの主成分は、四酸化マグネシウムと珪酸マグネシウムなどだ。
四酸化マグネシウムの性質は比較的に安定しているが、珪酸マグネシウムの性質は不安定であり、発がん性がある。

 

長期にわたり貯蔵された古い米が含有する基準値以上のアスペルギルス・フラーブスは、280℃の高温でも生存できる。工業用油を用い
、古い米を「加工」すると、新米のように透き通るようになる。
人体に対する影響は、下痢、目眩を引き起こし、多く摂食した場合、がんをもたらす。

 7.有毒雑穀

 

有毒米と同様なやり方で、古い粟とトウモロコシの粉を漂白する。

 8.有毒(油条)揚げパン

 

揚げパン材料の中に洗濯用の洗剤を添加することで、揚げた時によりサクサク感が得られ、小麦粉の節約ができる上、揚げパンは美味しく見える。
一方、使用する油は地下溝に溜まった生ごみの油を再製したものだ。
このような油を多く摂した場合、大脳および神経細胞に対して悪影響を与え、痴呆症をもたらす。

 9.毒キクラゲ

 

すでにカビが生じた腐敗、変質したキクラゲを墨汁などに漬けてから、
砂糖、澱粉、硫酸銅、硫酸マグネシウム、にがり、尿素、明礬、アンモニア水などの有害物質を加え、乾燥させて完成する。
場合によって、セメントを加え、虫よけのために農薬として使用されるリン化アルミニウムを添加する。毒性の強い発ガン物質が含まれている。

 10.有毒白いキクラゲ

 
1日1回、硫黄を使用し、白いキクラゲを燻す

硫黄は白いキクラゲをさらに白くすることができる。
硫黄には鉛或いは砒素という重金属が含まれており、人体の肝臓、腎臓に損傷をもたらす。

 11.有毒酒

 

単純に工業用アルコールと水を混ぜた有毒酒は、メタノール含量は数倍高い場合が多い。
中毒者は、意識不明になり、大脳の組織は程度違いの損傷を受け、視神経も損傷を受ける。
死亡に至ることもある。中国大陸では、この種のものは蒸留酒の「白酒」として販売され、製造は簡単で儲かるという。




豪州ビクトリア州は、基準値を大幅に上回る有毒化学物質を含有する3種類の中国製歯磨き粉の輸入を禁止した(Jose CABEZAS/AFP/Getty Images)

豪州:中国製歯磨き粉から有毒物を検出、輸入禁止へ

 【大紀元日本9月6日】豪州ビクトリア州はこのほど、中国製の歯磨き粉から致死量の有毒物質ジエチレングリコールが検出されたとして、3種類の中国製歯磨き粉の輸入禁止を発表した。胡錦濤・中国国家主席がアジア太平洋経済協力会議(APEC)に参加するため、豪州を訪問中の出来事のため、同主席の言動が注目されている。

 中央社によると、ビクトリア州はこれまで、中国製の玩具、ペットフード、タイヤ、水産品などの商品に対して、回収命令を下している。今回、中国製歯磨き粉から人を致死させる可能性のある有毒物質ジエチレングリコールを検出したことから、輸入禁止に踏み切ったという。また、輸入禁止の対象とされた歯磨き粉を販売した場合、6万1350豪ドル(約586万円)の罰金を科されることになるという。

 ジエチレングリコールは工業用溶剤や、塗料、不凍液などによく使用されており、経口摂取すると、腎臓および肝臓に障害を起こす有毒物質である。

 APECに参加するために、3日から豪州を訪問中の胡錦濤・国家主席はいずれ、中国製製品を「防衛」する言動があるとみられる。中国は豪州の最大の貿易パートナーである。

 中国政府はこれまで、世界各地で中国製商品が回収された動きに対して、不公平かつ偏見のある行動だと批判し、保護貿易主義だと主張している。