インド共和国
インド共和国(略称:インド、英語:Republic of India)は南アジアに位置し、
インド亜大陸の大部分を占める連邦共和国である。
パキスタン、中華人民共和国、ネパール、ブータン、バングラデシュ、ミャンマーとは陸上で、
スリランカ、モルディブ、インドネシアとは海上で国境を接する。
南アジア随一の面積・人口を持つ地域大国である。
10億人を超える国民は、多様な人種、民族、言語、宗教によって構成されている。
州境を越えるとまったく違う言語が話され、それぞれの文化芸術があるため欧米ではよく「インドは国と言うより大陸である」と表現される。主な言語だけで15を超えるためインド政府が発行する紙幣には17の言語が印刷されている。
ヒンドゥー教徒が最も多く、ヒンドゥー教にまつわる身分制度であるカースト制度の影響や差別は今でも残っており、クラス(階層)や貧富の差が非常に大きい。このように多様な人々が存在するためインド人をひとまとめにして理解するのは難しく、貧富の差については「インドは貧しい国ではなく、貧しい人が多く住む国である」などともいわれる。
1947年のイギリスの植民地から独立の際、それまでのインドは、インドとパキスタンに分裂した。
その後、パキスタンの飛び地となっていた「東パキスタン」がバングラデシュとして独立している。
5000年の歴史と10億人を超える人々。
その長い歴史の中で、今に残る数々の世界遺産やインド独特の文化が人々の暮らしとともに育まれてきました。
国土は日本の約10倍近くもあり、北には世界の屋根ヒマラヤ山脈がそびえ、西にはタール砂漠、中央にはデカン高原、南にはインド洋、ベンガル湾、アラビア海の3つの海に囲まれた悠久の大地が広がっています。
そこに暮らす人たちも様々で、それぞれに個性が強い人間や集団がひしめき合い、いろいろな価値観や生き方を見せてくれます。
インド国内には現在27箇所もの世界遺産が登録されています。
代表的なインド世界遺産にはムガル帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンが妃のために22年の歳月を費やして建てた愛の記念碑、タージマハール、ヤムナー河沿いにそびえる赤砂岩の城、城壁内部には緑の中に宮殿が建ち並んでいるアグラ城がある。
またインド世界遺産であるカジュラホの寺院郡は寺院内部や外壁を埋め尽くす男女の官能的な彫刻は世界的にも有名である。
西・南・東郡に別れた寺院郡は、西軍が最も大きく、主な寺院が集中しています。
インドの南部には中央アジアや中国、日本の古代仏教壁画の源流となった
アジャンタの色彩豊かな石窟寺院や、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の石窟寺院が大小併せて34窟ある
壮大なエローラ石窟寺院が世界遺産に登録をされており、見ごたえがある。
インドの魅力は世界遺産だけではなく、多彩なお祭りも魅力がある。
様々な民族や宗教の入り混じったインドでは、1年を通して数多くのお祭りが催されています。
宗教的なものから、季節の移ろいを祝うもの、国をあげて盛大に執り行われるものや一部地域だけでひっそりと行われるものまで
内容も多種多様である。
お祭り以外にもインドの本場の味、文化も魅力的である。
カレー、紅茶、ヨガ、アーユルヴェーダなどインドで生まれ世界に広がったものは数知れない。