Promise Ring エモコアの元祖的バンド。
疾走するリズムとなきメロとへたれボーカルで
一気にそのスタイルを作った。
まぁ、細かい紹介はよーわからんので省略。

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Nothing Feels Good

スピード感に溢れた2ndアルバム。
青臭さ満開。
その後の洗練された感覚はなく、ひたすらに青い。
そして乾いた感じ。
小学生の頃の夕焼けみたいな雰囲気。
どうしようもなく純粋で、どうしようもなく無力だった頃。
無力であったがゆえに甘い希望を持ちえた頃。
そういった子供の頃の不思議な魔法にかかりたい人はぜひ。
一人甘酸っぱいノスタルジーを噛み締めましょう。
Very Emergency

一気にスピード感が落ちてさらにそのポップセンスに磨きがかかった3rd。
やけくそチックに街中で大声で一人唄うような楽しさと、
気が付いたら涙が出ているような切なさの絶妙なバランス。
歩くと走るの間のようなスピード感が心地いい。
J.Robbins必殺の歌心も健在。
スピード感を落とした曲は別プロジェクトvermontと感触が近い。
非常に楽しく、そして切ないアルバム。
全10曲捨て曲なしの高品質ポップソングス。
笑って、そして泣きましょう。
ジャケットのおやぢが怪しい。

S.O.S, Very Emergency!
WOOD/WATER

連中のラストアルバム。
これを最後に解散してしまう。

最初に言っておくけど、
もしも買うなら断然日本盤がいい。
ボートラのAll Good Soulsがとにかくいいのだ。
向こうではStop Playing Guiterのc/wに収められているため
事実上Promise Ring最後の発表曲ということになる。

アルバムとしては疾走感など完全に無くなって
一種枯れたような落ち着きとやさしさをみせる音になっている。
とにかくこの感覚が心地よい。
まるでジャケットのようにやさしい世界なのである。
瑞々しいという言葉がよく似合うと思う。
音の全てが生きている。

穏やかながらも力強い。
語られる言葉全てが突き刺さり包み込まれる。
この瞬間を生きていること。
これからの瞬間を生きていくこと。
その全てに希望を持って。