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Anahata
絶妙な間合い。
この一言に尽きる。
全体としてはジャズとハードコアを合わせたポストロックなんだけれども、
なにがすごいって絶対に間をはずさないドラム&ベースがすごい。
そしてそれに絡むからこそサックスやギターやボーカルの魅力もなお際立つ。
この音の数を極力少なくした絶妙な間合いの取り方はまさに武士道の世界。
「寄らば斬るぞ。」
そんな感じがする。
そして徐々にその間合いが詰められていく緊迫感。
全体としてはそんなばりばりに緊迫感のある音ではないのだけれども、
まるで剣術の達人ならば例え飯を食っているときでさえ
うかつに間合いに入れさせないような隙のなさ。
虚空を切り裂く、
まさにその言葉が良く似合う。 |