FUGAZI Pearl Jamのインタビューでなんか絶賛されていたので買ってみた。
そんとき買ったのがEND HITS。
最初はなんかよくわからなかったが聞き込むほどに良くなっていった。
決定的だったのがTHE ARGUMENT。
これを聴いたとき全作品を集めようと思った。
以降気が付けば心のバンドに。


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13SONGS

最初に出した2枚のEPをまとめたもの。
事実上の1stアルバム。
1曲目のWaiting Roomのイントロのベースが印象的。
そのほかにもBulldog FrontとかGive Me The Cureとか名曲多し。
ただ、もともとEPをあわせたものなので統一感はあまりない。
シンプルで荒削りな感じ。
REPEATER

最高傑作の呼び声高い2nd。
とにかく緊張感の緩急の付け方がうまい。
1-3曲目までの流れは完璧。
アルバム全体として非常にまとまっている。
ストイックで無駄を徹底的にそぎ落とした音。
そこにFUGAZIの真骨頂がある。
ちなみに3SONGSというEPも抱き合わせられている。
STEADY DIET FOR NOTHING

2ndから1年ほどのインターバルで出された3rd。
はっきり言ってREPEATERの残り物的な感じがする。
確かにかっこいいアルバムだけれどREPEATERと比べると落ちてしまう。
そこら辺が残念。
全体的に暗くて地味な印象。
でも聞き込むとかなり味が出てくる。
ラストのKYEOは名曲。
in on The Kill Taker

アグレッシブな攻撃性と静かな叙情性を発展させた4th。
1曲目や4曲目のアグレッシブなナンバーはほんとかっこいい。
そしてラストの曲は聴いていてかなり悲しい気分になる。
今までにはなかったタイプの叙情性。
ポストハードコア〜エモ的なアプローチをしている作品なので
かなり聴きやすいと思う。
Red Medicine

バンドとして結構混乱していた時期だと思う5th。
前半の前作のようなアグレッシブなナンバーから後半に入ると
いっきに音響的なアプローチへと近づく。
確かにかっこいいけれども手が込みすぎている感がある。
音響系のアプローチをしているところに試行錯誤が見える。
もがきながらひたすらいい物を作ろうと努力したみたいな感じ。
バンドとしてのターニングポイントに当る作品だと思う。
でもかっこいいけど。
END HITS

前作のごちゃごちゃした感じから一気に無駄をそぎ落とした6th。
とにかく一切の無駄な贅肉のない音。
完全に研ぎ澄まされている。
REPEATERに今までの作品で培った技術をフル投入したような作品。
ドラム・ベース・ギター、この基本だけでほとんど構成されているサウンド。
シンプルに聴こえるけれどもとても気安くまねできる音ではない。
彼らのもつ本来の姿がここにあると思う。
最高傑作のひとつに数えるべき名盤。
INSTRUMENTAL(soundtrack)

同名のドキュメンタリービデオにあわせたサントラ。
デモトラックとか未発表のセッションとかを抱き合わせた作品。
まさにFUGAZI舞台裏という感じ。
これを聴いていると彼らの曲ってまずはベースから作られていくんだなぁと思う。
まぁ、ファン向けのアイテムっていうところですな。
furniture(single)

FUGAZIが出した2枚目のシングル。
(1枚目は3SONGS)
THE ARGUMENTと同時発売。
初期に作られたというfurnitureは昔のハードコア的な感じを持った曲。
STEADY DIET FOR NOTHINGあたりに収録されてそうな感じ。
次がインストでこれはTHE ARGUMENTで見せたツインドラムを生かした曲。
疾走感があってかっこいい。
そしてラストは彼らとしてはもう珍しくなった絶叫系ハードコアナンバー。
ちなみに3曲で10分切ります。
THE ARGUMENT

音響系アプローチすらも消化してしまった7th。
直球的なハードコアはないけれども迫力十分。
ツインドラムが凄くよく効いている。
そしてベースが凄い。
テクニックではなくその存在が凄い。
これだけ屋台骨がしっかりしていれば出来る作品が悪いことなどはありえず。
今までのFUGAZIの集大成。
よくもここまで完全に今までのキャリアを消化したと思う。
とんでもない名盤。