explosions in the sky とあるサイトの掲示板でこのバンドの来日ライブがあることを知ったのがきっかけ。
興味を持って買ってみたらやられた。
すばらしすぎた。
後にFUGAZIの前座を務めたという事実発覚。
しかもそん時一緒に前座をしたのがENGINEDOWNという豪華さ。
非常に暑っ苦しい演奏が聴けます。

戻る

Those Who Tell the Truth Shall Die, Those Who Tell the Truth Shall Live Forever

タイトルの長いセカンドアルバム。
タイトルが示す通り、このアルバムのテーマは生と死。
全体に漂う暗い空気を轟音が切り裂く。
怒りと悲しみと絶望と希望。
これらが超高度な融合を遂げた作品。
怒り狂ったように叩きつけるドラムに心震える。
まさに感情を爆発させるような轟音。
ジャケットもかなり強烈。
まるで脳内に直接響かせるような熱い演奏がすばらしい。
Mogwaiとかと同列にいるようで全く異質のバンドだと思う。
ここまで悲しくも美しい轟音を熱く鳴らせるバンドを他に知らない。
結局最後に残るのは希望か絶望か。
THE EARTH IS NOT A COLD DEAD PLACE

ジャケット一面にTHE EARTH IS NOT A COLD DEAD PLACEと書きまくる今作。
とにかくすばらしすぎる。
前作は生と死がテーマだったけど、これは希望がテーマ。
とはいっても口先だけの生半可なものではない。
轟音を封印しアルペジオの絡み合いで表現される世界。
今にも消えそうな希望を絶望に沈みながらも拾い続ける。
そんな感じがする。
絶望に沈みそうになる希望を必死に抱き続ける。
馬鹿一辺倒のようにアルバム一枚でずっと同じことの繰り返し。
しかしながらただ希望を抱き続けるなんていうことは簡単なことだろうか。
まさに気迫を全身から振り絞るようなエモーション。
これは45分間馬鹿の一つ覚えのようにただ希望を鳴らし続けた彼らの勝利。
たとえ明日死ぬとしても、
たとえどれだけ傷つけられたとしても、
たとえどれだけ絶望のふちに立たされようとも、
「この世界は冷たい死んだ場所じゃない。」
ただひたすらに感動、感涙。
名盤。