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More adventures in lying down ねっころがりながらの冒険と銘打ったとおり この作品で見られる世界はビブラフォンに彩られた夢の世界のようである。 音楽は景色の再現にもっとも神経を集中しており、 エモーショナルな要素は非常に少ない。 しかしながらそれを補ってあまりあるほど想像力を喚起させる。 安直にドリーミーな世界を表現したわけではなく、 ただなんとなく不思議な世界。 家の玄関を開けたらそこは駅で、 そして電車に乗ったらそれがいつの間にか飛行機に乗っていたっていう感じ。 繋がっているんだけれども不思議な夢の世界を旅した後、 間に挟まれる波の音のようなノイズに浸る瞬間が最高に気持ちいい。 |
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Ur-Klang search まるで氷の洞窟の中にある透明な湖。 澄み渡っていて一切の汚れがない。 そんな前作よりもバンド色、 そしてハードコア色の強くなった作品。 あまりにも澄み切りすぎていて、 そこには生き物の気配などまるでないそんな感じの世界。 無駄の一切を排したビブラフォンの響きは冷たく美しい。 ここに表現されるのはそういった氷のような永久不変の世界である。 気分はまるで幻の秘境に辿り着いた探検隊。 ハードコア特有の聴き手に対するヒリヒリした緊張感も持ちつつ、 一切の人の業を排除された美しく冷たい世界。 そして何気に日本盤のボートラがかっこいい。 |